7/2旅人 

山と旅が好きです。

山の怪 天狗倒しⅡ

2014年03月12日 | 山の怪

 

天狗倒しの続き

大熊小屋を早朝出た、

東京君と僕は単独行で来ているので

付かず離れず、杁差岳へ自分のペースで登っていく。

 

この頃の僕は、東北の山にハマっていた。

飯豊、実川本流という沢に仲間と行って

山の原始性、息苦しい程の生命感にいたく感動し通うようになっていた。

 

この夏は中央ア大田切本谷を遡行して空木岳へ登り、仲間と別れ

そのまま、縦走して超百山まで、それから北アに登る予定だったのだが。

大型の夏台風が日本列島に近づいていた。

急遽、予定を変更

東北は飯豊連峰に矛先を変えた。

 

台風は日本中部に向かっていた。

今日の天気は晴れ時々曇り。

山行は無事、計画通り、飯豊本山まで進めるはずだった。

 

しかし、主稜線に上がると風が強くなってきた。

杁差小屋についた、早速テントを張る。

しかし、風が強すぎてテントを上手く張れない。

東京君に手伝ってもらいなんとか張ろうとするが、無理

すると、東京君「僕のテントは4人用なので、一緒に入らないかい?」

「それは名案だあ!OK ^-^]

一人が中に入りなんとかテントを張り終えた。

天気予報をラジオを聞くと、どうやら台風はこちらに向かっているらしい!!

まっ!それはともかく「今日もお疲れした。かんぱ~~い」 と

ビールを飲もうとした瞬間、テントはひっくり返った。

うひゃー

天と地が逆になったテントでビールだらけになった、顔を見合わせ

「ヤバイ、撤収だ、小屋に逃げよう」と同じことを言った。

 

もしかしたら、あの「天狗倒し」は、山の天候が荒れるから気をつけろと教えてくれていたのかもしれぬ??

 

小屋に入ってやっと落ち着いた東京君と僕は今度こそ、幸せに乾杯をした。

小屋は次々とずぶ濡れの登山者が入って来た。中高年のパーティのようだ。

だんだん、夕暮れが近づいてきた。

一人、二人、切れ切れに入ってくる。

心配になった小屋の主人が「まだ、お連れの方々は到着しませんか?」

そのパーティと思しき人達が顔を見合わせ「まだ、何人か到着していない。」と言った。

この、パーティにはリーダーは居ないようだ。 怖ろしい事だ。

夕暮れギリギリ二人の登山者が倒れこむようように入って来た。

 

小屋は人いきれでムンムンしていた。

台風は直撃らしく小屋は時々グラグラと揺れた。

 

 

朝、

だいぶ、風雨は治まってきたが、まだ荒れた天気だ。

昨日の特攻中高年パーティは、まだ濡れている合羽を着込んで出発の用意をしている。「先に行ってるぞ」おっさんが独りで風雨に突っ込んでいった。

バッカじゃないの。

 

僕はトイレ行こうと外に出た。

小屋の向かいにある一つだけトイレに近づくと

「来ないでー」と悲鳴が聞こえた。

別に見たくはなかったが、おばはんの大きなお尻が目に入った。

 

台風で、トイレの戸は吹き飛んでいたのだ。 あーあ orz

 

 

僕と東京君は、天候が落ち着くまでのんびり支度して。

また、それぞれのペースで歩き始めた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


浜石岳から、さった峠

2014年03月11日 | 近郊の山

 

 

さて前回の続き、

 

 

さて、東北斜面を抜け南東面に出ると雪は殆ど無くなった。

頂上だ、天気は良いのだが雲が多い

浜石岳から前回、通行止めだった。

さった峠へ向かう。

食事を済ませて、環境省、静岡県の建てた看板を見ると、

さった峠まで10km 240分とある

4時間ねえ、地形図を読むと2つほどピークがある。

しかし、大した高低差は無い。

まっ、行って見りゃ解るか。

 

 

この行程の途中に立花池というのがる、寄ってみた。

えっ、これが立花池か・・・・・・・・・・・

まあいい

むむ、謎のニャンコ発見

味があるね^ー^

ありゃ、また立花池の看板が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

えっ! さっきのは、水たまりは何だったんだ??

