中小企業診断士の長谷川です。おはようございます。
今日はビジネス特化型SNSについてのお話です。
先日、日経新聞にも掲載されていましたので、ご存知の方も多いと思いますが、ビジネス特化型SNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）が2008年初頭にも開始されるようです。1400万人以上の会員を擁するビジネス特化型SNS「Linkedin」が日本語版サービスを開始するとのことです。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070926/282973/?ST=ittrend
ビジネス特化型SNSは、人材や企業の評価を調べる場としてシリコンバレーでのビジネスに欠かせないようです。いわば「ビジネス版クチコミサイト」としての役割を担っているのでしょう。
日本では、クチコミサイトというと、飲食店、旅館・ホテル、車など趣味の世界が主流ですね。これらのクチコミサイトでは、クチコミ情報の信頼性の高さが非常に重要になってくるので、クチコミ情報提供者に基準を設けたり、ランキングをつけたりなどの工夫をしています。ビジネス特化型SNSとすることは、情報の信頼性を高めるという効果も期待できます。
日本でもクチコミサイトは、消費者の購買行動に大きな影響を与えています。
・クチコミ情報の評価が高い飲食店に行列ができるようになる
・期待していった飲食店で期待を裏切ると厳しいクチコミ情報が掲載される
ビジネスの世界でも同様のことが起こることが考えられます。
・評価の高い企業や人材、評価の低い企業や人材が明確に区別される
・評価の高い企業や人材に仕事が集中する
ビジネス特化型SNSにより、ヒトという経営資源の「見える化」が進むことでしょう。取引先、株主、学生など様々なヒトがビジネス特化型SNSを活用し、企業を選別していく。
ヒトという経営資源に着目した企業経営を行っていかなければ、生き残れない時代になるのではないでしょうか。
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長谷川進
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