すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

水俣の水銀汚染と福島原発事故と

2018年11月11日 | 地震・原発

昨夜11時からETV特集「写真は小さな声である~ユージン・スミスの水俣~」を視聴です。公害の原点を「MINAMATA」で世界に伝えたアメリカの写真家ユージン・スミスさんの生誕100年で、水俣に住み込みながら患者さんの姿に迫るプリントや撮影時の録音が公開された貴重な番組でした。

おりしも、新潟大学立石雅昭名誉教授とにいがた自治体研究所編の『原発稼働と自治体』(発行 自治体研究社 1200円)が届いたばかりで、チッソ水俣工場と水銀、東京電力と福島原発事故の放射能汚染を重ねながら、企業と国の無責任さと罪なき人々の苦しみを痛感です。

本書では、世界最大の柏崎刈羽原発が立地する新潟県が行う「3つの検証」や、原子力災害がもたらした避難生活の実態、崩壊した“原発の地域経済効果”にもメスを入れた最新版です。

秋晴れが続かず、軒下に干した柿が気になる日曜日の昼下がり、上越の娘と孫が急に来ることになりました。目的の一つは2階に置いてあったハンドベルで、クリスマスを前に幼稚園で使うようです。二人は隣りの家へ寄ってから“風の又三郎”のように帰って行き、もうクリスマスの季節なのかと一年の速さを感じる終日です。


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