すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

戦争法・マイナンバー・TPP、特効薬はないけれど「アベ政治を許さない」

2015年11月01日 | 日々思うこと

週末はいつも地域のイベントなどが盛りだくさんで、身体が二つほしいところです。神無月10月最後の昨日は小雨の中を上越市三和区まで出かけ、先ずは音&土(ねんど)工房へ立ち寄りました。近くの三和公民館で「弁護士のお話し~聞いて学んで一緒に考えてみませんか?」という集会があり、講師は今や引っ張りだこの馬場秀幸弁護士です。「私たちの暮らしはこれからどうなる?」と、最初にマイナンバー制度の問題点からで、メリット・デメリットなど知らないことが多く大変参考になりました。

続いて消費税、TPP(環太平洋経済連携協定)などの諸問題で、アベ政治がいかに国民生活を破壊しているかを具体的に熱く話され、参加者からも講師に劣らぬ活発な意見が出されました。あっという間に時間が過ぎましたが実りある集会で、久しぶりの再会や初めての出会いもあり、薄暗くなった雨の国道を心温かくして帰途に着きました。

早いもので今日から霜月11月、今年も残り2ヶ月となりました。毎月ブログに貼り付けてきた月刊『食べもの通信』ですが、画像一覧表で確認すると10月号をすっかり忘れていました。10月号は「和食を生かして減塩生活」特集“脳卒中・がん予防のために”です。塩分過剰はがん細胞を増やしタバコに次いで危険なことや、2010年から男女とも長寿日本一になった長野県の全県あげての減塩運動50年の取り組みなど、健やかに生きるための情報満載の内容です。

10月24日の家庭栄養研究会、合同役員会でのことも書き込まねばと思いながら時間が経過してしてしまいました。役員会では生活習慣病は予防できること、「未病」運動に取り組む神奈川県のこと、そして「TPP大筋合意は最終合意でない!」などを再確認でした。

そういえば馬場弁護士も「TPPは秘密交渉で、日本の経済主権を外国資本に売り渡し、国民をバカにしていると」と述べていました。最後に「反対だけでなく、地産地消を」と・・・、そして「人生で自分の手が届くところは自分で守り、届かないところはみんなが共闘することが重要」と説得力のある弁護士ならではの言葉でした。

ところで『食べもの通信』8月号コラムでも書きましたが、TPP参加で日本の食料自給率が農水省試算では40%から14%に下がり、世界紛争の中で食料が交渉の武器にもなりかねない危険性があります。どの国も、関税や保護政策によって自国の農林水産業を守り、食料自給率を高める政策を重視していることを見落としてはなりません。

そんなことでアベ政治は、国民の暮らしや子どもたちの未来をあらゆる分野で破壊していることを痛感し、特効薬はないけれど96歳の俳人金子兜太(とうた)さん揮毫(きごう)の「アベ政治を許さない」を、澤地久枝さんの呼びかけで11月3日午後1時全国一斉にならい掲げたいと思います。


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