FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

映画体験と直感とインスパイヤー

2013-04-15 10:42:34 | 日記
映画を50本観るよ今年は、決めてから早4月も半ばに来てます。光陰矢のごとし。まだまだ6本しか見てませんが満足してます。腰を据えて観るぞ~!て決めてからは自前の妖怪アンテナならぬムービーアンテナが感度も良く受信してきます。一緒に連れていく相方の友人がまた観に行ったの!?と驚くそうですがよく分かります。月に2~3本も映画館に足を運んでいるのですから。
何故そんなに観に行くのでしょうか?わざわざ手間暇かけて夜映画館へ足を運ぶのでしょうか?
スクリーンの中の人物と一緒にとても日常では味わえないような経験が出来ることもあるし、わくわくドキドキしながら日常生活を断ち切って別世界に行き、また現世に戻ってくる快感。そして何よりも映画を作っている面白い連中の考え方、哲学、思想…その他もろもろの影響を受けるために行くのだ。つまりそれが映画体験。人が一生に出会える人の数や人生経験、体験には限度がありとてもとても少なすぎる。バーチャル体験には興味ないが映画体験はずっとしていきたい。ある芸人も言ってましたけど「映画に影響を受けに行くのだ。」は本当そのとおりだ。これからも積極的に映画体験をして影響を受けに行くのだ。あ、そうそうそれからやっぱり「愛」だよね。映画愛があれば「イイ映画」は向こうからやってきますよ。サーフィンを愛している人は「イイ波」を知っているかもしれない。登山を愛している人は「イイ山」を知っているかもしれないしコワさも知っているのでしょう。
「愛」がその世界で遊ぶことができる切符であり入場券なのでしょうか。そんな気がしてなりません。真っ暗な映画館でじっくりとその世界に浸る。幕が下りて館内のライトが点いて日常にまた戻ってスクリーンから持ってきた「モノ」を持って帰る。その「モノ」が毎日の生活の中で浸透していく。細かいことは忘れていく。思い出せない場面も増えていく。でもその「モノ」は残る。何年後か何十年後か分からないがある日それが水面に浮上してくる。追体験をする。十数年前の自分に再会する。そしてまた生きていく。

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はい上がれんのかっ!?

2013-04-09 12:29:31 | 日記
ターザン山本こと山本隆司とタニガワサダハルンバこと谷川貞治の掛け合い漫才ならぬ、タッグマッチチャンピオンカーニバルか。。。。
天国と地獄の世界を潜り抜けてきた男たちのサラケダシ人生指南本。
ターザン山本。。。。「男のしぶとさ」の体現者。生き様とはシブトサなり。長州力を本当に「切れさせた」男。。。90年代のプロレス媒体仕掛け人。。ベースボールマガジン社の日かげ部門だった「週刊プロレス」を大メジャー雑誌にした男。。。凄腕カリスマ編集長

サダハルンバ谷川貞治。。。。若い世代は、格闘技イベントのプロデューサーの印象が強いらしいが、私にとってはあの「格闘技通信」の名編集長の方が強く残っている。40数億円の借金を背負い込みながら生き抜いている男。


相当明け透けに語り通してくれているもの出来ないもの含めて響くものかなりあり。

感動したことのいくつかの一つは、地獄に叩き落された時に様々な人たちが助けてくれていることだ。しかも音信もたってかつての友人とかも来るからスゴイ。。。

捨てる神あれば拾う神あり

地獄に仏

生々しい人生の様相にリアルに存在する言葉に打たれる

元気が出てくる。仕事、人間関係等で悩んだり腹立てていたりしていることが馬鹿らしくなる

人生ギャグですよ~!これってターザンが迷惑をかけた人たちが聞いたら相当アタマ来るだろうけれども。。。。年間3万人以上の自殺者が出てくるこの国の人たちに読んでもらいたい