先ほど、水色のペンキで書かれた看板に誘われて200m位進んだ所にあったのだが。

うーん、萎える

50m程下って、まだまだ先がありそうなので、今回は元祖立花池はパスする。

おっ!

またあの、ニャンコ

今度はキャンパスである、木面は広いので、手も足も

 

しっぽも書いてあるのね。

 

うん、この作者はもしや、この画伯と同じではあるまいか??

 

海が近づき、ミカンが見えてきたら。

もう、さった峠は近い。

 

 

 

さった峠に到着

結局、ここまで浜石岳から約3時間弱で着いた。

立花池に寄ったり2回ほど休憩もしているので

240分はちょっと長すぎではないのか。

 

さった峠から興津駅へしばらくは、快適な遊歩道になっている。

とても、良い所だ。

水平道が終わり、少し道は下りになる。

おや?

道端に、靴が1つ

おばはん、尻餅をついていた。 転んでしまったのか!(゜д゜)!

 

「だいじょうぶですか?」

「ころんじゃった、あたし、よく転ぶんです」

足を見ると右足に打撲のあとがあった。

「歩けますか」

「スカートが引っかかって、スカートがめくれちゃってパンツが、アタシよく転ぶんです。」

「うっ、はいはい、で、歩けますか??」

立ち上がってもらって少し歩いてもらう、

大丈夫そうなので、「気を付けて下さいね」と別れた。

 

振り返るとゆっくりだが、下ってくる。

大丈夫だね。^ー^

 

 

桜か満開だ

さっきの、おばはんのスカートめくれ上がって

パンツが見えるシーンが一瞬、頭を過ったが orz

あわてて、かき消した。

 

桜、桜だ桜を見ながら、今回の山旅は終わるだ。    おしまい・・

 

3/9 2014

 


阿津羅沢コース 陣場山

2014年03月10日 | 近郊の山

 

さて、今回の山旅は

阿津羅沢コース 陣場山、そして浜石岳、さった峠降る予定である。

 

阿津羅沢コース 知りませんでした。浜石岳には、由比駅からしか行ったことがなかった。

由比からのコースは車道歩きがほとんどで、なかなか辛いものだった。

何処行こうかなって!ネットを見ていたら。阿津羅沢コースとな・・・・・・・・・

ふーん、52号線の下町屋から登るのか。

よっしゃぁ~ほんじゃあ、行ってみるか。

 

林道をしばらく行くと梅林があった。

 もうすぐ、春だねえウグイスも鳴いてるし

そういえば、龍爪山に行った時、初鳴きを聴いたよ。^ー^

おお、手描きの渋い道標だね。

「あ つ ら 沢」

つ、の 濁点 ゛ が消えちゃっているね! 

ここから、林道から登山道に入る。

 この阿津羅沢コースは、忠実に尾根通しを登っていく

時折、あと何キロでーす。などと指導票が教えてくれるが

単調でなかなか、キツイ。

 

尾根が平坦になり陣馬山荘と思しきものが、現れた。

 どうやら、バレンタイン豪雪で倒壊したようだ。

 まだ、日陰には雪が残っている。

そして、倒木が多い

時折、登山道を覆い隠す、ちょっと解りづらいかもしれない。

あまり、人の入っていないコースなので行く方は気を付けてください。

ここから、ちょっとで、陣場山に到着。

のろし台跡の石碑がある。

ここは、身延道に平行しているので

甲斐の武田信玄が見晴らしのいい山にのろし台を設けたそうな、ここもその1つ

 しかし、展望は良くない

浜石岳方面だけ刈払いがしてある。

 

 ここから、浜石岳に向かうのだが

東北斜面に入った途端に残雪の登場だ。

3,40cmくらい積もっているだろうか、

幸い締まっているので踏抜きは無い、

傾斜も緩いしね。

 

残雪をフミフミ、浜石岳~さった峠へ編に続くのだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・^ー^」