麺屋 花道@大津市苗鹿:とんこつラーメン

4月2日、偶然通りかかったとき、中古車整備販売店の傍で「らーめん」の幟を上げながら、コンテナハウス店舗を店舗風に改装している光景を目撃したので念のために撮っておいた。それが上の画像。

その後、「おおつうしん」や「お墨付き!」に、新規開店の情報が載るようになったので、行ってみた。

コンテナハウスのど真ん中に厨房から通じる一本の通路を通したところを、Iの字状にカウンター席が設えてある。全幅2.5m程度のコンテナハウスをこのように仕切った結果、椅子にお客が座ると、その後ろはもう通れなくなってしまう...という点ではもはやあのフカクサ製麺食堂を上回るといって良いほどの狭さである。桃山御陵前「大中」のカウンター席や西大路三条の「拳10ラーメン」も狭いし、大昔に祇園南座むかいにあった「とんとん来」もたいがい狭かったけど、あれらのお店はカウンターの後ろのところが引き違いのガラス戸になっていることでお客がかろうじて往来できるだけのスペースがある(あった)。一方、このお店の場合はイスの後ろが壁面であるため、西側の引き違いアルミサッシので入り口以外からはまったく身動きができない構造となる。そして、5月半ばの昼下がりにして、すでに西日の暑さを感じるところに冷房は家庭用のルームエアコン1台が奮闘している。これから、夏に向けて、どうなっていくんだろうか?

ラーメンのメニューはとんこつを基軸に黒とんこつとか赤とんこつも用意するらしいけど、いまはとんこつラーメンだけしか準備していないということで、まあ、それを注文することにしてみた。「お墨付き!」というサイトによれば、京都出身の、もともとは日本料理店などでも働いていたこともある、というお方が作る、「豚を水で炊いた直球勝負のスープ」という、もしかして、無鉄砲インス?と期待を寄せたくなるような記述がある。店舗は狭いがラーメンが美味ければ、きっと流行るだろうて。

注文してからさほど間をおかずに麺屋花道のとんこつラーメンは運ばれてきた。
「豚を水で炊いた直球勝負のスープ」は、味わってみれば、なるほど、確かに、豚を水で炊いた感はある。けれど、強火で煮込み、ガシガシと撹拌し続けながら水分を飛ばして煮詰めて、さらにそこにまた水と豚骨を足し入れて濃度を上げていって...という呼び戻しのプロセスを経たとは感じ取れるものではなく、非常にライトなスープ。化学の力に頼ろうとはしていないこともあって、非常に優しい味わい。

そんなスープに、あまり食感に主張をもたないユルーイ細麺。加水率?湯切り??茹で加減???
コレに、糸で締めずに醤油ダレで煮たと思しきチャーシュー3切れにちょちょっと青ネギ小口切りを載せて、これで750円。

うーむ...。どうだろなぁ...。率直なところ、現時点でこのラーメンが750円というのには、あまりに内容が伴っていないと感じた。まあ、気軽に行ける場所ではあるから、定点観測はしてみようかしらん。もしかして、大化けするようなこともあるかもしれないし...。まあ、気になる方は、どうぞ行ってみてください。

麺屋 花道ラーメン / 比叡山坂本駅おごと温泉駅坂本駅
昼総合点☆☆☆☆ 1.5

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