屋台ちかみちらーめん＠奈良県磯城郡川西町結崎

おー、あったあった！ココだココ！
ツーリングマップルとプリントアウトしたgoogle地図をにらめっこし、「ちかみちらーめん」にずいぶんマワリミチしてたどり着く。
信号の向こうに見える「喫茶yorimichi」の駐車スペースに昨年末にオープンしたトラック屋台のお店。日曜日以外は夜営業なので、バイクツーリングなんかで訪れるなら日曜限定ということになる。（ナイトツーリングするなら話は別ね。）

ハンバーガー屋台などでよく使われているちょっと大きめのトラックに厨房を設えて、移動営業が可能なスタイルをとっている。実際、オファーがあれば奈良県内での野外イベントなんかに出張販売に行くそうだ。

店頭メニュー一覧。ラーメンの場合、麺は中細麺か平打麺かを選べる。追加トッピング各100円。
今回、まずは「しおらーめん」を注文。

注文の後は、コンテナボックスの客席に案内される。

コンテナボックスの客席内。（開業当初はテント屋台だったようだ。）
ルームエアコンが効いており、けっこう涼しい。テーブルの隅に置いてあるちょっと昔のiPod＆拡声プレーヤから、大将のセレクトであろうBGMが流れており、屋台ばなれした一般店舗なみの快適な客席を実現している。

ただし、お冷やの提供は無い。また、ついでに書くとトイレもないということらしいので、食べに行く時はその辺りを承知の上で行きましょう。幸いこの日は、凍らせたペットボトルを持参していたので、ソレお冷やにして、待つ間を過ごした。

客席で待つことしばし、大将の若奥さん（だと思う）が、「お待たせしました！」と、持って来てくれる。そういうあたり、こないだ伏見の店を閉じた「はなふく」の大将とハナちゃんの連携プレーと全く一緒だ。若い夫婦がうまいラーメンを提供しようとして作り上げたお店ならではの瑞々しさにみなぎる。
ほどよく濃厚な動物系に香り高いサカナダシを組み合わせ、まろやかで、奥行きのある洗練されたスープ。非常に美味い。

そして、もっちりとした麺を啜る快感、具のひと時の心地良さ、いずれも非常に高いレベルで仕上げられた作り手の気迫を感じる一品。 これは遠くからでも食べに行く価値十分だと思う。
で、あまりに塩らーめんが美味かったので、同じお店で連食は滅多にしないが、今回は続いてつけめんをいただくことにした。

デフォルトの具に関しては塩らーめんと同様だがチャーシューは短冊状に刻んである。ナルトの上には柚子胡椒。「お好みでつけ汁に足してください」とのこと。麺引き出しで撮らなかったので、よく見えないが、なかなか力強い平打麺。

醤油味のつけ汁は表層に油が浮く。ホドホドの酸味で調整された味わい。

スープ割りはテーブルにおいてあるポットに入ったサカナダシでご随意に。
コレに、加藤屋みたいにちょっとした茶漬け風のゴハンがあればさらにいいなと思った。
まあ、これからもどんどんと進化して行くことが予想される、そんな味。
いずれにしても、この日は行った甲斐があった。

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【屋台ちかみちらーめん】
店主ブログ
18:00~22:00(月～木)
18:00~23:00(金・土)
11:30~15:00(日)
不定休（悪天候＆仕込みの多い日）
奈良県磯城郡川西町結崎1889-1 喫茶yorimichi駐車場内
Ｐ：あり