目標

馴染みの喫茶店のマスターと、自分達の此れからの生き方を話した。

僕は先ずは73歳迄は何が何でも今の仕事を続け、出来たら75歳迄は働きたいと考えています。

マスターもおそらく75歳位迄は働きたいと思っている様ですが、最近は体力が落ちて来たと嘆いています。

しかし互いの問題は其から先で、仕事を辞めた後の事です。

仕事を辞めたら何をして過ごすかと云う悩みを、互いに持っている事で一致しました。

何もする事が無くなるのが、僕もマスターも不安なのです。

何もする事が無くなった先の行き先は、今のところ死ぬ事しか無いのです。

死は仕事をしていてもしてなくても、何時かは必ず訪れる事は誰でも知っているのですが、其がすぐ其処まで来ている現実を、仕事を辞める事で現実を受け入れなくてはなりません。

それがとても恐いのです。

仕事を完全に辞めた僕の友人は、毎日する事が無くて大変だと言って、パソコンで遊びか本を読んで過ごしていると言っています。

来年の五月頃に彼と合う約束をしていますが、その時は昔に戻って語り合いたい。