ここ最近はクラウドのファイルサーバーを使う事の方が多くなってきたけれど、巨大なデータを置くには転送速度も容量も心もとないので、自宅にサーバーを立てている。
機器を色々と交換しながら、かれこれ10年以上運用している、このサーバー、先日seagateの3TB HDDが2台同時に壊れた。
元々、バックアップを取らなければならないようなデータではなかったから、ノーガードで運用していたのだが、6TB近いデータを一度に失うと、結構な脱力感がある。 すなわち頑張ってデータを保存してたけど、無くても困らないなら保存しておく意味が無いじゃないか…と。
取り敢えずサルベージできそうなデータは引き出したが、HDD一台分は全滅(スピンアップすらしない)、もう一台分は半分程度取り出す事が出来た。
HDDは消耗品という事は重々承知しているが、今回のseagateの3TBは寿命が短すぎる。
もっと前から使っているSeagateの1.5TBやWDの2TB(GreenLabel)はピンピンしているというのに…
結局、手持ちのseagate 3TBは4台中、3台が使えなくなった。1台はRMAの期限が過ぎてしまっているが、残り二台はRMA行き。
seatoolでHDDの診断をかけて、その結果からRMAをオーダー。千葉県に元払いで発送である。
RMAの説明は全てが英語で書かれているので、いちいち読解するのに時間がかかる。 正直面倒臭い。 昔みたいに海外に送るよりは簡単なんだろうけど。
で、RMAのオーダーを取ってから、所用で発送が遅くなってしまったからなのか、HDDを送ったら、二日後にはリファビッシュ品が返送されてきた。
SeagateのHDD梱包用のダンボールはよくできていて、HDDが5台入るようになっており、HDDの保護もそれなりにされているようだ。
HDD保管用に使えそうなので、置いておくことにしよう。
RMAで送ったのうち1台は中国産、もう1台はタイ産だったのだが、リファビッシュで帰ってきたHDDも、産地を合わせて帰ってきたので驚いた。
ちなみに中国産の方は緑枠付きのラベルでHDDにもしっかりとリファビッシュと書かれている。2013年3月生産品のようだ。 タイ産の方はというと、見た感じは普通に市販されている物と同じような感じなので、見た目では判断が付かない。製造日も2014年12月と新しい。
中国産リファビッシュ品のコントロール基板は見慣れた形で、ファームウェアもCC4Hと故障した物に近いバージョン。
タイ産の物は見たことの無い基板形状でファームウェアはCC25となっていた。
さて、サーバーに取り付ける新しいHDDだが、(我が家では)比較的故障率の高いseagateの3TBを引き続き使うのは気乗りしないので、容量単価が比較的安い東芝の3TBを二台購入した。
東芝は日立のHDD生産設備をWDから譲渡されてHDDを作ってるらしいので、そこそこ信頼はおけるのかしら? これで駄目ならWDのRedLabelか…
今回購入したのは「MG03ACA300」で、一応エンタープライズ向けらしいのだが、amazonから送られてきた状態は先日twitterでつぶやいた通りである。
この状態で二個口で送られてきた。運送仕事の経験上、このサイズの荷物は普通に放り投げられるし、落っことされるので、今回の簡易すぎる梱包は勘弁して欲しいのだが、かといって、ダンボールの台紙にシュリンクで巻かれた状態で固定されて、ダンボール箱にポイっと入ってるだけよりはマシなのかもしれないとも思ったりもする。
ただ、1万円以上する品物の受け取りをポストに入れて終わりってのはどうなんだろう。ポストから抜き取られて盗まれても、配達は終わってるから知った事では無いとするつもりなんだろうか。
何れにしても、amazonでバルクのHDDを買うとあまり気分の良い梱包では送られてこないので、荷物が到着したら初期不良が無いかチェックするぐらいの事はしておいた方が無難だろう。
3.5インチHDDの静止時耐衝撃性は350G程度らしいので、そう簡単には壊れないと思いたいが、精神衛生的にあまり良くない。
東芝 MG03ACAxxxシリーズ ( 3.5inch / SATA 6Gb/s / 3TB / 7200rpm / 64MB / 512セクター ) MG03ACA300 | |
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WD 内蔵HDD Red 3TB 3.5inch SATA3.0 64MB IntelliPower WD30EFRX | |
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