すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

国のエネルギー政策の言いなりにはならない池田ちかこ候補

2018年05月25日 | 地震・原発

知事選告示の昨日、朝からの小雨は夕方には晴れて、池田ちかこ候補の糸魚川第一声が始まりました。<以下概略>

私は37年間、ずっと新潟という地方の地でみなさんと共に生活をし、みなさんの声を聴き、悩みを聴き、過ごしてきた。この私の経験のすべてを新潟県政に注ぎたい。そういう思いで立候補した。きょうは5つの政策のうち、2つお話したい。一つは県民のいのちと暮らしに直結する原子力発電所の課題で、2人の候補の政策が似通っているという人もあるが、そんなことはない。米山県政が始めた3つの検証、これを進めるのは当たり前のことだ。でも、どうやって続けるかが問題で、厳格にやる、委員を入れ替えたりしてはダメだ。きちんと進めて、その都度、明らかになっていること、これを県民にお知らせし、丁寧に議論していきたい。そして、新潟のことは新潟で決める!。国のエネルギー政策のいう通りにはならない。官邸のいう通りにもならない。私たちのことは私たちで決めようじゃないですか。・・・・・。

もうひとつ大きい課題は人口減少だ。人口減は生まれる子どもさんの数が少ないために起こる自然減と若者が県外に出て帰ってこないことで起きる社会減、この2つで成り立っている。子どもの姿が地域から消えた、見えないというのは、本当に切ない課題だ。・・・・・。

私は行政の経験、議会の経験、そして女性であり、子育てもした、農業もしている。こういう地方に根差した経験をもってすれば、もっと女性が輝く、そして子どもたちの笑顔が輝く、そんな新潟県を必ずつくっていけると確信をしている。私、池田ちかこを新潟県で初めての女性知事にしてください。みなさんと共に歩んでいきたい。どうかよろしくお願いします。」と、県女性議員の会のあの頃よりも力強く、自信に満ちた感動的な訴えでした。

その後、街宣車は上越市へ向かい、私も車を走らせました。夕方のかに池交差点での第一声には、待ち合わせも約束もしてないのに子ども連れのパパママが集まって来て、小さな子どもたちは選挙演説にも慣れた感じの元気な笑顔です。

街頭演説終了後には事務所での会議に出席し、帰宅が10時半になりました。糸魚川でも何枚かの写真を撮ったものの、デジカメが見当たりません。そんなことで、上越市かに池交差点での写真をお借りしました。

明日は隣りの孫たちの小学校のスポーツフェスティバル(運動会)で、わがファミリーは児童2人に大人5人の参加で、私はサンドイッチの担当で夜なべ仕事です。

今夜、9時13分頃に長野県北部を震源とする最大震度5強を観測する地震発生です。震源地は栄村で地震の規模(マグニチュード)は5.1と推定、上越市十日町市津南町は震度4で、糸魚川市で私は揺れを感じることなく震度2(?)です。そして地震の度に気になるのは原子力発電所のことで、やはり原発ゼロをできるだけ早くにと願う終日です。


ウソで塗り固められた原発政策と国会

2018年05月23日 | 地震・原発

昨日は久しぶりの高校のクラス会でしたが2時間ほどで退席し、上越選挙事務所へと急ぎました。明日の告示を前に、事務所の設営などはすべて市民によるボランティアで人手が幾つあっても足りません。

選挙事務所は上越市寺の旧三井ホームが使っていた3階建てのビルで、14日夜の会議では1階フロアーは荒れた(?)物置場になっており使わない方針でした。私は現場の1枚の写真を見て、昔とった何とかの直感で「これは少し手を加えれば何とか使える、有効利用しない手はない」と提案です。

“言い出しっぺ”の責任を感じながら事務所へ出向き、大勢のみなさんの協力で選挙事務所らしくなり、1階フロアーは“みんなの思いをつなげる交流広場”として使うことになり一安心で夕方帰途に着きました。

本日の午後、魚沼市で小泉純一郎元総理大臣の講演会『日本の歩むべき道』が原発を考える魚沼の会主催で開催され(予約制)、あっという間に小出郷文化会館の1200席が埋まりました。小泉氏は「安全、コストが安い、クリーンエネルギーという原発の3大スローガンは、完全にウソだと分かった。ウソだと思っているから、直ちに(原発の稼働を)やめさせないとだめだ」と強い口調です。さらに「日本は地震列島で原発は廃棄すべきで、早ければ早いほど自然エネルギーで経済を発展させる原発ゼロ政策に転換を・・・」と訴えられました。

