すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

地震と老朽原発と希望への一票

2016年06月25日 | 地震・原発

全国的に大気が不安定の雨降りの土曜の午後、1時51分頃に新潟県上越地方を震源とするM4.6の地震があり、糸魚川市と隣接する長野県小谷村では震度4の揺れです。この時間に私は、関西電力高浜原発1、2号機の40年を超す運転延長の認可審査がなぜ最優先されたのかと、パソコンに向かって調べていたところで震度3の揺れというよりドスンと縦に大きな振動でした。

老朽原発の運転延長については、原子炉等規制法の改正を進めた当時の民主党政権下で"40年ルール"が設けられていました。原発の運転が長くなると原子炉内の機器が放射線にさらされ、もろくなると多くの専門家からも指摘されています。

原発の運転"40年ルール"を厳格に守るなら、国内の原発の約半数が2020年代後半までに相次いで廃炉になるはずです。ところが経済優先のアベ政権と電力会社にあっては、核のゴミ処理などはどうでもいいことのようで、高浜原発1.2号機の運転許可で再稼働へと弾みをつけていくことでしょう。

庭のプランターのルドベキアの花が早いもので梅雨の頃から咲き出しました。北アメリカ原産で明治の中頃に日本にやってきた強い花で、花言葉は「正義・公平、あなたを見つめる」です。

ところで昨日の英国のEU離脱について、産業の衰退の中で移民や新規住民を追い出せば生活が良くなるとのデマ政治によるところが大きく、極右の偏狭なナショナリズムが世界経済を谷間に突き落としています。国民投票の結果が1%高いだけで決まってしまうのかと、わが国に置き換えてみると、過半数の26 %で最重要問題である「戦争する国」へと、自民党憲法草案が現実のものとなる危うさを痛感です。

今回の参院選は単に候補者や政党を選ぶということではなく、日本の進路が大きく左右される大事な選挙です。先人たちの努力の成果で人権や自由や平和や地方自治が守られてきましたが、原発再稼働しかり戦争ができる国といい、これでよいはずがありません。未来の世代に希望をつなぐための大事な一票であることを認識してゆかねばなりません。


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