すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

政治参加で未来を守ろう

2009-01-12 17:11:06 | Weblog
例年、成人式が新横浜アリーナで開催され、新横浜駅周辺は一挙に正装の若者で溢れる。例年、各政党の街宣があるが、今日は社民党の福島代表が来て演説していた。今年は共産党が元気で、志位委員長の演説CDなるものを配っていた。一枚40円ぐらいでできるそうだ。
しかし、いつごろからだろうか、白い襟巻き(?)を巻いた晴れ着の女性一色となったのは?まあこれもレンタルで安価なのかも知れないが、昔は必ず逆に地味な普段着の女性が目立ったものだ。男性はまるでリクルートルック、集団就職面談みたいな感じ。まあ、20歳になった意義とか言う若者は成人式に来ないのだろう。民主党も二十歳になった若者に選挙へ行こうと訴えるチラシを配るのだが、とても受け取る雰囲気でない。しょうがないな。民主党も小生も世界各国と同じく、18歳選挙権を主張しているのだが、肝心の若者がそれを求めていないのかも知れない...という無力感に浸ることなく、絶えず声を出して若者に訴えなければと思う。
世界の中で日本だけが異常に若者の政治参加がないように思える。そんなことで岩波ジュニア新書で「政治参加で未来を守ろう」という本を出したのは3年前だ。いま、この世代の政治意識を高めることが民主主義に不可欠ということで、少しずつ類書も出てくるようになった。その意味でこの本は嚆矢となったようで嬉しい。
しかし、この表面的な賑わいの2年後には絶望的な派遣労働の実態が待ち受けているかと思うと、若者を待ち受けている未来に戦慄すら覚える。この新青年が実際に本格的に働くころまでに、この閉塞した社会に風穴をあけ、まるで交換部品のように人材を使い捨てする派遣労働のシステムを変革しなければならないと、心を引き締めた。

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