ところで原子力規制委員会は本日、柏崎刈羽原子力発電所など全国の7原発12基で中央制御室の換気用のダクトに穴や腐食が見つかったことを公表です。このうち東京電力柏崎刈羽原発3、4、6、7の計9カ所で、再稼働審査に合格した7号機でも穴や亀裂が見つかりビックリです。柏崎刈羽原発は1号機から7号機までの原子炉が存在する世界最大規模で、ニュースで錆びた穴の映像に経年劣化を考え身震いです。

明日はいよいよ新潟県知事選の告示です。アベ官邸直結の元官僚か、庶民代表の池田ちかこさんか、事実上の与野党対決です。米山前知事が取り組んだ福島原発事故の「3つの検証」は全国から高く評価され、作業はスタートしたばかりで、池田ちかこさんは米山路線を継承し、結果が出るまで再稼働を認めないことを貫いていくと主張です。

自民党が推す花角候補も「原発再稼働は慎重」と訴えていますが、自民党県連やアベ政権は原発推進であることを見落としてはなりません。また国会では加計学園や森友学園問題で新たな文書が出るたびに深まる疑念とウソが次々に発覚のアベ政権です。中央から送り込まれた候補者の原発再稼働への姿勢にも偽りがあることを有権者はしっかりと見抜いてほしいと願う終日です。

【24日の池田ちかこさん日程】

8:30~9:10 新潟市/新潟駅万代口9:50~10:10 新発田市/第四銀行新発田支店前11:20~11:40 三条市/原信南四日町店前12:30~12:50 長岡市/アオーレ前14:50~15:10 柏崎市/市民プラザ前

16:30~16:50 糸魚川市/ハピー奴奈川店前

18:20~18:40 上越市/カニ池交差点


映画「日本と原発」と新潟県知事選

2018年05月21日 | 地震・原発

昨日曜日、上越市民プラザで映画『日本と原発 4年後』を見に出かけました。これは弁護士の河合弘之監督による話題の映画で、各地で上映され何としても見たいと思っていた映画の一つです。https://eiga.com/movie/82987/photo/

全国の原発差し止め訴訟の先頭に立って活動する弁護士たちが中心となって2014年に発表したドキュメンタリー『日本と原発』に、新たな情報を加えた新版です。

原発の仕組みや歴史とそれを支えてきた社会構造、避難生活を送る人たちの苦しみなどを描いた前作から1年。日々変化している状況を記録し続け、テロ対策や内部被ばくの問題、高浜原発の差し止めや東電元役員の強制起訴といった内容を盛り込み日本の原発問題に鋭く切り込んでいます。

2時間に及ぶ映画では「刻々と、何が変わっているのか?」と、福島第一原発事故後を映し出し、原発を推進したい人たちにも見てほしい、見なければならないことが伝わりました。

そして新潟県には柏崎刈羽原子力発電所が立地し、東京電力HDは連日これでもかと思うほど安全性をラジオとテレビで強調し続けています。県民が抱いていた原発への違和感も少しずつ消えてゆく、心理的効果に多額の広告料が使われていることも確かです。

ボヤけた拡大画像の再度の貼り付けで、改めて他人事ではないことを実感です。

折りしも24日告示の新潟県知事選挙では原発問題が争点であることはいうまでもなく、自民党県連が支援する候補者陣営では公職選挙法に触れるのではないかと思う政策チラシを全戸配布です。巨大な組織力とお金にモノを言わせる権力者らの底力を前に立ち向かう“市民とオール野党”、私もエネルギーを蓄えながら進んでゆかねばと今日はここまでに・・・。


原子力に依存しない☆キラリ輝く新潟からの願い

2018年05月19日 | 地震・原発

昨日は真夏日の蒸し暑さで、上越市内の病院での定期診察日です。予約時間前に到着しても待つこと2時間以上で、大きな病院だけにどうしてこんなに人が集まってくるのかと・・・。担当医の診察は一週間前の検査をもとに3分ほどで、結果は半年前と変わりなしで一安心です。

