すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

中学校運動クラブ、いじめ問題の黒塗り資料

2017年03月15日 | 日々思うこと

何かと問題の多い糸魚川市議会ですが、任期満了に伴う市議選を来月に控えて明日は3月定例会最終日となります。市は能生中学校で発生した相撲クラブでのいじめ重大事態の調査を第三者委員会に依頼してきましたが、その報告書の内容について物議を呼んでいます。

この第三者委員会は上越市の馬場秀幸弁護士を委員長に、上越教育大学教授や人権擁護委員会らで構成され、先月その調査報告書が米田市長に提出されております。その後、3月2日の総務文教常任委員会へ、教育委員会こども教育課より「中学校いじめ問題に関する調査結果報告書」として黒塗りになった報告書が提出されました。

また10日の市議会予算審査特別委員会でも同じものが提出され、事件発生に至る経過や実態を示したページがすべて黒塗りなっていることで、公開を求める意見が続出し特別委員会は紛糾です。

そこには暴力を容認する運動クラブの実態や学校側に対する指導方針の食い違いによる恫喝行為などが記されており、今回の一連の事件が子どもではなく、大人の問題であることが分かります。

先日、私はこの黒塗り報告書の現物を見ましたが、明らかに被害者に配慮したというより市長に配慮したものであり、糸魚川市の隠ぺい体質が伝わってきました。さらに驚くことに総務文教常任委員会では、米田市長を支える保守会派のM議員と議長(同委員)から「第三者委員会の報告は信ぴょう性に欠ける」などの意見が出されていることを知り呆れてしまいました。

古畑浩一議員は11日付けフェースブックで、一連の問題を詳細に書き込んでおり、私は「議会の責任の重さを痛感です。こんなことでは、いじめ再発防止にならないことでしょうね。誰のための教育委員会なのか、議会を含めて市政全体が腐り切っているようですね。」とコメントです。古畑議員からの返信では「26年の議会経験の中でも、こんな状態は初めてです。隠蔽とすり替え、それを擁護する議会…吐き気がします。」と・・・。

4月9日告示の市議選を前にした糸魚川タイムス紙の「立候補予定者に聞く」を読むに付け、特に当選後も過半数を占めるであろう最大会派議員らの言葉巧みな主張に私も吐き気がする思いです。やはりフェイク(嘘)を検証する市民力なくして真の糸魚川の未来がないのではと痛感です。


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1 コメント

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憧れの糸魚川 (みやまおだまき)
2017-03-16 15:06:10
フォッサマグナが、直ぐに理解出来なかった幼少の頃から魅かれていた「いといがわ」。
好きなロケットの糸川博士ともダブりますが、いまだに魅かれるイメージの都市です。
妙な大人に汚して欲しくありませんね。

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