ロバート・ゼメキス監督

2024年
アメリカ映画 104分
トム・ハンクス主演
待ちに待った。
好きな監督の最新作。
30年前の「フォレスト・ガンプ/一期一会」 のスタッフほぼ一緒で作った実験的な映画。
で、感想。
途中睡魔が。
つ、つまらん。ダメだ。
「時を越えた」のかもしれんが、こちらの「期待を越え」られんかったみたいだ。
どうしたゼメキス!だめすぎゼメキス!老いたかゼメキス!
これがあの「バックトゥザフューチャー」「キャストアウエイ」「ザ・ウオーク」
大傑作「フライト」を世に放った同じ人とは思えん。
アタマきてどこがダメだったかメモ帳に細かく書き込んだが、もうここでは出しません。
まったくどうしたのだ。
おそらくプロから見たら映像などは最新最先端の脅威的な技術満載なのだろう‥‥知らんが。
しかし、あの「フューチャー」のようにワクワクハラハラドキドキが無いし、「キャスト」の時のような、いい大人が胸を締め付けられるようなにがさと切なさもないし、
「フライト」を見たときの、こんな映画を待っていたんだ~!みたいな映画少年の心をフライトさせてくれた感動がまったくなかった。
年を取るということは感性が鈍くなることなのか。
そういう意味なら人間の本質を一部見せつけられたという解釈も無くもないが。
おそらく「ガンプ」のお説教臭い、悪いところが出ている。
それでも「ガンプ」にはダン中尉(ゲイリー・シニーズ)のような魅力的な人物が登場したり物語に「毒」がまぶしてあった。この「毒」が映画的にとても重要なスパイスになるのだ。しかしここでは一筋縄じゃいかないのが人生だという物語の核となる部分が生かされてこないのだ。
画面を固定して恐竜時代から現代までを描く。そんな実験精神は良いのだが‥‥。
映画の強みはなにか場面が変わるとか移動するとかアップになるとか時間が変わるとかダイナミックさが勝負なのに‥・・・
活劇映画の強みを生かさずに「縛りをして」人間ドラマを描くという挑戦をしているのだろう。
ロバート・ゼメキス監督あなたの強みは血沸き肉躍るアクション活劇だろう。
次回はダイナミックなアクション映画を作ってくれ。
王道でやってくれ、あなたは。