もし自分に子供がいたとしてその子が虐めを苦に自殺しようとしていたらこの本を読ませて話し合いたい

ターザンは無茶苦茶だけど神がかり的な真理を突いてくる言葉をポーンと投げかけてくれる

ターザンが見抜いた国民性とか仕事の取り組み方や女性に対する考えとか。。。。

お前が言うかッ!という部分も否めないが、やはり奇妙な光り方をする言霊に引き込まれるのは間違いない

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ウィリアム・フリードキン「HUNTED」(2003年)

2013-04-07 17:29:56 | 日記
岡田准一君が「SP」で披露して有名になったが、もうこの映画2003年で10年前から、武道というか武術「カリ」を見せてくれている。ロシアのコマンドサンボと同じく戦場での実践格闘技術なのでしょうね。こちらも缶コーヒーですっかり日本のお茶の間で有名になった、トミー・リー・ジョーンズとベニシオ・デルトロがリアルに見せてくれます。でもどうなんだろう?超人的サバイバル能力と殺人能力を兼ね備えていながら戦場で心に傷を負い病にかかってしまった人間の行く末というのは。。。キビシイね。。。
それにしても修羅場を潜り抜けてきているプロの傭兵でもトラウマになる様な戦場って恐ろしすぎる。CNNとかでもその怖さは伝わってこないと思うし、戦争映画のジャンルも今はだいぶ進化してきているので、本当のところはこんな悲惨だぜというものが表現されいくと平和な場所で暮らしている人間にも何パーセントかは感じ入るところがあるかも。。。
それにしても題名の「ハンテッドHUNTED」とはどういうことだろうか。。。
人間の限界を超えた訓練によって出来上がった特殊技能を持った兵士の対決。
仕留める=ハンティングするという意味合いが強くなってくる。
冒頭に手負いのオオカミが出てくるがそこに象徴されているものがある。
住宅街であと一歩でという場面で、二人のにらみ合いが画面にドアップになるが、それが野獣同士が喰うか喰われるかの間合いを計っているのに見えてくるのも題名を彷彿される。
90分チョットの作品でテンポが速い。余分な贅肉がそぎ落とされている野生の生き物ように無駄がない。フリードキンだから不気味な場面もけっこうありこれもイイ。これぞリアルモンスターハンター映画だと思う


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ゼメキスの「フライト」にぶっ飛び

2013-04-05 18:25:30 | 日記
数奇な運命をたどるパイロット

旅客機墜落事故について厳しい尋問

動揺を隠せない、天才パイロット

乗客を救った英雄なのかそれとも6人の命を奪った殺人者なのか?

運命に導かれ出会った二人

分かりあうことは不可能なのか?救いはあるのか?

皆それぞれの思惑で、それぞれの立場を守るために全力で立ち向かう

この神業を駆使して、たどり着いた天才パイロットの結末は!


観てきましたよ!
打ちのめされました。
スゴイよ
絶対観た方がイイ
お得です
ゼメキス監督が実写映画を10数年ぶりに撮るということで、気合は入っているだとうと思ってましたが…
まさかの傑作…ウレシイ

一度しかない人生で勇気をもって自分の殻を破ることは価値ありだと思う。
たとえそれによって失われるものがとてつもなく大きくても。

真の英雄とは自分の弱さに真っ向から向き合った人間だけが与えられる称号

ウソの上塗り人生からの脱出。自分自身を誤魔化して生きていく地獄からの脱出。

分かるよ分かる!酒は一瞬でも忘れさせてくれるが、解決の糸口は与えてくれない。希望の扉は開かない。

我敵、我内に在り

神業ジェット旅客機背面飛行をもってしても、弱さの本性を炙りだすことは出来ない

強さとは何か、弱さとは何か?

人生で本当の自由を勝ち取るとは、どういうことか。

ガンガン問いかけてくる、迫ってくる。

40歳過ぎたら、時間作ってでも観に行くべき映画だと思う

人生後半戦、きっと気づきの多い映画になると思う


ワーナーマイカルつきみ野/21:25/04.03/水

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