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麺屋真斗@山科区椥辻・ヒカリ屋店内:名物 濃厚鶏そば
この日は山科の椥辻(なぎつじ)付近で終日業務。このチャンスを生かさない手はないとばかりに、たまたまこの日の業務に居合わせた十代の若者を一名引き連れて、先月17日に開店したばかりの新店に赴く。...その新店、なんとなんと、幼少時の頃の思い出がいっぱいあるヒカリ屋の店内にある。(ムカシ、このあたりに住んでたもんで。すぐ近くの王将椥辻店も、高校時代に部活の帰りに通いたおした思い出が)そんなわけで、店舗外観はスーパーマーケットの店内に並ぶ商品と値段表示のPOPに囲まれた絵面となるわけだ。
こういうスーパーマーケットの売り場の一角にあるようなお店の場合、率直なところ、厨房の中でリアルな動物のホネガラを煮込んで作ったような本気モードのラーメンに出会える可能性は期待できないと、(僕くらいになりますと)マアそう思ったりもするわけだが、にもかかわらず今回赴いてみようと思ったのは、このお店が山科御陵のあの「麺屋夢人」から生まれた二号店的位置付けであるらしいという情報からだ。
そして、御陵の麺屋夢人が山科初のつけ麺屋であるのに対し、ココ麺屋真斗は山科発の鶏そば屋、という位置付けでやっていくというならば、初訪の注文は「名物 濃厚鶏そば」しかあるまいて。
とにかく、テーマは「鶏」と云うことらしい。やはり、スーパーの売り場の一角に位置するラーメン店にしてはなかなかの意気込みを感じさせてくれるものがある。
Facebookのページもあるそうな。
テーブル無料サービスに瓶詰めの白菜キムチがあるのも麺屋夢人と同様。
そして、やってきました「名物 濃厚鶏そば」。
見るからに、鶏を濃密に煮立てた感のスープ。デフォルトで着いて来る半熟煮玉子、けっこうしっかりとした存在感のメンマ、「鶏」というテーマを貫く鶏肉チャーシュー、これまたデフォルトで京都のラーメンらしく瑞々しい青ネギ小口切りタップシと盛って、さらに丼のフチに海苔までつけて登場する。
スープの、ナルホドな的な濃厚さ。しつこさのモトになる脂由来のネガティブさはなく、濃くてもグイグイと食べ進めて行けるタイプの、「京都ラーメンの美点」ともいうべき濃厚さ。だけど今のところは、そんな濃厚さを維持しつつも、風味の乗っかり具合という点では、自分が知るところにある超一流の仕事とは今のところは一線を画す感もあるかな。
強火でフタしてグラグラ炊きながら取る鶏のダシは、ただただ煮出す時間をかければいいというもんでない。むしろ、いざ作り出してみたら意外なほどにけっこう早い段階で香りと旨味がピークになるもんで、一定の旨味のピークを過ぎればあとは煮れば煮るほど「オイシイところ」が飛んでしまうようなところがある...ように思うのだ。もしかしたら、そのあたりの「ピークのコントロール」の仕方ひとつだけでも、なにかしら進化して行きはしまいか?そういう伸び代をまだまだ感じる。
コチラはこの日、無理矢理に付き合わせた、とある十代の若者が注文した「中華そば」。スープをひとくち味見させてもらった。やはり、濃厚鶏そばと同様「風味と香りの突出」感がもっと欲しい。この価格帯でゼータクいうな!といわれればそれまでだが、この先このお店が伸びていくか否かは立地条件的にも「美味いかどうか」に尽きるのではないか。ヒカリ屋の買いもんついでにちょっと腹を満たして行こうとする客をターゲットとするなら、今のままでもまあソレなりに商売になればいいのかもしれない。しかし、夢人出身の若き店主の夢は、果たして本当にそこで留まってしまう程度のものだろうか?
「ンなことは、ないよなぁ」という期待がある。
だから、あえて今回はこういう書きぶりにしておこう。
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【麺屋真斗】
11:00~15:00 17:00~20:00
金曜日定休(金曜が祝日の場合は営業)
075-595-8211
京都市山科区椥辻草海道町15-1 グルメシティヒカリ屋 1F
P:あり(ヒカリ屋P利用)
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