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大塚国際美術館 からの 一天たらいうどん
旅行2日目。今回一番の目的地、大塚国際美術館。同行者のリクエストで訪れたのだが、なんでもココはスゴいらしい。
スゴいところ1
入館料。3,240円とかなり高価格。
スゴいところ2
展示物には一つとして本物はなく、すべてがコピーの偽物。といっても某国の石景山遊楽園のようなインチキさではなく、本物の作品を忠実な色彩とサイズで再現したものだそうな。その陶板画は、紙やキャンバス、土壁に比べ経年劣化しないため、半永久的に原作の色彩を保つことができるらしい。かつて美術の教科書などで見たことのある、西洋美術のあんな作品やこんな作品のコピーが膨大な量で展示されている。大聖堂の立体的展示の圧倒的なスケール、「カルピスまんが劇場(世界名作劇場)・フランダースの犬」の最終回で、息を引き取る直前にネロが見たというルーベンスの二つの祭壇画や、先の戦争における芦屋大空襲で焼失してしまったゴッホの「ひまわり」や、枚挙の暇がない。じっくり鑑賞するなら、とても一日では足りないほど。
スゴいところ3
美術館なのに、写真撮影可だということ。 ただし、ストロボや三脚の使用と作品のみの撮影はNGとのこと。
そんなことで、スマホでたくさん撮りまくったが、ここでは二つの大聖堂の画像を上げておく。
ヴァチカン市国・システィーナ礼拝堂。
イタリア・バドヴァのスクロベーニ礼拝堂
この文の最初に「入館料。3,240円とかなり高価格。」と書いたが、これら礼拝堂の再現だけでも、ホントーの本物を見に行くならばかなりの時間とカネがかかる。大塚国際美術館では、こうした立体的展示の数々や、西洋画のありとあらゆる名作が一気に鑑賞できる。この展示内容を思えば3,240円は、十分に、安い。
ちなみに、展示作品のリストがココから入手できるので御興味ある方はどうぞ。
さらに、参考。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g678355-d1367847-Reviews-Otsuka_Museum_of_Art-Naruto_Tokushima_Prefecture_Shikoku.html
ということで、ゆっくり鑑賞したいところではあったが、旅にはこの先の予定を組んでいたので急いで見て回って美術館を後にした。ココはあらためて再訪したい場所となった。
して、道中の昼メシ。
先日の一乗寺ブギーにおける京都4店合同コラボ初日の行列に並び合わせた隣の方(面識ナシ)から教えていただいたことに、四国には讃岐うどんと鳴門うどんの間に、また違ったうどん文化があるそうな。その方に依れば、店名は失念してしまったけど、川魚のダシを使い、ものすごく太くて個性のあるうどんだったという。このハナシを基にネットで調べてみると、くだんのお店は阿波市土成町の「一天たらいうどん」だと推定できた。土成のたらいうどんには、食べログでより高ポイントなお店は他にもあるが、あの点数はあくまで参考値。これは経験則だが、あの点数だけでお店を選ぶと却って意に反する結果を招くことにもなりかねないものだ。
お店に着くと、席に通されるより先に注文するシステム。うどんは注文を受けてからゆがき始め約20分だそうな。
ちょっと迷った後、たらいうどんを人数分と、鶏釜飯、山菜釜飯を注文。焼き物や揚げ物も気にはなったけど。
お店は堰堤下の淵の斜面にへばりつくような建築。
通された席からは、こんな感じで涼やかな景色が。
うどんの前に、釜飯が先に出された。うどんが出来上がるのを待つ間にこれらをいただく。
鶏釜飯。よーく炊きあがっていて、メシはちょっとカタめの仕上がり。おコゲのところが、また、たまらない。
いっぽう、山菜釜飯。こちらは少し柔目の仕上がりでおコゲはなかった。おそらく出来上がった結果の個体にはある程度の差がある様子。とはいえ、味付け具合もいい塩梅で美味しくいただいた。うどんが出来上がってやってくる前に平らげてしまったけど。
そして釜飯からの「たらいうどん」。
話に聞いた通りの、ふっとい麺。
これを濃い目の味のツユにつけていただく。ツユはやがて、天かすや擂りゴマを加え、変化させつつ楽しめる。
つかむ割り箸との比較でお分かりいただけるだろう。断面1センチ角ほどのすんごい太麺。かと思えば、途中で細く(薄く)なるところもある。手切りの無骨さが却って味わい深い。つゆの味はちょっと濃いめなのもあってか「川魚のダシ」はまざまざと実感できるものではなかったが、このごっつい麺とツユの組み合わせ、讃岐でもなく鳴門でもなく、太いといっても伊勢うどんのアレとは対極の剛性感。こりゃ来た甲斐ありました。
宮川内谷川(みやごうちだにかわ)に沿って走るR318沿いには、このお店の他にいくつか「たらいうどん」のお店がある。きっと、それぞれに各店ならではの楽しさがあることだろう。
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