竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

噴水の天辺にまだ忘れもの 流伴

2017-05-24 | 
噴水の天辺にまだ忘れもの



噴水の幟方はさまざまだが
思い切り高くいせいよく伸びあがって
しばし留まるような一本の柱みたいなものが好きだ
そんあ噴水に遭遇すると必ずその天辺を凝視する私がいる

そうなんです
あの天辺にたしかに忘れ物がまだあるのです

大仏の男ぶりなど白子丼


鎌倉へ行くと必ずと云ってよいほど白子丼をいただく
生のものと釜茹でを半分ずつ盛り合わせたものが良い

先日 吟行のときも食したが
連れだちの話は大仏の「男ぶり」で盛り上がっていた

風の名をひとつひろふや端居して


夕間暮れ
日が落ちていっときの涼しい風が吹き渡る
縁側に座って庭を眺める
思い出したように風鈴が小さな音をきかせてくれる

気の利いた風の音をひとつひろいたいのだが
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