自家製麺と定食 弦乃月@愛知郡愛荘町東円堂:シウマイ定食

この日、イレギュラーに休みをいただくことにした。で、月曜とあらば、朝から向かわずには居られないのがゲンノツキ。このところの土日のような整理券の争奪戦もなく、平和に営業中。
ワタシの場合、このお店の熱狂的マニアのように、すでに営業第三章に入ってからの全メニューを制覇して…というほどでは無いけれど、それでも昨年の夏からというもの、自分の中では訪れる頻度が極めて高いお店であることに間違いはない。そして、このお店を訪れたら、食べるのは必ず麺類であり、未だ「定食」を食べてみたことがない。それゆえに「未食扱い」と未だに揶揄されているわけだが、この日はいよいよ「未食扱い」からの脱却を図ることにする。そうだ、定食を食らうのだ!
そしてポチった「シウマイ定食」の食券。880円は、現行の弦乃月におけるメニューのうち、最も廉価なもの。で、焼売でもシュウマイでもなく、「シウマイ」と記述するのは、ナゼか???(とかとか、毎回行く度に聞いてみたいことはあるけど、お店じゃいつもおとなしくしている(つもり))
しばし待つ後出来上がってきた「シウマイ定食」。出来ることなら、これにラーメンを追加し、このお店でいう「わんぱくセット」でいただこうか…という思いも一瞬よぎったが、この定食のボリュームがどれほどなのかを体験してみないことにはなんともいえないと考え、今回いきなし「わんぱくセット」は自重した。
で、メインのシウマイ。あらかじめ蒸されているものでなく、注文が通ってから、一回一回、丁寧に蒸され、出来たてを提供することにこだわっている。また、定食としてレギュラーメニュー化される前から、店主が自身で作ったこのシウマイを食べては「ウマイ」とツイートしていたのを覚えている。その皮は、かつてこのお店で味わった「雲呑醤油そば」のワンタンの皮の、製麺機の切刃に通す直前の麺帯そのままみたいな分厚い存在感とは打って変わって、超極薄。もはや、シウマイの餡である肉やタマネギ、レンコン?のカタマリの端っこにオマケの如くくっついている感。そのぶん、餡の充実度ときたら半端ない。肉の旨味ジューシーさと、根菜類と組み合わさる食感の妙。こんなシウマイ、食べたことない。7個のボリウムは相当のもの。また、付け合せのキャベツも相当の量。けれど、結果的には平らげてしまうのだコレ。
が、ソコは定食。シウマイとキャベツばかりをひたすら食らうわけではない。地味なところで「ゴハンが美味しい」は、一番最切な要素だ。
味噌汁も、また、そうだ。節系出汁のガツンと聞いた味噌汁、ありそで、ない。
そして、お漬物。
「営業第3章」の開始前に、京都伏見の「本格手打ちうどん 大河」に志願して研修した成果の一品と聞いている。その「大河」の大将である岸野さん御自身、もともとは漬物嫌いだったそうだが師匠格の池上製麺所での修行時代に教えてもらい、漬物に対する見方が変わったというお話を、昨年夏に御本人から聞かせていただいたことは記憶に新しい。昆布の旨味をふんだんに生かした漬物。ただ、昆布のヌメヌメ成分がかなり幅を利かせた仕上がりだったのは、ちょっと残念。
昆布のヌメヌメ…アルギン酸とかフコイダンとか、健康食品的には重宝されるものだし、昆布の旨味成分自体は我が国の料理文化に不可欠なものと承知しているが、個人的にあのヌメヌメは、お漬物の中では出会いたくないかな。白菜のお漬物は、さっぱりとしつつ、サクッとした食感を楽しめる方が好みかなぁ。
….ともあれ、コレでもう、「未食扱い」では、ないぜ。


 

自家製麺と定食 弦乃月ラーメン / 五箇荘駅愛知川駅
昼総合点★★★★★ 5.0


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