すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

北朝鮮ミサイル情勢と原子力規制委員会

2017年09月07日 | 日々思うこと

北朝鮮をめぐる連日の報道で、何千億円の最新鋭機を持っても、予告なしのミサイル発射に迎撃効果がないことが伝わってきます。“備えあれば憂いなし”といわれるものの、アベ政権のこの5年続きの底なし軍事費の増額には首を傾げるばかりです。

昨日は朝から愛犬の様態が思わしくないので、外出を控えてYouTubeで第35回原子力規制委員会を視聴です。田中俊一委員長を中心に議論が進められましたが、東京電力への擁護発言の更田(ふけた)豊志委員(委員長代理)といい、こんな程度の議論で原発審査が進められているのかと驚きです。

この更田委員は今年9月に初代の田中委員長からバトンを引き継ぎ委員長就任だそうで、すでに国会での同意を得ております。昨日の委員会でも終始、東京電力柏崎刈羽原発6・7号機の再稼働に積極的な発言が気になりましたが、政治権力や電力会社の干渉に左右されない独立性の高い機関のトップとして、原子力の安全を追求できるのかと不安が募ります。

さらに北朝鮮のミサイルに関して、政府とメディアに煽られる報道が続く中で、グアムだけでなく日本国内の米軍基地や原発が標的にされていることも見逃してはなりません。さらに福島原発事故をきっかけに定められた原発40年廃炉の原則が骨抜きで、核のゴミ処理も含めた問題にスルーの原子力規制委員会では国民の生命が守られるはずがありません。

ところでドイツのメルケル首相は、北朝鮮情勢について「軍事的解決」はないとし、軍事行動を否定しない米国を説得する考えで、軍事衝突を避け「目標は平和的な解決」としており、アベ首相との大きな違いを示しています。

9月に入ってこの一週間、雨の降らない日がないほどで、今日の糸魚川市には大雨洪水注意報が発令です。またコンバインによる稲刈りを前に田んぼが乾かないことで農家の嘆きが伝わってきますが、この雨続きで近くの小学校の花壇のゴーヤはすくすくと成長の夏でした。我が家も今夏はエアコンをほとんど使用しなかったので、東北電力電気量料金は昨年よりも削減です。

そして原発再稼働だけでなく、未来を担う子どもたちのために大人たちは何をなすべきか、「冷静に耳を澄まし、隠された深意に目を凝らさなければ」と、神奈川新聞カラコロは綴っています。http://www.kanaloco.jp/article/276091


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