ひとの受けた傷の痛みを知ることが出来るのは
同じ傷を受けた人にしか分からない。
これが前提にないと、慰めも寄り添うことも余計に傷つけてしまう。
どれほどの痛みと辛さなのかを想像するしかない辛さと悔しさが
心から湧き出なければの偽善で終わる。
想像を超える経験を積む。
想像を超える悔しい思いをする。
想像を超える悲しい思いをする。
想像を超える恐怖を覚える。
数えきれない涙を流す。
いつ終わるともしれない不安な気持ちで毎日を過ごす。
テクニックで磨かれた感性ってあるのだろうか。
スキルの間違いじゃなかろうか。
心が震えるほどの経験はめったに出来ない。
それは失うものも多いのかもしれないから。
でもそこで人生がガラッと変わるくらいの何かが生まれることもある。
磨くとはそのものずばり傷をつけるものだから。