麺匠 たか松@烏丸蛸薬師東入ル:鶏魚介つけ麺(大)

午後から業務発生につき、京都市内へ。ついでに気になっていたお店へGo!

爽やかな気候の5月。引き違い戸をフルオープンし、お店のエントランスは開放感満点。今の季節なればこそか。引き違い戸を閉めてしまえば暑さ寒さをコントロールすることはできそうだが、この季節ならではのオープンな雰囲気は、このお店ならでは。

店内の券売機。
期間限定メニューに「京風緑茶つけ麺」なるものもある。また、近日中に「海老つけ麺」なるメニューも発売予定だそうな。

本日は初訪につき、とりあえず主力の位置づけにあると思われる「鶏魚介つけ麺」をチョイス。麺量180gの並盛り、250gの大盛りとも価格は変らないので大盛りを選んだ。(むしろ、つけ麺の場合、コレぐらいの麺量がむしろ普通サイズじゃないかなぁ?と思う。)

注文してから出来上がりを待つ間、しばし店内を観察して過ごす。自家製麺のお店ということで、中華麺の25kg袋を店内装飾にそのまま使っている。キーワードは「柄木田製粉株式会社」。長野県に本社工場のある会社で、大阪市鶴見区放出(ハナテン)に大阪支店と工場をもっているらしいが、店舗の奥にある製麺室では、長野県産地粉の石臼挽き全粒粉を使用して麺を作っているそうな。

それはともかく、注文のつけ麺、到着。濃厚な動物系出汁と魚介ダシの組合せは一見「またオマエか」な感じ。さてさて、味わってみると、どうだろう?

つけ麺の麺としては幾分細めに感じる全粒粉麺。細めながらも、もっちりと、そして、にっちゃりとした噛み応えのある麺。全粒粉麺ならではのちょっと蕎麦っぽい感触、啜り込んだときの心地よさ、秀逸。
コシ?けっこうしっかりしてましたよ。
昨年11月21日にオープン当初の頃の麺はどうだったか、私は知らないが、この日の麺は非常に好印象。なかなかイイ麺。

鶏の濃厚なダシが前に出たつけ汁。サカナ系はあまり目立たない感だが、全粒粉麺との組合せは上々。画像からはチャーシューの存在が確認できないが、つけ汁の中にはサイコロ状にカットされたチャーシューが結構タップリ入っており、見た目よりも喰った感を重視した設計になっている。

カウンター席には「おすすめのお召し上がり方」というのが掲示されている。
この、玉ねぎを加える、スダチを麺に絞るという、食べている途中で味を変化させて楽しむというプロセスがきちんと設計されていて、ソレを食べる客の好みに合わせつつも、上手に「変化させて味わう楽しみ」に食べ手を導くようにしている点は、このお店の大きな特徴だろう。
尤も、「ええい!面倒くせえ!そのまま一気にガガガガガァ~だっ!」という食べ方も、ソレはソレでアリだろうが、食べ方について食べ手の主体性に委ねながらも、「こうすると、面白いですよー。」という提案がさりげなくなされているというところ、実際にそのマニュアルに従って変化させて行けば、なるほど少うしずつ味わいが変化して楽しいというところはこのつけ麺の大きなポイントだと思う。(...こういう「変化の楽しみ」の究極は、私の知る限り、京丹後の麺屋チャクリキの「組立式くろそば」だが、ソレに近い楽しみを与えてくれるものをこのつけ麺に感じた。)
ただし、ただでさえ冷たく締めた麺を味わうところに、さらにアレヤコレヤと加えると、どうしてもつけ汁が冷めてしまうのは致し方無しではある。が、そのために温め直し用にセルフサービスでチンして使える電子レンジを「当たり前」のように備え付けてあるので、つけ汁の温度重視派も安心のシステムとなっている。


さらにさらに、麺を平らげたあと、「お好きにドーゾ」と割りスープがポットに入れてカウンター席に置いてあるのもうれしい。レンゲで、その割りスープ単体(シンプルな昆布ダシかな?)の味を確かめつつ、自分好みで割れるからだ。さらにさらにさらに、そこにアオサを加えてまたまた味を変化させて楽しむことが出来る...が、アオサの量は少しづつチュ-ニングしもって入れることをお勧めする。(ドバッと入れたら、もとのつけ汁のよさが飛んでしまうような結果になってしまったもんで)
また、このお店、鶏出汁を活かした「塩鶏らーめん」も是非食してみたいところである。

因みに、お店の駐車場はないが、店舗の真向かいはコインパーキングである。



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【麺匠 たか松】
 11:00~23:00
 不定休
 075-252-8270
 京都市中京区一蓮社町312
 P:なし(近隣コインパーキングあり)

麺匠 たか松つけ麺 / 烏丸駅四条駅(京都市営)烏丸御池駅

昼総合点★★★★ 4.0

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