そんなことでまた元気が出て、太陽が照りつける中を女性知事の誕生を願いながら上越選挙事務所へ立ち寄り、しばしスタッフらと会談です。

上越市の「ほうちゃん」こと、長澤美穂さんが素敵な絵をまた描いています。今回の知事選の大きな争点は原発再稼働の問題ですが、『原発賛成とか反対とか安全基準の合格とか、その前にどうしても知ってほしいこと、それはたくさんの人が被ばくで傷ついているということ』と・・・。この星のキラリ輝く新潟から発信で、さあ私もがんばろう

土曜日の今日は昨日と打って変わっての肌寒さです。サッカー練習お休みの隣りの下の孫が朝からやって来て「ばばはいつも何時に寝るの?」、「みんなが眠って静かになってから仕事」と・・・。今度は何をやり出すのかと不思議そうで、「池田ちかこです!」。(笑)

午後からは会議が続き、夕方には上越から娘がやって来て、パソコンの助っ人で一件落着です。孫はおもちゃ箱からお気に入りを出しての一人遊びで、1時間ほどで“風の又三郎”のように帰宅です。そんなことで今日はあわただしい一日で、疲れて夜にはうたた寝でした。


“原発ゼロ”の新潟県!池田ちかこさんの公約

2018年05月17日 | 地震・原発

昨日は夏のような暑さの日本列島で、終盤国会では国政選挙などで男女の候補者数を「できる限り均等」にするよう政党に努力義務を課す「政治分野における男女共同参画推進法」が全会一致で可決成立です。国際的に遅れている日本の女性の政治参画を後押しすることを目的の議員立法で、強制力がないものの政党の本気度が試されることでしょう。

知事候補予定の池田ちかこさんも昨日、県庁で公約発表の記者会見で、佐々木寛新潟国際情報大学教授が同席です。「安心で持続可能な新潟への5つの約束」とする公約で、政策の第一の柱に「“原発ゼロ”の新潟県―〈いのちと暮らしの安全〉を優先します」と掲げています。

そして「できるだけ早急に“原発ゼロ”へ向かうよう、新潟県の責任を果たしたい」と強調し、アベ自公政権がすすめる「エネルギー基本計画」に対し、自らの政策とは相いれないと、野党提出の「原発ゼロ基本法案」を強く支持すると表明です。

さらに東京電力柏崎刈羽原発の再稼働について、3つの検証(事故原因、事故の健康と生活への影響、避難方法)を徹底的に進めながら、結果が出た時点で自らの判断を示し、再稼働の是非について「県民投票」を実施することを明らかにしました。

柏崎市出身の池田ちかこさんは、原発を推進する側の気持ちで最も多いのは「原発なしでも経済が回るのか」ということを紹介し、その不安に応えるため、「原発停止後の新潟の産業・社会政策を構想するための新たな検討委員会を創設したい」、「原発事故が起こらないよう、もう動かさなくともいいような雇用や経済政策を」と主張です。

原発問題以外では、新潟県版「給付型奨学金」の拡充、TPPから新潟の農業を守る、女性や性的マイノリティーなどへの嫌がらせの防止、新潟水俣病の完全解決など等、きめ細かい“借りもの”ではない池田ちかこさんならではの公約に目を見張ります。

ところで新潟県議会はこれま自民党議員が2/3を占め、議長らの政務活動費の不正問題などが次々と発覚し、正すべきは最大会派自民党会派であることを忘れたかのような言葉が伝わる昨今です。自民党の支援を受けながら「再稼働については慎重」なんてあり得ないことで、原発の問題を柏崎市や刈羽村の立地自治体や福島県のことではなく、県民の問題として考えるよい機会でもあります。

今日は朝から強風の不安定な天候で、父の祥月命日で逝ってしまった遠いあの日を思い出します。「野党でも与党でも、原発事故があれば同じ被災者となります。与党を応援する人のことも私は守りたい」と主張するいのち重視の池田ちかこさん、大きな権力者に立ち向かう姿勢に共感です。

20日(日)上越市民プラザ1階ギャラリーで、「つなげよう脱原発の輪 上越の会」主催の『日本と原発 4年後』の5回の上映(2時間18分)があります。1回目9時30分~5回目7時20分


原発のない未来を!女性知事を誕生させよう!

