八朔や今日あきらかに風に色 吉田成子
旧暦の八月でなければ成り立たない句
初秋の空に新しい色をみた
夏空とは明らかに違う風と空の色
(小林たけし)
【八朔】 はっさく
◇「八朔の祝」
陰暦八月朔日の略。陽暦では9月初旬に当たる。農作業も終わり、秋の稔りを期待する時期で、八朔盆、八朔節供、たのみの節供などの行事が行われた。
例句 作者
八朔や扨明日よりは二日月 蕪村
八朔の酔野に出でてさめにけり 高田蝶衣
雲井なる富士八朔の紫紺かな 飯田蛇笏
八朔やあかつきかけてつよき雷 新保旦子
八朔や東に生れて礼うとき 大石香代子
八朔や馬ことわりて徒でゆく 西野草几
八朔や扨明日よりは二日月 蕪村
八朔の酔野に出でてさめにけり 高田蝶衣
雲井なる富士八朔の紫紺かな 飯田蛇笏
八朔やあかつきかけてつよき雷 新保旦子
八朔や東に生れて礼うとき 大石香代子
八朔や馬ことわりて徒でゆく 西野草几
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