すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

誰のために議員バッチを!?核兵器禁止条約に賛成できない市議会議員と

2018年06月29日 | 日々思うこと

昨夜のサッカーWカップ、ポーランドに1点差で負けたものの“まさか”の決勝トーナメント進出で、こういうこともあるのですね。今朝から雨が降ったり止んだりの不安定な空模様で、気象台は「関東甲信地方」が平年よりも22日も早く梅雨明けしたとみられると発表です。新潟県は「北陸」ではなく「信越」に分類されおり、「甲信」でないので梅雨明けはまだ先の紛らわしさです。

午後1時半からは雨の中を市役所前の亀ヶ丘公園で国民平和行進スタート集会です。来賓として織田副市長(市長代理)の挨拶に続き、五十嵐市議会議長の挨拶で、糸魚川市はH19年6月に『平和都市宣言』を行ったことなど、核兵器廃絶の世界へ向けてと聞いているだけでも爽やかです。

しかし昨日閉会した糸魚川市議会6月定例会では、『核兵器禁止条約の調印を求める請願』は総務文教常任委員会で「継続審査」となりました。近隣の市議会ではすでに採択されており、昨年7月の国連総会の禁止条約採択や米朝首脳会談の対話路線もあり、世界は核兵器廃絶への流れに進み出しています。

ところが糸魚川市議会といえば、最大会派自民党の笠原幸江議員・山本剛議員や滝川正義議員の3人が請願に対して賛成せず「継続審査」と主張し、委員会(7人)では採択となりませんでした。議会における請願への「継続審査」は事実上の「不採択」ともみなされますが、次の定例会で再審査がなされます。

世界で唯一の被爆国の自治体議会として採択は当然で、当市の『平和都市宣言』もあって反対する理由はどこにあるのか、誰のために議員バッチを着けているのかと驚き呆れ恥ずかしくも感じます。さらに『少人数学級実現に係る請願』も賛成少数で不採択となりました。

上の写真は集会参加者らへエールを読み上げる市議会議長で、右奥に深緑色の『平和都市宣言』のタテ看板を見ることができます。

今日の駐車場や広場は農機具フェアーの準備中で、平和行進は雨の中をのぼり旗を持って長野県境へ向けて出発です。

そして本日の参議院本会議、アベ政権が今国会の最重要課題と位置づける「働き方改革関連法」、過労死を助長する高度プロフェショナル法を盛り込んだ法案が可決成立です。森ゆうこ参院議員は「実に47項目もの付帯決議で、これだけ多くの付帯決議ということは法案の体をなしていなかったということであり、以前の国会なら当然廃案だ」と・・・。“残業代ゼロ”の血も涙もない“働き方改革”で、苦しめられる国民がさらに増えてゆくことでしょう。

同じく参議院本会議では、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の関連法が与党などの賛成多数で可決成立です。TPPは国民の胃袋丸投げの“いのち軽視”の究極の売国とも言われ、与党議員らはどこまで理解しているのでしょうか。

国会も地方議会も有権者の監視がなければ政治は暴走で、未来への責任として関心を高めてゆかねばと痛感する一日の終わりです。