2018年05月12日 | 地震・原発

土曜日の朝は孫たちのサッカー練習で、一週間のスケジュールがいっぱいで子どもはエネルギーの塊のようです。そんな中で10時29分頃に強い揺れにビックリ、長野県北部を震源地とする震度5弱の地震で糸魚川市では震度3を観測、その12分後にも余震です。

大きな地震がある度に原子力発電所のことが気になり、停止していても核燃料が存在していることを見落としてはなりません。その世界最大出力の東京電力柏崎刈羽原子力発電所、原子力規制委員会では19・20日に柏崎市と刈羽村で説明会を開催で再稼働へ向けて走り出しています。

県知事候補の池田ちかこさんも8日の出馬表明からの走り出しが素早く、集会の写真が届きました。何よりもブレずに「原発のない未来を!!みんなの力で女性知事を誕生させよう!」、そして「女性が輝く にいがたを」がいいですね。

今日も新潟市内での緊急街宣で、ご本人の左手には菊田真紀子選対本部長、右手には森ゆう子参院議員です。明日の街宣は新発田〜巻、柏崎方面の予定です。

ところで“女性が輝く社会”を国策に揚げているアベ政権ですが、セクハラ問題といい都合の悪いことにはダンマリ首相です。財務省と麻生財務大臣との発言の違いを聞くにつけ、こんなことで“女性が輝く社会”の実現ができるのでしょうか。

昨日は上越市内の病院での定期健診で、その後で友人と久しぶりに「冬の日」でのランチです。しばし女性オーナーを交えての知事選談議で盛り上がりました。そして今日の夕食にエネルギーの塊の孫たちが来るので(ママがPATで外出)、珍しく早めの書き込みです。追記すべきことがあれば深夜にでも・・・。

※追記:本日、池田ちかこ選対準備会が立ち上がり、会場には「原発ゼロ」のノボリ旗や、「原発のない未来を!、女性知事の誕生を」の横断幕で、選対本部長は菊田真紀子衆議院議員、幹事長には森ゆうこ参議院議員の素晴らしい最強の布陣です。


原発再稼働、問われる新潟県民の歴史的判断

2018年04月22日 | 地震・原発

昨日の気温は25度を超える夏の暑さで、午後から「九条の会糸魚川」の世話人会へ出席し、終了後は急いで上越市へと車を走らせました。目的は友人らと米山知事辞職についてや今後の知事選などへの情報交換です。

日曜日の今日も高気圧に覆われて凌ぎやすく、2日間家を留守にすると雑事も溜まって何を優先にするかの判断が求められお頭もフル回転です。ふと庭の隅に目をやると、この暖かさで木蓮の花が一斉に咲き出しています。

上京中は“花よりダンコ”で、デパ地下で「管理栄養士が監修したバランス弁当」を見つけました。ボリュームといいお値段も手ごろで、ご飯も国産米もちもち玄米の俵型で、一口いただいてあわてて写真を撮りました。

ところで米山知事の突然の辞職で、週刊誌の記事を鵜のみにしている人たちの多さにも驚きです。昨夜の民放TV局では「呆れる県知事」とし、東大卒のコメンテーターが「15日に週刊誌の取材を受け、翌日の素早い辞任は無責任・・・」とまで言い切っています。知事とホットラインでつながっている知人から、辞任を決めたのは15日以前であることなども伝わっていただけに、洞察力に欠けるコメンテーター発言に呆れながらメディア情報に振り回される国民性を悲しく受け止めてしまいます。

また米山知事の突然の辞職で笑いが止まらぬ自民党県議団、早くも次の候補者について幹部が国会へ出向き自民党二階幹事長と接見です。「政党色のない候補者を・・・」と言いながらも、裏ではこうしてしっかり党本部と直結です。さらに県民の目をごまかすために女性候補にしようとか、原発再稼働を争点から外す公約づくりをなどと動き出しています。

少なくとも米山知事は就任後、福島第一原発事故の検証をまとめる検証総括委員会(委員長名古屋大学池内了名誉教授)を設置し、「福島の検証なくして原発再稼働の議論はできない」と主張してきました。原発事故後には政府と国会事故調が報告書を出していても、事故の検証については政府をはじめどこも手をつけていない中で高く評価されてきたことは言うまでもありません。

