FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊たちへ愛を込めて

「小さいおうち」を観ました

2014-01-31 22:17:14 | 日記
山田洋次の恋愛ものをモチーフにした反戦映画。

カメラワークが小津風。

妻夫木君がとても良い……が最後のシーンが残念だった。あれは演出方法が悪かったと思います。「宛名のない手紙」のシーンです。説明をしてしまった…残念です。

倍賞千恵子のミステリアスな雰囲気と演技。演技の中に謎の雰囲気を漂わせる…画面に出てくる秘密のこと、あえて出してこない秘密のこと、あると思います。
大人の映画です。でも山田洋次の演出で生々しく画面には現わさない意図。

戦争に突入する高揚とした空気感。当時の日本に漂わせていた幸福感と不吉な予感…微かだけど不吉な何か…

ただ単純に戦争に翻弄された人を描くわけがない。なにか人としての箍(たが)が外れていく様な危うい雰囲気を醸し出してゆく…

とても長く生き過ぎたのッ!と泣き叫ぶ倍賞のセリフには共感。死ぬまで、棺桶まで持っていくつもりだった「秘密」をここまで持ち続けるのは辛すぎたのですね…

人間ってあるよね。誰にでもあるよ。「秘密」の一つ二つ。

人間の業(ごう)を描いているこの映画は山田洋次だからドロドロにならなかったのかも。
それも救いか。

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今年の目標「30本」

2014-01-31 22:03:29 | 日記
数がどうのこうのでもないのですが。

一応そんな風に設定するのが好きなので。

「30本!」

月に2~3本映画館で観るということはなかなかです。

計画立てて観たいものも吟味して気持ちも上げてとか色々あります。

大事なことは義務にならないこと。

辛くならないこと。

好きで始めたことがオカシクなっちゃう。

映画は心の栄養分。精神形成のビタミン。

お一人様でジックリ観ていきます。

淋しいやつ?

イイんです~。

現実逃避癖?イイじゃないですか~。

そんなの関係ないです。

自分が良ければイイんです。

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「ゼロ・グラビティ」無音の響き青き地球はかなき生命そして再生

2014-01-30 18:37:03 | 日記
SF映画の形をとった哲学映画。そして愛の物語。ラブストーリー。
人間のちっぽけさ。健気にも逞しく生きようとする人間。
今まで最高の男っぷり。俺の中ではクルーニーベスト1.間違いなく代表作になる。オーシャンズ11より10倍素敵だぜぇ~。
母なる地球がちっぽけな二人を見守ってくれている。

---------------------------------・--------------------------------------「宇宙からの帰還」を読んでも分かったが、生命は生きられない空間なのだ。でも、人類は安全な地球から出ようとする。

無重力空間。無酸素。無音。

生きることはどういうことなの。
死ぬとは?
なぜこの世には男と女が存在しているの。
人は争う。
人が人を殺す。
支配する。


真っ暗な地球に映る溶岩の様な輝きは電気で光る都会の灯。

星に願いをかけているときに彼らがその間にいる。

心を閉ざす。
傷つきたくない。
悲しみたくない。
ツライ思いをしたくない。

いよいよだよ。

分かるけど。もうそろそろ行こうよ。

旅に出るんだ。
人生の全てを受け入れるのだ。死ぬまで生き抜くのだ。楽しむんだ。

まさに行きて帰りしの物語。

生還の物語。

みんながサバイバーなのだ。

だから、自分から命を絶たないでくれ。

絶望寸前、でも声を途絶えないでくれ。

信号を送り続けてくれ。一方通行通信してくれ。

そう、返事は返ってこない。しかし母なる我が地球は見ていてくれている。

約束してくれ生きて帰ると。生還すると。

やっぱり生まれたからは生き抜こう。

サバイバーでいてくれ。

信号を送ってくれ。

一方通行通信になってもやり続けてくれ。

希望を捨てないでくれ。

再生の物語。

去年、ラストで観るはずだったこの映画。今年最初で暫定1位になりました。

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「ted」wowowで観たよ~

2014-01-26 13:49:40 | 日記
良かったヨ♥

ミラ・クルス可愛いね♥♥

少年の心を持ち続けた男の話ですよ。

少年の心…

どれだけ邪魔なものでとても厄介なものであるか彼女を見れば分かります(涙)



人は成長し続ける生き物。

その過程で大切なものがどんどん変わっていきます。

10歳の時に大切なものが30歳でも大切なものかどうかは人それぞれです。

言えることは両方を持ち続ける事は難しいです。

ポケットはひとつ。一つを入れるには一方を手放さないとならないです。

そうですね。それが人生の法則です。

だから、どっちが正しくて間違っていてという話ではなく…

オレはどっちを選ぶの?ということです。

両方は手に入れられないのです。リアル人生では。

だから大人のファンタジーにほんの束の間身をゆだねるのです。

マーク・ウォールバーグは大好きな俳優です。

「ディパーテッド」で決定的でした。

この強烈なボストン訛りのバッドボーイは名優になっていきます。

間違いないです。

これぐらい映画ラブのナイスガイがハリウッドで映画を作っていることが、

奥深いです。侮れないですハリウッド。

もうすぐアカデミー賞です。

受賞は出来なくても(?)観客でイイから(?)コダックシアターへ行きたい。授賞式を生で見たい~。

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「酒と空気と本」

2014-01-19 20:18:15 | 日記
これさえあれば生きていける。

これを25年前に聞いて衝撃うけて、今その気持ちマァ分からないこともない。

日本冒険小説協会会長の言葉だ。

このくらい面白本の探究者は喝破するのです。

オレまだまだだよな~

でもこんな感じでいきたいね。

ハードボイルドだよねホンマに。

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