FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊たちへ愛を込めて

眠れない夜を渉る

2024-06-30 00:34:40 | 創作詩
誰でもなるのだ。

みんな、通るのだ。


みんな、自分しかならないと思っているのが恥ずかしい。


恥ずかしい。


恥ずかしい。

眠れない夜を越えて、眠るのだ、

一人じゃないよ。


君だけじゃないよ。

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もっと、もっと!

2024-06-30 00:30:38 | 創作詩
いつのまにか

いつでも


そして

ひとりで


歌を歌っていて、噛みしめて。


あなたはいない。

あなたは、


もう


いない。



それで


いいよ。




僕も、進むよ。


あなたは、あなたで。


そして、さよなら。




それが実存。


たしかなもの。

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横浜スタジアムで待ち合わせして

2024-06-30 00:22:12 | 創作詩
静かな夜と

波の慰めだけ。

いつも、自分だけ。

一人で。

横浜線の最後尾に座って。


泣き顔は誰にも見せないよ。

振られるのは慣れているさ。


それよりも、夜の海が暗すぎて。


切なすぎて。

言葉にもできなくて。


切符ぷを買って。

下りに乗るの。


似合わない涙がこぼれて。


菓子パンも、カードも、携帯も、要らないよ。


哀しさが、心のキャパを越えて、涙も渇いて。


町田から横浜へ来ても、解決しないのが手の打ちようがない。


さよならも言えなくて。


酒も飲めないで。

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悲しみと、怒りに・・・潜む。その心。

2024-06-11 00:09:44 | 創作詩
すべてを。

そのすべてを内に隠して。


分かるのは、森の精だけ。

だいだらぼっちも、姿を見せて。

後には戻れない。もう、戻れない。

そのすべてを露わにして。

もののけ等が、静かにひっそりと見つめている。

同意もしない。否定もしない。



だから、静観をする。



息をひそめ。


人々の心の奥底は、悲しみと怒りに満ち満ちて。


それでも、静かに見つめるだけ。



神々は、干渉しない。

それが約束だから。



愚かな人間との約束だから。


一言も発しない。


それでも、絶望せずに真の心を追い求め。


姿は見せずに、気配だけ。



潜むのみ。


考えるな。感じよ。



見ようとするな。触ろうとするな。



それがそちたちの約束だから。


それが鉄の誓約だから。

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G線上のアリア、から、そして

2024-05-15 00:47:57 | 創作詩
卒業する。


悲しみと、涙から、そろそろ出ていくよ。


卒業写真は、誰にも見せない。

だって、いまもいつまでも君は君のままで。

ちょっと怖いかな。

ありえないことがあると、思って生きてみたのに。

ありえないことなんて、無かった。



青春なんて、なかった。


あるよって、言ってくれたのに。


バラ色なんて、無かった。


だから、悲しさも、虚しさも、一切なく。


ぼくは、一人静かに聴いているよ。G線上でアリアを。





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