17日の記者会見で原発問題について「私の歴史的使命・・・」と涙した米山知事でした。世界最大出力の東京電力柏崎刈羽原発が立地する新潟県にあっては県民の歴史的判断が問われ、核のゴミ問題も直視した未来を見据えてゆかねばならないと痛感です。


「米山知事、辞めないで~!」

2018年04月17日 | 地震・原発

深夜の新潟県米山知事が女性問題で辞任検討という衝撃のニュースで、早朝からメールが届き落ち着きません。知事は15日に週刊文春の取材を受けて本日の公務を全てキャンセルし、午後1時から県庁での記者会見です。

テレビ朝日系列で1時55分から緊急番組で放映されるということで外出を少し延ばして視聴です。ご自身の女性問題を巡って辞職を視野に対応を検討していることについて、「(進退の)結論は出ていない。数日、整理する時間を与えてほしい」と・・・。原発問題を語った時には言葉が詰まって涙ぐんでいる米山知事で、その真面目な人柄が悲しいほど伝わって私も泣きたい思いです。

記者会見を聞いてから外出の私は、気持ちが動揺して東と西の方向を間違えての運転です。折りしも発注していた原発シールが本日刷り上り、何枚撮っても焦点が定まらないヘンテコ写真です。

全国的にも大ヒットの原発シールに今回は新たに『柏崎刈羽原発再稼働 NO!』を加えました。耐水性なので車や郵便受けにも大丈夫で、原発がイヤならせめてこれくらいの意思表示をしようと作成です。(2枚1組200円で、10組以上割引)

夕方、行きつけのスーパーで「JA新潟みらい 木越苺出荷組合」と記載された越後ブランドの越後姫を求めました。出始めの頃は高価な越後姫でしがた、4月に入って価格も下がって甘味も一段と増してきました。

ブログ『10年先のみらい』で現在と未来とを語っていた米山知事、東京電力をはじめとする原発を推進する人たちにとっては“目の上のたんこぶ”でしたから、突然の辞任劇に大喜びのことでしょう。悔しい終日に、米山知事を選んだ県民の私たちにも少し考える時間をと・・・、そして「米山知事、辞めないで~」と叫ぶ私がいます。


東電破たん処理と『♪一握りの罪』

2018年04月08日 | 地震・原発

今日も花冷えの寒さの冷たい雨風で隣りの孫たちの庭の桜も散り始めて葉桜模様です。午後から上越の孫と娘がやって来たものの、高田公園の夜桜を見に行くからと2時間ほどで風の又三郎のように帰宅ですが、寒さのために夜桜は中止したそうです。

このところ桜の花に目をやっている間に国内の原発再稼働への動きが活発です。東京電力ホールディングスは、日本原電の停止中の東海第二発電所の再稼働に向けて経営支援する方針を決めたニュースに驚きです。福島第一原発事故後、国からの貸し付け金で賠償を続ける東京電力が他社の原発再稼働を支援することへ批判の声が高まっています。

経産省元官僚の古賀茂明さんの7日付け『週プレNEWS』、「今こそ主張したい“東電は存続よりも破綻処理すべき”理由――国民負担はさらに巨額に!」を読みより納得です。http://wpb.shueisha.co.jp/2018/04/07/102644/

またジュリーこと沢田研二さん作詞の『♪一握りの罪』を何度も聞きながらのデスクワークです。

昔 海辺の小さな寂れかけた村に
東電が来て 原発速く作りたいと

国の肝入り工事は 直ぐに道路を通し
海岸や丘を削って
反対意見は軽んじ
機動隊投入

東電も信じた 受け入れ側も信じた
安全神話鵜呑みに
一握り人の罪

海が命の漁師は海が死ぬのを怖れた
村はいびつに裂かれた
一握り人の罪
嗚呼無情

https://www.youtube.com/watch?v=nfh9LZi2yYY&list=RDnfh9LZi2yYY#t=4


脱原発大賞に「さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト」

2018年03月08日 | 地震・原発

今日は朝から雨模様で風速10メートルを超える強風が吹きまくっています。国会も財務省の公文書の書き換え問題で大荒れですが、自民党内から少し動きが出てきました。国も地方も“政治は数”ですから、自民党議員らの意識が変われば当然政治の中身も変わってくることでしょう。

