すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

首相の年頭記者会見と小説「原発ホワイトアウト」

2014年01月07日 | 日々思うこと

朝から風もなく海上には少しの雲が浮かぶものの、山方面は雲一つない青空の一日です。小学生の孫は冬休みに入ってからスキー場のある根小屋の“じじの家”で過ごし連日スキーを楽しんで、明日からいよいよ3学期のスタートです。そんなことでノンビリできるのも今日までとあって、午前中に今年初めて上越市まで高速道を走り、孫と娘と久しぶりにランチなどを楽しみました。

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帰途は眩しい太陽に向かってビロードのような静かな海を見ながら走り、途中の姫川さくら堤周辺で夕日に照らされる雨飾山と駒ケ岳を撮りました。家に着く頃には太陽も沈みかけ辺りが薄暗くなって黒姫山の上空に飛行機雲を見つけ、真冬のこの時期には珍しく穏やかな一日でした。

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今年一年、平穏でありますようにと誰もが願うことでしょうが、昨日の安倍首相の伊勢市での年頭記者会見を見聞きするにつけ不安が募ってしまいます。集団的自衛権の行使に向けて憲法解釈変更や改正への論議を加速させるべきとの表明は、国の行く末に大きな影響を与え中国韓国との摩擦をさらに強めてゆくことでしょう。また原発の新増設には否定的だったものの、原子力規制委員会を持ち出し「世界最高水準の新しい安全基準が策定された」と、再稼動に意欲的な姿勢には注視せねばなりません。

ところで今話題の若杉 冽(わかすぎ れつ)著の小説『原発ホワイトアウト』(講談社)、「再稼働が着々と進む原発・・・、しかし日本の原発には国民が知らされていない致命的な欠陥があった!この事実を知らせようと動き始めた著者に迫り来る、尾行、嫌がらせ、脅迫・・・包囲網をかいくぐって国民に原発の危険性を知らせるには、ノンフィクション・ノベルを書くしかなかった!」と、キャリア官僚による刺激的な告発内容で、やっぱり読んでおこうと今頃になっての正月七日です。

 


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