昨18日は久しぶりに、ほんの少しのお湿り程度の小雨です。夕方から我が家に隣接して工事中の孫たちの家の上棟式(建前)で、お天気が心配でしたが無事に行うことが出来ました。娘家族は早くからこの上棟式で餅まきをする計画を立てており、このための準備の“手間ひま”がけっこう大変でした。とはいっても私は何もしないで眺めているだけでしたが、金融機関で両替をしたたくさんの五円玉と五十円玉を紅白のテープで結んだり、小さな紅白のお餅をビニール袋に入れたもの、そしてお菓子を一緒に神事が終わった後に建主らが屋根に上がっての餅まきです。
一昔前はどこでも新築の家の棟上で餅まきが行われていましたが、近年は住宅メーカーの進出もあったり家族構成の変化などで簡略されてきました。そんなこともあってか早くから幼稚園児や小学生、杖を片手のお年寄りら大勢の人が集まって来て、その多さに驚き準備した段ボール3箱のお菓子では足りないのではと、大工さん用のお茶菓子1箱分を加えての“大盤振る舞い”です。餅まきは建主の娘夫婦と小学生の孫らが屋根に上がり、私は道路でデジカメ片手に・・・、子どもたちの素早い動きと歓声に大人たちは圧倒されるにぎやかな一幕でした。拾ったお菓子は各人が持参したビニール袋などに入れ、その量は年齢に比例をしているようでした。(笑)
何よりも嬉しかったことは大勢の人たちに喜んでもらったこと、特に地域の子どもたちにはよい体験のようで、我が家の孫たちも初めての経験でした。ご近所のお年寄りも久しぶりの餅まきに笑顔で、集まってきた老若みな嬉しそう・・・、昔からの風習に“絆”があることを感じました。
上棟式の餅まきを終えてホッと一安心で、人が去り静かになった工事中の南側の伐採されずに残された桜の木の花びらも散りはじめていました。来年もたくさんの花を咲かせてくれるよう、大事に育て見守りたいと思うよき日でした。
※ご近所の方のブログ「ぼくのまちのこと~青海・糸魚川・能生」で、上棟式のことが写真入で書き込まれていました。餅まきが始まる頃には北側道路にもいっぱいの人で、写真の3倍程の人が集まったようでした。