血涙の祈り

ほんの一握りの贅沢三昧やりたい放題の輩が増々肥え高台へ逃げて行く。


割を食う、迷よい子らが天文学的に爆発的に増えていくこの世で。


どうぞ消えかかった微かな輝きを消さずに見失わずに、生き抜けますように。

名言遊戯⑬トルストイにはどう映る？

「幸福な家庭はみな一様に似ているが、不幸な家庭は、いずれもさまざまに不幸である。」

レフ・トルストイ


ならば、

この「家庭」を「独り者」に当てはめてみた。


「幸福な独り者はみな一様に似ているが、不幸な独り者は、いずれもさまざまに不幸である。」


う～ん。

ピンとくる感じでもないけど面白くて少しゾッとする。


行きつけの小さな居酒屋の女将さんと話をした。

その女性は旦那とは死に別れて今は独身。

七十歳かな？若い時はモテただろうなと思わせるなかなかの美人。

だから常連の先輩たち(お爺ちゃん)が小さなカウンターに所狭しといつも満席。

娘さんも家庭があり大きな子供がいるらしいが亭主の実家である新潟に引っ越しをして今は一人暮らし。


冗談半分本気半分で聞いてみた。もう再婚とかはする気ないの？


もういい。男はもう。面倒臭いもの。友だちとお芝居観に行ったり御歌を勉強したり毎日忙しいからね。だって。


知り合いで奥さんに先立たれて独り暮らしをしている男性も何人か知っている。


六十後半七十前半くらいの先輩たち。


ひとつ共通している印象と言うのが「萎れていく」というやつだ。


色んな趣味を見つけて頑張ってギター弾きはじめたり、大型バイク買ってツーリングに出かけて事故ったり、

なんだけども・・・・なぜか寂しそうに。


女性は違う。共通して受ける印象は一言「謳歌している」だ。


自分の周りが、たまたまなのだろうか？

あくまでも主観が入っているからそう見えるのかもしれない。


家族に注いできた時間とエネルギーをいま自分の為に使っている感じがして、ハッキリ言って気持ちが良い。


尊敬しちゃう。



後半人生で知り合った同世代の友だちと歌舞伎を観に行ったり、舟木一夫のコンサートへ行ったりはたで見ていても楽しくなる。


夏休みの前半戦で宿題をやっつけた生徒は大手を振って遊びに行ってヨシ！

ああこの俺はどんな課題を終えていたのだろう。まだ終えていないのだろう。


酷暑の空を仰ぎながらそんなこと考えた。

記憶失くすまでなぜ呑む

会社の後輩に富山生まれの酒豪がいるからそうなる。

なんて人のせいにするつもりはない(汗)

ただ、ひとり酒の時に気づいた。

ひとりだろうが二人だろうがいつもベロベロだった(恥)

そして楽しい。

とくにベロベロになって書くブログは。

とても読めたものじゃない(苦)


北方謙三が言っていた。酔って書いたとき凄い傑作が出来上がった！と思う。

で、次の日読み返すとあまりの酷さに破り捨てた。

比べるのもどうかと思うが…感覚的にはこれと同じだと思う。


ただブログは原稿用紙と違って登録即世に出る。破り捨ててゴミ箱へとならない。

削除してもいったん世の中へ出たものは無かったことに出来ない。

恥ずかしいならやめればいい。やめられない。

誰に読んでほしいのか。

誰かに。そこはブレることなくその誰かなのだ。

この世は生きるに値する

こんなダメな、



五十一の爺さんが、


楽しく、

脱水症状になりながらも、


生きている。


そんなおれが、よくぞ生き続けて良いのかとも思うけど。


知ったことじゃあないんだ。


これほど世の中が、殺伐として、ピリピリして。



生き辛いのに。


分かった風大人たちが、「仕切って」進めていく。


そして頭の悪い、若者たちがそれに追随していく。



やっていろ。


知ったことじゃない。


勝手に将来を不安に思って鬱々と生きていろよ。


俺は馬鹿みたいに明るく、楽観的に、生きてさっさと楽しい所にいくから。

それが、欲しいんだ。

友だちもいらない。


家庭もいらない。


お金もいらない。



親友もいらない。


名誉もいらない。



子孫もいらない。




。。。。。。


でもこの世に生まれたならば、


生きているという「実感」が欲しい。

それだけで良いから、クソ神様。

クソまみれのジーザス。

こんな酔いどれのクソじじいにおすそ分けしてください。



一滴の幸せを。