その自民党元小泉首相が顧問となって立ち上げた自然エネルギー推進連盟(原自連)の「脱原発大賞」に、津南町の「さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト」が受賞というニュースが先日、小木曽さんから伝わって自分のことのように嬉しいです。そして3月8日は国際女性デーです。<以下、東京新聞より>

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原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)は7日、脱原発や自然エネルギーに継続的に取り組む団体を表彰する授賞式を東京都内で開催した。第1回の「脱原発大賞」の金賞は新潟県内を拠点に活動する市民団体、「さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト」が受賞した。

同団体は2007年の中越沖地震を機に設立。東京電力の柏崎刈羽原発の再稼働に反対する運動を続けてきた。表彰状と副賞20万円を贈られた事務局長の小木曽茂子さん(66)=新潟県津南町=は「今後も柏崎刈羽原発を止めることに全力を尽くすと語った。

同賞には全国31団体が応募。銀賞は「反原発自治体議員・市民連盟」、銅賞は「常総生活協同組合」、審査員賞は「再稼働阻止全国ネットワーク」、「首都圏反原発連合」が受賞した。

 再生可能エネルギーに取り組んでいる団体が対象の「自然エネルギー大賞」は金賞に、徳島県内の住民ら太陽光やバイオマスなど幅広い事業に取り組む「一般社団法人・徳島地域エネルギー」が選ばれた。25団体が応募。銀賞は「会津電力」、銅賞は「市民エネルギーちば」、審査員賞は「つなが~るズ」が受賞した。

 原自連顧問の小泉純一郎元首相も出席し、「日本は原発ゼロで十分に発展できる。皆さまの活動が日本のエネルギー政策に大きな影響を与える」とエールを送った。 (伊藤弘喜)

脱原発大賞の金賞を受賞し、笑顔を見せる小木曽茂子事務局長(手前左)。右は小泉純一郎元首相=7日午後、東京都品川区で


7年経っても“事故中”の福島原発と放射性物質

2018年03月07日 | 地震・原発

立春を過ぎると余寒といわれる寒暖差の激しい季節の変わり目です。今日は、森友学園の国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん疑惑で国会中継がないことで、冷たい風の中でのガーデニングです。

ところで月曜日のNHKあさいち「知りたい!ニッポンの原発」、もう少し時間があればよかったねなどと反響大です。番組の中で「東京の犠牲になりたくない」という新潟の女性の声が紹介されましたが、一度事故が起これば人の手でどうすることもできないのが原子力発電です。

また昨夜のNHKクローズアップ現代、「原発事故“英雄たち”はいま 被ばく調査拒否の実態」は、元作業員たちの低線量被ばくの衝撃的な番組でした。たまたま本日、原子力規制委員会の更田委員長が「福島原発は事故から7年ではなく、まだ事故中だ」と言っていることが伝わってきましたが、まったくその通りです。

そして今夜のNHKスペシャルは「被ばくの森2018~見えてきた“汚染循環”」で、放射性物質は循環するという必見の番組です。

写真のお雛さまは先日、友人らと昼食をした直江津駅前のホテルイカヤのロビーの七段飾りです。ずい分と古そうで家庭にあったものをこうして場所を変えても大事にされていることに目を細めました。

そして自民党内では今、原発事故処理などはどこ吹く風のようで、憲法改正に向けて着々と準備です。戦後、日本はどこの国とも戦争をすることなく、国民の生命と安全を守ってきたのは日本国憲法があったからこそで、もう一度あの明治憲法へ戻ろうとしている危うさを感じる余寒の寒さです。


原発事故から7年、まだ“トイレなきマンション”が必要!?

2018年03月05日 | 地震・原発

土日曜日のポカポカ陽気で、あの大雪に悩まされていたことがウソのようです。ウソといえば森友学園問題をめぐって、公文書を改ざんするというトンでもない疑惑が出てきて、民主主義国家が根底から崩れています。

NHK日曜討論に森ゆう子参院議員が登場で、「国会での論戦の土台が根底から崩れている。記録がない、記憶がない、確認できない。とうとう国会に提出した文書まで改ざん、それを内閣も否定出来ないでいる。ここまで来たのかと。国家がひっくり返るような状況。この問題を明確にして安倍内閣は退陣するべき」と・・・

