なかよし自販機コーナー@栃木県那須郡那珂川町三輪:たぬきそば【2023ナツタビ#7】

レトロ自販機探訪の旅、五軒め。スマホのgooglemapsに「なかよし自販機コーナー」と入力し、案内してもらうと、なんだかどんどんと幹線道路から離れていき、やがては田んぼと畑がばかりが続く道を進む。果たして、本当に自販機コーナーがあるんだろうか?何かの間違いではないのか?と半信半疑になり始めた頃、目的地らしきところに到着。田んぼと竹藪に囲まれたココで、正解らしい。

ほれ、ちゃあんと、バス停があるではないか。...って、この停留場に止まるバスはなく、あくまでフェイクで作られたバス停みたいだけど。

かたや、ガードマンボックスにはなぜかピンクの電話にステッカーだらけの窓。

「脳乱頭」「夏異汝」「ネコと和解せよ」等々。自然と集まったのか、意図的に集めたのか。

さらに、手動井戸ポンプ。ちゃんと現役で、動かすと井戸から水が出てくる。

施設の一番奥、屋根のあるスペースには自販機がズラリ。

ハンバーガー・トーストサンド・麺類の「御三家」が、ちゃんと揃っている。しかもハンバーガーの自販機は2台ある!

さらに右側にもカップ麺や軽食の販売機がずらり。まぁよくこれだけ集めたもんだ。
この日、北関東のレトロ自販機を集中的に訪れたが、そのいずれもは昭和40年代後半から50年代にかけてオープンしたと思われるものばかりだった。だが、ココは違う。明らかにマニアックな人物がレトロ自販機やそれにまつわるエトセトラを蒐集し、動態保存?というか、現役で稼働するようにメンテナンスし、訪れる者が楽しめるように設られた新しい施設に違いない。そう思って後日に調べてみると、以前別の場所にあったものを、どういう事情があったのかはわからないが、2022年にこの場所に移転してきたようだ。

「御三家」が揃っていて、いろんなメニューがある場所だが、キホンいつだって麺を啜っていたいワタシとしては、やはり麺類が気になる。ボタンのところには「天ぷらうどん」と「きつねそば」と書いてはあるが、その下に「うどん・そばとも『たぬき』です。」と書いてあった。この日訪れた麺類自販機の数々では、蕎麦を食べていなかったので「きつねそば」のボタンを押した。

コレが「きつねそば」のボタンを押して出来上がってきた「たぬきそば」。一味は自販機のポケットに備えてあったのを拝借してきた。出てきたまんまの状態だと、汁と麺のみの姿。おまけに麺の一部が干からびてるwww

そこで天地返しをしてみると、天かすワカメかまぼこに、汁を吸った焼麩が現れた。

自販機たぬきそばを啜りながら見ていた風景。パラソルにミストシャワー。気が利いてるねぇ。

食べ終わったあと、残り汁を捨てるところは、こんな風になっている。

その傍らには、コレまた昔懐かしいココアシガレット等の自販機。さらにその横には...

なめ猫免許センター。正確な価格は分からないが、100円玉を数枚入れると「なめ猫運転免許」が買えるようだ。

この「なめ猫運転免許」は、全国でいろんなバージョンがあるみたいだが、ココにあるなめ猫の住所は「北海道鮑川市東鮑川町熊沼鮑山動物園ほっきょくぐま館内」になっている。

さらに、ジャンピュータの上にはかき氷器。

その奥の小屋には「撮影中」のランプ。

中にはスペースインベーダーかブロック崩しのテーブル筐体。その上に昭和レトロな雑誌類。その左に、懐かしいルーレットゲーム。昔、コレでよく遊んだ記憶。

「撮影中」のランプがあるので、てっきり証明写真用の機械とかが置いてあるのかなと思いきや、それと思しきものは見当たらなかった。それにしても、自販機グルメのみならず、おなつかし系アイテムが多数あって、存分に遊んで過ごせる空間だと思う。ツイッター(エックス)のアカウントもあって、そのプロフィールには「娯楽が少ない所なので子供の思いで作りとして活用してもらえればうれしいです。 雰囲気好きな大人の方も大歓迎です、自販機は24h稼働中です。」とある。また、Youtubeには定点カメラもあったりするので、雰囲気を見てみたりするのも面白いかも。
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