竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

八朔や今日あきらかに風に色 吉田成子

2020-08-01 | 今日の季語



八朔や今日あきらかに風に色 吉田成子

旧暦の八月でなければ成り立たない句
初秋の空に新しい色をみた
夏空とは明らかに違う風と空の色
(小林たけし)

【八朔】 はっさく
◇「八朔の祝」
陰暦八月朔日の略。陽暦では9月初旬に当たる。農作業も終わり、秋の稔りを期待する時期で、八朔盆、八朔節供、たのみの節供などの行事が行われた。

例句 作者

八朔や扨明日よりは二日月 蕪村
八朔の酔野に出でてさめにけり 高田蝶衣
雲井なる富士八朔の紫紺かな 飯田蛇笏
八朔やあかつきかけてつよき雷 新保旦子
八朔や東に生れて礼うとき 大石香代子
八朔や馬ことわりて徒でゆく 西野草几
コメント    この記事についてブログを書く
« うち添ひて妹山背山滴れり 上... | トップ | 再会にはねあがる語尾葛ざく... »

コメントを投稿

今日の季語」カテゴリの最新記事