いやあ面白かった。
昨夜WOWOWで偶然見た。
洗濯ものしていて作業中に横目で見ながら。
でも、映画自体が傑作で力があると動作止まって見入ってしまった。
ソフィア・コッポラ監督
ニコール・キッドマン主演
そして、俺たちのキルスティン・ダンスト共演
そして地獄へ落とされるのが、コリン・ファレル
このドン・シーゲル監督でクリント・イーストウッド主演の怪作を
50年後にこの天才監督ソフィアが再映画化。
今度は女性目線からの欲望の噴出&監禁&拷問&クズ男地獄行&秩序回復&平和な日々映画。
ちゃんとソフィア・コッポラ脚色している。つまり脚本がしっかり書けている。この子は天才だった。
偉大なお父さんの芸術才能を受け継いだのはこの子だったのだ。
お母さんのエレノア・コッポラはジャナリスティックで文才があるから、両方の才能をしっかり受け継いだということだ。素晴らしい。
ただ、気になるのはこの監督のモチーフがいつも監禁・閉塞状態というのが得意だということ。
時代が南北戦争中で女性も性にはとても閉じて厳格。女だけの厳しい閉ざされた世界の中に北軍の脱走兵が迷い込んで、女の園の秩序が瓦解していく話。
収拾がつかなくなったので寮長先生が生徒たちに男の大好物キノコ料理に毒キノコ混ぜて殺しましょうでめでたく女性尞の秩序が回復されましたという。
肝はこの秩序が乱れていく時の女同士の感情や行動の変化。
これは巨匠ドン・シーゲルでは描き切れていなかった。そして男目線としてイーストウッドが主役のストーリー。
比較すると面白さ倍の倍。