知事選告示日の米山候補の糸魚川での第一声の時、候補者と親密に話している一人の女性が気になっていたので街宣車が次の上越へ向かった後でお話しをして驚きました。能生地域の道の駅マリンドリームのベニズワイガニ直売所の(有)盛紋丸社長のNさんで、この施設を運営する第三セクター(株)能生町観光物産センターの当時の社長である米田徹糸魚川市長に店舗の明渡しを求め訴えられた“かに裁判”の被告の方でした。
同センター筆頭株主の市が市民を訴えるという前代未聞の裁判は当時、都合の悪い者は排除という“大人のいじめ”ではないのかと市民から注目され、市議会「一般質問」でも取り上げられていました。昨年1月、一審の新潟地裁は原告敗訴としましたが、市長はこれを不満とし控訴ということになり、二審の弁護士が米山隆一さんであったことを私は告示日に始めて知りました。
米山弁護士は東京高裁で原告敗訴となれば、公として糸魚川市の社会的信用を失うことを懸念し、市と話し合いを進め和解というカタチで結審です。当時の関係者らは「糸魚川市を救った弁護士」ということを認識し、Nさんも「米山弁護士は命の恩人」と言っていました。その後、米田市長は第三セクターの社長を能生事務所元所長へとバトンタッチし今日に至っています。
今日は昼近くに上越米山選挙事務所へ行き法定ビラなどを受け取ってから、友人らと昼食をしながらの知事選談議です。民進党の自主投票ということもあり、他の野党中心の闘い方では米山候補の必勝が厳しいのではという見解で、市民をもっと巻き込んだ取り組みなどの話し合いを進めました。
夕方帰途に着き、途中のマリンドリームのかにや横丁へ立ち寄り写真を撮ってから、スーパーの駐車場でNさんと合流です。その後、友人宅へお願いなどに立ち寄ると、何と妹さんがNさんと親しい同級生とのことでビックリです。
ところで告示日の上越市かに池での米山候補の第一声の時、応援弁士の森ゆうこ参院議員が糸魚川“かに裁判”のことを聴衆に話したそうです。糸魚川から候補者取材を続けていたTeNYテレビ新潟の記者がこれをまとめ、本日の「夕方ワイド新潟一番」の知事選関連で放映されたことを夜になってNさんからの電話で知りました。
全県に放映されたことで糸魚川“かに裁判”がまた話題になるでしょうが、何よりも米山候補の弁護士活動から人間味あふれる人柄が伝わってくる一日の終わりです。