今朝のNHKあさいちは「知りたい!ニッポンの原発」で、これは見逃したら大変と注視です。ゲストは環境エネルギー政策研究所長の飯田哲也さんと、国際環境経済研究所主席研究員の竹内純子さん(元東京電力社員)です。番組では原発再稼働を安易に肯定する意見もあり、FAXやメールで意見を募っていたのですがモタモタしていたら9時5分ほど前に国会中継のために終了です。

また経産省や電事連、電力会社は原発再稼働をしなければ電気料金の値上がりが避けられないと主張ですが、龍谷大学大島堅一教授の再稼働しても電力料金に大きな差がないとのデータ説明に納得です。東日本大震災からまもなく7年、核のゴミをどうするのか“トイレなきマンション”からの脱却が求められいることを見過ごしてはなりません。

続いての国会中継参院予算委員会、トップバッターは自民党の有村治子議員です。働き方改革ではこのところのデータ問題などもあり、答弁で苦慮する財務省職員への長時間残業への“思いやり”です。これは自民党議員なら他の場でも取り上げることができ、貴重な質問時間を先ずは国民に寄り添うべきではと・・・。やはり保守議員にとっては政治は“パフォーマンス”そのものであることが伝わってきます。

ところで2日の糸魚川市議会一般質問、笠原幸江議員の保育料未収金処理について新聞記事にもなったことで、合併前のことでもあり巷では話題です。職員OBらからも現職議員なら常任委員会でも取り上げることができ、あえて一般質問ではいかがと・・・。議員は以前、中学校でのいじめ問題を一般質問で延々と続けていたことで、教育関係者らから解決できることもよい方向へ進まないと指摘されていた経緯もあり、議員発言は重く慎重にすべきと再認識です。

今日は一日雨降りで、市議会一般質問は2日目、午前中の田中立一議員の「子どもの貧困について」「農業政策の課題について」など、国の生産調整や種子法の廃止の問題を取り上げているので視聴することにしました。子どもの貧困に対する認識について教育委員会との差異が伝わり、どうしたら問題を解決できるのかと先ずは実態調査も必要ではと受け止める終日です。


雪からの脱出と大雪時の原発事故の避難

2018年02月09日 | 地震・原発

大雪の峠を越えたという今朝は放射冷却で道路だけでなく、昨日は柔らかかった雪もカチカチ状態です。日中は気温6度まで上昇し、外出の予定もあるのでスコップ片手に何度も休憩しながら、車の周辺の硬い雪をやっと除いて久しぶりの脱出です。

 

庭の雪の下には雪割り草などの山野草だけでなく、バラの鉢植えなども埋まっており、大きな黒松の一番下の枝も雪の重みで折れそうです。こんな大雪ならばもっと事前に備えて置くべきだったと後悔しきりです。

備えといえば、7日に柏崎市で開かれた東京電力柏崎刈羽原発の安全性について、地元住民が議論する「原発の透明性を確保する地域の会」に出席予定だった米山知事、大雪による北陸自動車道の渋滞でやむなく引き返したことが話題になっています。知事は大雪時に原発事故が発生した場合、避難困難となる可能性が「図らずも、証明された」と、昨日の記者会見で述べています。

また会議で原発に反対する委員から、「このような天候では住民は避難できない」といった意見があり、原発推進派からも原発事故時の冬季避難路の確保を求める声が相次いだそうです。一度事故が起こると原発推進反対に関わらず、すべての住民の問題ですから当然の意見で、原発50キロ圏内だけでよいはずもなく、若杉冽著の『原発ホワイトアウト』を思い出しました。何よりも事故を起こした東京電力に原発再稼働の適格性があるのか、失われた信頼性とともに首を傾げてしまいます。

明日からは三連休で、初日の空模様はまずまずの気温上昇の予報です。隣りの孫たちはスキーを楽しみ、私は早く春が来ないかと待ちわびるこの頃です。


氷点下の寒さとインフルエンザと原発行政

2018年01月26日 | 地震・原発

昨日に続き今朝も氷点下の凍える寒さで、昼夜を通して出しっぱなしの車庫の水道蛇口からのホースがとうとう凍結です。今回は強風のため海岸沿いでの積雪は少な目で、除雪車が出動するほどではありませんが最強の寒波襲来です。

