(中略)

 既存の保険証の代わりとなる資格確認書の有効期限は、5年の範囲内で健康保険組合や自治体が決めると説明した。政府はマイナ保険証に切り替えた人も、希望すればマイナ保険証の利用登録を解除して資格確認書の交付を受けられるようにするとしている。

 24年秋の既存保険証の廃止予定は変えないとしつつ、政府で現在、マイナンバーを巡る「総点検」を実施中だと説明。「総点検とその後の修正作業の状況を見極めた上で、更なる期間が必要と判断される場合には、健康保険証の廃止の時期の見直しも含め、適切に対応する」と述べ、将来的な延期の可能性については含みを持たせた。

 マイナンバー情報総点検本部を8日に開催し、総点検の中間報告と、再発防止策の公表を行うとした。

(中略)

 首相は会見に先立ち、河野太郎デジタル相、加藤勝信厚生労働相らとマイナ問題を巡る対応を協議した。河野、加藤両氏は首相官邸内で検討されていた既存保険証の廃止延期に反対していた。【田辺佑介、中川友希】

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岸田首相は4日、マイナ保険証について記者会見で説明しました。

2024年秋に予定する健康保険証の廃止時期は当面延期しない

●マイナ保険証を希望しない人に申請不要の「資格確認書」を発行する。

●「資格確認書」の有効期限(健康保険組合や自治体が決める)は最長5年。

●マイナ保険証取得者も解除後「資格確認書」の発行可能。

 

最長5年はマイナ保険証と資格確認書の二本立てという事ですね。

それも既に取得している人も希望なら資格確認書を発行するとの事。

では期限の5年が過ぎたらどうするのでしょう。

やっぱり全員マイナ保険証にするの?

これでは今以上に経費が掛かりそうです。

更に二本立てなので自治体や保険組合の負担が増え、ミスも今まで以上に増える予感がします。

デジタル化が必要なのはわかりますが、特に今問題になっているのはマイナ保険証ですから、

現在の保険証のデメリットを含めもっと「丁寧に」説明して欲しいです。

 

現在の保険証では成りすまし、使い回し等の不正使用が問題になっているのですからその損害額を提示し、

マイナ保険証に切り替えればその不正が防げると、メリットをもっと強調して欲しいです。

恐らく「資格確認書」には個人の写真の添付は無いでしょうから、これでは不正使用は防げません。

なんかじれったいし、まどろっこしいです。

 

これでは二度手間というか、経費や時間がかかりそうで今以上に事務処理が複雑になりミスも重なりそうです。

岸田さんは国民の声を聞く事を重要視している様ですが、首相としてもっとリーダーシップを発揮して欲しいです。

何か世論に流され、支持率で物事を決めているのではと思ってしまいます。

聴く力も大事でしょうが、やっぱりフラフラした印象です。

支持率ばかり気にして、肝心の事を忘れているのではと思いますが、どうでしょう。