木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

ハーレイ・ジョエル・オスメントの近況

2013年04月10日 | 映画レビュー
「ペイフォワード」(2000年・アメリカ)という映画があった。
同じころ「K-パックス 光の旅人」という好きな映画があって、主演男優であるケビン・スペイシー繋がりで観たのが「ペイフォワード」だった。
両方ともヒューマンな優れた映画で涙なしには観られない。
「ペイフォワード」の子役として光る演技をしていたのが、ハーレイ・ジョエル・オスメントだ。
ハーレイは有名な「フォレスト・ガンプ」のラストで、トム・ハンクスの子供を演じて、一躍注目を浴びた。
「ペイフォワード」の後も「AI」などに出演して、名演技を見せた。
しかし、名子役の常として成人するにつれ、活躍の場を失い、2006年には飲酒運転、続いてマリファナ所持で保護観察処分に処せられている。
一時はかなりふとったようで、「あの人は今?」状態になっていたが、本人はニューヨーク大学芸術学部を2010年に卒業。
声優を経て、再び映画界にも復活している。
チョイ役が多かったようだが、今年はアメリカのテレビで人気だった「Sex Ed」の映画版にも重要な役(童貞の教師役)で出演する。
大学での勉強が役に立ったようだ。

子役がドロップアウトして行くのを自業自得と捉える人もいるだろうが、周囲の大人の責任も大きい。
子役の人気というのは、努力よりも天性のものだ。才能かというとそうでもない。美人、美男子の基準とも違う、子供独特の可愛らしさが光る瞬間、人気を博す。
時が経てば子供は大人になる。子供としての可愛らしさも失われていく。それは当然のことなのに、人気もなくなっていくのでは、何か大人になるのが悪いことのように思ったとしても不思議ではない。
子役として成功した人間は少ないが、古くはシャーリー・テンプル、リズ・テーラー、少し最近だとジュディ・フォスター、あるいは変わり種として子役から監督に転じたロン・ハワードらがいる。成人後も成功した子役を見ると、本人の努力はもちろんだが、運というものの不思議さを感ぜずにはいられない。

ハーレイも間違いを人生の教訓として、味わい深い俳優になってもらいたい。
今日、4月10日はハーレイの25歳の誕生日。


2012年の「Sassy Pants」でのハーレイ

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