☆わんこと一緒の想い出と共に☆

シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

入院生活

2008年04月12日 | 病気・健康
予定通り 術後2週間の退院の日は暖かい日でした 
病院の駐車場の1本の小さな桜の苗木が、お祝いしてくれてるように一足早く花開いていました。

   


迎えに行った私の車を自分が運転するからとハンドルを握った夫。
「あ~!手術終わったんだな~!よかった~!ほっとした!良い先生・良い看護師さん・病室の人にも恵まれて・・俺は幸運だった。病院の忙しく大変な仕事の中で笑顔で働く人・・病気と闘う人・・様々な人から多くを学んだ。健康でいることのありがたさをしみじみ思う・・・去年の今頃だったな・・生検でガンだってわかったのは・・ショックだったなぁ・・あの時は・・なんで俺が・・って思った・・・・」

夫の話を黙って聞きながら、私は助手席のシートに吸い込まれるようにように体を沈めて、うとうとと・・睡魔に襲われていた。
夫が帰って来たという安堵感と、帰る前にやっておこうとしていたことに寸前までバタバタしていた。

(満開のレンギョウ)

病室では、入院中同じ部屋で過ごした人たちが退院を祝ってくれた。

お向かいのAさん。
入院して1か月以上になるがまだ退院のめどはたっていない。
腎移植をされたのは何年か前のようで、その時も長く入院されたいるので病院のことはとてもお詳しい。患者としての気持ちもわかった上で夫にもいろいろとアドバイスしてくださり夫とは意気投合し仲良くしていただいた。
ご本人も「これまで様々な人と同室でいやな思いもしてきたが今までの入院生活で一番楽しかった。さみしくなるな・・」と目がうるんでいた。

隣のベッドの青年は一足お先に退院して、新しい患者さんが入ってきた。

そのお隣のBさん。同じ日にこの部屋に入った。
数日前まで高熱が続き、遠方から来ていた奥様が泊って付き添っておられたが、やっと落ち着いたと帰って居なかった。「Kさんは順調でうらやましい!私もあやかりたいからKさんのベッドが空いたらそこに移してもらう」と笑顔で言った。

隣の病室には3日後に同じ手術を受けた患者さんが居るという。
お互い手術痕の経過や体調など情報交換していた。
みんな患者は”同士”だ。


廊下に出ると、手術を終えた患者さんがまた病棟に運ばれてきた。

日々病気と闘う人々・・厳しい医療の現場で日々働く人々・・そこにも様々なドラマが・・そして皆その中で懸命に生きているのだと思った。

梅も咲き 

入院中、夫が進歩したことがいくつかあった。
そのひとつ。
ケータイのメールを使えるようになった。(アナログなオジサン)
いつも「必携だ」と必ず持って歩くわりには、たま~に鳴るとビックリ! 
電話がかかってくる相手も5本の指があれば足りる。
入院生活でメールは必要不可欠。
連絡や要件はメールで届くようになった。
留守を預かる私に敬意を表してか?「ですます調」の文字が可笑しい。

タバコは完璧な禁煙にはなりきれていなかったが、もちろん入院中は1本も吸っていない。この機会に断てるいいチャンスだと思った・・・
ビールも同様に・・・

帰り道、寄りたいところがあるとあちこちに寄り道
患者さまは、病衣を脱いだとたん→→→外見はどこも悪くないふつうの人。
下腹部の違和感はぬぐえないものの病院でも歩いて体を鍛えていたというだけあって、そんなにしんどそうでもない。
「尿もれ」が大変だ  と言いつつも、そんなことで凹んでいる人ではないから「ボクサーパンツに尿パッド」の内情は外見からはわからない。
(骨盤底筋体操と排尿後の処置の対策がなされているが徐々に改善が待たれるところ)


自宅に帰る前に、ラーメンが食べたいという。
いつものラーメン屋さんに寄って退院の祝杯をあげたおっとー

「苦いけどウマ~イ!」

まずは無理をしないで静養するようにとの私の勧めも聞かず
先生が「退院したらゴルフを始めてもよい」とおっしゃったそうでコースに出るのはまだにしても早く回復したい夫は翌日からいつもの生活を始めたのである。

そして昨夜、寝る前に車庫から出てきて寝室に入ったおっとーには、明らかにタバコのにおいがついてきた