一年前に新潮文庫で読んだ時の気分の悪さがよみがえる…
冒頭シーンでこの顔がドアップ！同学年[46歳]の人間とは思えない[リアル]ぶり！ファブリーズのパパがフリーズ!!!!いや、スパーク!!!
絶対に接触御免の二人。借金踏み倒した男をバラバラにして焼却炉で一息ついているところ、美味そうにピエール瀧が一服。
狂気を次第にはらんでいきながら、取材没頭していく…
一線を越えた人間とそうでない人間とはどこが違うのだろうか？残酷性や残虐性を持って生まれてくる人間。それを解き放ち富と快楽を追求し生きるのか、それとも封印し墓場まで持っていくのか？違いは何なのか？109シネマズグランベリーモールでした。
他の観客の方々を見回すと、気合が入って観に来ていることがビシビシこちらに伝わってきます。
一組のみカップルがいましたが、上映終了後フラフラになって帰って行くのが見受けられました。
もっとどんよりとした気分になるかと思いきや意外とそうでもなく、夢にもうなされずに済みました。
「許されざる者」よりもこっちのほうが面白い。おススメです。
もし映画を気に入ってもらえたら、新潮文庫を読んでみてください。強烈です。傑作ですから。
残酷描写、拷問描写が強烈です。けれども「善と悪」「社会倫理」「暴力」「借金」「家族」「絆」「友情」とは何か？を考えるうえで非常にいい映画と思いました。
神無月。10月。オクトーバー。一年のラストスパートが始まる月。あらゆる意味でシャッフルが行われ展開が劇的に変わる月。神様が神社をお留守にして集結するから神在り月なんて意味をひねっていう人もいますが、とにかくここから時間に加速がついて一気に年末に突入していくからある意味でコワいです。無意味に過ごすことなく一日を大切に生きていく。悔いなく過ごす。