インフルエンザの猛威で上の孫もとうとうB型に感染で、二日前から下の孫は我が家への“避難”で私の生活リズムが少し変化です。孫の登校時に風除室の外側の門柱の木製戸が凍ってしまい、お湯を運んで何とか開くことができ、庭へ通じる路地も雪に覆われています。風除室前に置いた柊の鉢の赤い実を野鳥が飛んで来てついばんでいる厳しい寒さです。

今日も日中の気温が上がらず氷点下で、道路はテカテカ状態で車は危険と外出を控え、3時過ぎに孫も集団下校で無事帰宅です。そんなことで下の孫も夕方からの塾と夜のお習字教室はお休みにすることになり、今夜は二人でコタツにもぐって本を読んだりDVD観賞の“楽しいひと時”です。

ところで新潟県の米山知事は19日の日本記者クラブに続き、24日は都内の憲政記念館で、「エネルギー基本計画:原子力政策と地域の未来を問う」と講演です。米山知事は「県民の生命、財産を守る責務がある」と、再稼働へ進む東京電力柏崎刈羽原発について、合意なく再稼働すれば「県には運転停止の権限がある」と訴えています。

この大雪の中を上京した津南町の<さようなら原発プロジェクト>の友人はfbで「国の原子力行政との違いが鮮明になりました。私も参加しましたが、とりわけ心に残ったのは、これまで40年間原子力発電が稼いだのは80兆円ほど。福島の被害額は日経紙によれば50~70兆円になると言われている。事故れば一夜にして失われてしまう。国の予算も一年、90兆あまりでまた事故が起これば、どこからも経費が出ない。国の破綻になる。と言われたことです。」と・・・。

知事講演は新潟日報紙や日刊ゲンダイでも取り上げており、原発推進の人たちもこの逃げられない数字を見て認識を変えざるを得ないのではと受け止めています。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/221889/1 


木の温もりベンチと冬のお弁当と原発と

2018年01月20日 | 地震・原発

昨日はどんより雲の中、月刊『食べもの通信』編集の研究会役員会で上京、いくつかのトンネルを抜けて長野県に入るとよい天気です。長野駅では少しでも早く東京駅に着きたいので「かがやき」号に乗り換えで、新幹線ホームの木製ベンチを周囲の人が乗車したのでやっと撮ることができました。

「長野県産 木製ベンチ~信州樹の詩~」のプレートが貼られており、座らなくても見ているだけでホッと温まります。色が不揃いなのは一つ一つの木の種類が異なって、それぞれの木がいい色合いになっています。

東京駅には定刻に到着し、先ずは横浜崎陽軒のお弁当屋さんへ直行し、季節限定の「おべんとう冬」をゲットです。これは東京の建築の友「いちよう」さんが前日のブログで紹介しており、食いしん坊の私は早速のリサーチで東京駅構内丸の内南口方面に2箇所の売り場があることが分かりました。

椿の絵の包装で小さめな程よい量で、ご飯はお醤油味の出汁の風味豊かな茶飯に旬のごぼうと牛そぼろを甘辛く煮付け、錦糸卵のトッピングです。シュウマイ2個の他に赤魚の塩だれ焼きなどで517kcal、これで税込み700円の価格の充実さでさすが崎陽軒です。夜遅くに帰宅し、書類などで少し押し潰れてしまったお弁当を美味しくいただき、次回の上京もこれで決まりと思いきや今月いっぱいで終了のようです。

夜のニュース番組では、東京電力福島第一原発事故の2号機で溶け落ちた核燃料と構造物が混じり合った堆積物「燃料デブリ」が確認されたと報じています。問題はこの先、「燃料デブリ」の取り出しと廃炉計画が原発事故から10年経過の2021年以降のようです。気の遠くなる中での原発廃炉と、原発再稼働に前のめりの政府と経済優先いのち軽視の電力会社にどう対峙したらよいのかと考え込んでしまいます。

また米山知事は昨19日、東京の日本記者クラブで原子力規制委員会が東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機の再稼働の安全審査で正式合格を決めたことについて、「立場の違う複数の目で安全性を確認することが重要だ」と述べていました。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25921380Z10C18A1L21000/

そして今日は暦の上では一年で最も寒い「大寒」で“甘酒の日”だそうで、日中の気温が10度近くの穏やかさで、夕方には上越の娘がやって来てお泊りです。来週からまた寒波が押し寄せるようで、インフルエンザの感染とともに、皆さまお気をつけてお過ごしください。