煮干し中華そば加藤@山科区東野百拍子町:限定 ドロソース鰹そば一口だし茶漬け付き

子供の頃、日清UFOだったかのカップ焼きそばを初めて作ってみたとき、袋に入ったソースを麺にぶちまけてから湯を注入してしまった挙句、湯切りしようものならソース分も一緒に流れてしまうし、そのままソース味のスープみたいな状態で食べたら、何ともいえぬ中途半端なものを味わった。そんな失敗が、実は、私には、ある。
そんな「ソース」を、しかもオリバーの「どろソース」で仕立てたスープのラーメンが、この土日月の限定メニューだという店主ロバートからの告知。
食べに行こうかどうしようか、正直、迷った。が、結局、怖いもの見たさ半分で行ってみることにした。
そして、押したボタンは限定麺C(並)。
同行者は「まぼちゅ〜」を注文。
先に出来上がって来たのは「まぼちゅ〜」。麺線をきれいに整え、麺を見せるようにしたデザインは、滋賀県庁前の加藤屋時代のアレとはかなり異なる印象だが、麺そのものがあの頃とは全く違うものでもあるため、もう昔には帰れないと悟るべしというところか。その味わいも、より鰹を味わいが鮮明に出ている感。昔と変わったとはいえ、やはり店主ロバートの代表作であり、味わっておくべき一品であることに変わりはないと思う。実際、私が自らの自作ラーメンでひとつの到達目標として取り組むモデルとなっているのがこのラーメンだったりする。
そして、今回の限定。かつてカップ焼きそばの調理に大失敗した私の傷口に、塩を塗り込むが如き発想の一品、その味たるや、果たして???
メンマはこのお店のいつものやつ。それはそれとして、ぶっといウインナーに粒コーンと、「ソース」というテーマに沿って、更なるB級感を演出。
スープには、なるほどソース特有の味わい。そうでありながら、柱になっているのは鶏白湯の出汁と、実は煮干しの出汁も加わっているそうな。そこに鰹粉と背脂の粒々を折り重ねた結果、ナニコレ的面白い味わいを醸し出している。
麺を平らげた後は〆の一口ご飯にスープを注ぎ、二度めのオイシイを味わう。
結論。「レギュラー化は、望まない。が、たまに出す限定メニューのひとつとして、今後のカードの一枚に追加はありかもねぇ。」
とにかく、面白いことウケアイでは、ありました。


煮干し中華そば 加藤ラーメン / 東野駅椥辻駅
昼総合点★★★★ 4.0

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