上司と部下☆

「一応、一般社会的な感じで現せば、俺が上司で迅は平社員ね」
「平社員！」
「迅は良い子だね～。よしよし」
「……つうか、何気に抱っこしてんなよ」
「焼もちやかない！　上司と部下のスキンシップを邪魔しない！」

俺は自分の部屋をさも当たり前のようにくつろいでいる人外の存在に呆れつつ、迅が山ちゃんの膝上で楽しそうにしてるのを面白くなく思いつつ、課題を進めながら二人を横目でチラチラと確認するしかなかった。

俺よりも昔から二人は知り合いであり、山ちゃんは迅の教育係的な存在でもあるらしいから、下手に文句も言えやしない。それこそ、いろいろとお世話になっている部分もあるから余計だ。
しかし、山ちゃんといる時、自然と迅の姿が幼く戻るのは。

きっと、迅にとって。山ちゃんは良いお兄ちゃんであり、甘えさせてくれ時には厳しくしてくれる家族のような存在そのものだからだろう。

……じゃあ、俺は？

……その答えは聞きたいようで、怖くって聴きたくないものであるなぁと。
俺はそれ以上考えても埒が明かないと考え直して、一言訊いてみた。
「山ちゃん、課題終わってるの？」
「……後で写させてね」
……これでも神様だと言うんだから、世も末だねぇ。

 

今日は本部の経理責任者さんが店に来られて、経理関係の帳簿をチェックしておりました。監査がその後ちゃんと改善されているのかの確認のためにそうさせているようです。店長は「あれからちゃんとやってるから大丈夫」とは言ってましたけど。
私自身はまぁ別になんか言われたらそれはそれと思っていたし。
やはり自然と気を使っていたらしく仕事終わったらクタクタでした。結局別段注意もなく、それこそオープン以来、放置していた書庫の中を整理してくれ、わざわざ掃除に来てくれたみたいになってかえって申し訳なかったし。ごめんなさい！
歳は近いとは思っていたのですけど、まさか！？　同い年とは思っていなくって驚いた。ごめん、私よりは少しだけ年上だと思っておりました。はい。
ついため口になってしまいました。
「見た目若いね」と言われ。髪切ったらなんか余計そう見られるようですよ。良かったですねｗ、自分。
彼女とはまたしばらく会う機会はないと思われますが！　はきはきした気風の良い人なので、個人的に好きなんでまた会える日を楽しみにしておきます。
そんなんで、今日のイラストはこんな感じに落ち着きました。

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