日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2023年9月4~13日 【旅行】A380乗り比べでアジア周遊+香川の離島めぐり(10)牛島、本島

2023-09-29 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 9月13日、10日目最終日。今日は2島を訪問ののち帰宅します。船が早くてホテルの朝食に間に合わないため港近くのセルフうどん屋を目指しましたが定休日、別のうどん屋まで行きましたが往復3km以上歩き、時間も体力も削がれました。

 今日最初に訪れる牛島へは、船便の都合でフェリーでいったん本島まで行き、すぐの旅客船に乗り換えて到着しました。しかしこの便は丸亀へ出かける人用らしくで、牛島で降りたのは自分だけ。そして島から乗る人はいませんでした。全く人の気配のない島です(写真上左)。桟橋近くに数軒の民家があるものの、どこも雨戸が閉ざされています。一本道を歩くと、林を抜けちょっと開けた感じに。でもこちらにも、人の気配は感じられません。突き当たり、南の海岸線に出ると、対岸に丸亀から多度津の街並みが思いのほか近く見えます。が、とにかく静かな島です。集会所があり、昔の牛島の写真展をやっていると言うので入って見学。内部はきちんと掃除され、エアコンも入ります。畳の部屋で、早起きの寝不足を補いました。本島へ向かう船からは2名の下船がありましたが、1名は郵便屋さんでした。

 今回の旅で訪れる最後の島は本島、ここも大きいため、さぬき広島と同じようにコミュニティバスに遊覧乗車しました(写真上右)。島は一周できるほか、縦断する道路が3本。電動自転車で走り回るのが楽しそうでした。丸亀へ戻る旅客船は牛島に寄りましたが、先ほど降りた2名が乗ってきました。

 あまり待つことなく、丸亀駅から空港リムジンバスで高松空港へ。このエリアは雨が降ったり止んだりで、車中からは大きな虹がほぼフルアーチで見られ旅の良い締めくくりになりました(写真下左)。JL484便(JA333J:737-800)で羽田まで1時間4分、もう日没が早くなっており、着陸間際には富士山のシルエットと街の灯の綺麗なコラボを見て、旅を終えました。以下に挙げた今回の目的は、すべて達成することができました。(おわり)
・ここ数年内に退役してしまうA380型航空機に乗る
・旭川、高松の出入国スタンプを貰う
・バンコクの都市鉄道(一部はJR東日本が受注)に乗る
・丸亀周辺の離島つぶしをする


丸亀港 0740
(本島汽船)
本島 0815/0830
(本島汽船)
★牛島 0836/1225
(本島汽船)
★本島 1230/1250
(コミュニティバス)
本島 1324/1415
(本島汽船)
丸亀 1435/1500
(空港バス)
TAK 1613/1705
(JL484)
HND 1830

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2023年9月4~13日 【旅行】A380乗り比べでアジア周遊+香川の離島めぐり(9)広島、手島、小手島

2023-09-29 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 9月12日、9日目。今日は丸亀起点で3島を回ります。今朝もホテルで朝食を頂いてから出発、駅を越えて住宅街を通り抜けて港へ。昼食は、これまた今朝も駅近くのコンビニで調達しておきます。

 最初に向かったのは(さぬき)広島。ビッグシティと混同しないよう、「さぬき」を付けることが多いようです。ここはそこそこ大きな島で、徒歩で回り切るのは大変です。レンタサイクルはあるようですが、残念ながら詰め込み日程で時間の余裕がありません。そこで思いついたのがコミュニティバスの利用。船に連絡して、島内を走る便があります。これは完全ではありませんが単純往復でなくぐるりと回ってくるルートのため、島内の様子をある程度つかめそうです。200円で、プチ島内周遊できました(写真左上)。

 次の手島へは、旅客船で渡ります。割と平坦な島ですが、一周する道はありません。集落を左手へ、海岸近くにぽつんと1軒ある「旧ラーセン邸」を目指しますが、途中から舗装道路ながら倒木や落ち葉がひどく、昨日のことがあったので素直に引き返しました。島にしては大きな池があり、ちょっと意外でした(写真左下)。幸い待合所があったので、お昼を食べ昼寝と読書でのんびり過ごしました。まだまだ暑いので、日陰で座っていられる場所があるのは有難いです。

 今日の最後の小手島へも、旅客船で渡ります。小さな島で時間があるので、島内を歩きます。港を出て右手へ、すぐに急な上り坂。ここ、お年寄りも歩くのかね?軽トラでも登るの難しそうなくらい急勾配の途中の民家で外作業をしており、挨拶して通過。上り切ると、向こうの海が見えました。尾根道を歩くとお地蔵さまが。と言うよりこの島、あちこちにこうしたお地蔵さまがあり、島内三十三観音らしいです。むーん、1日かけて全部回ってみたい。十分に歩き回れる広さです。どんどん下り、学校脇から石段を下り、港側の海岸線へ。家並みを見ながら船着場に戻り、最終のフェリーで丸亀に戻りました。

 丸亀プラザホテル 泊

丸亀港 0925
(備讃フェリー)
★さぬき広島・江の浦 1010/1012
(コミュニティバス)
さぬき広島・江の浦 1041/1132
(旅客船)
★小手島 1152/1436
(旅客船)
★手島 1446/1650
(フェリー)
丸亀港 1810

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2023年9月4~13日 【旅行】A380乗り比べでアジア周遊+香川の離島めぐり(8)高見島、佐柳島

2023-09-29 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 9月11日、8日目。今日は多度津発着の島めぐりをします。丸亀からJRで多度津まで行き、そこから船に乗ります。

 最初に訪れたのは高見島(写真左上)。どうやら島のてっぺん・竜王山(297m)に登れると言うので、あやふやな地図を頼りに集落の中の細道を登り始めました。本当にこの道か?と何度も首をかしげながら、それでも何本かあるルートのうち一本は木にリボンが巻いてあり、道も明らかに普請した跡があったので。しかし五合目くらいまで行ったところで倒竹倒木が続き、道も怪しくなってきたので諦めてUターン。さすがにトラベルスニーカーで登るのは難しそう。そう思ったら下りの石段で3回もスリップダウン。ズボンは破けるわ腿は内出血になるわで散々。あとは海沿いの集落の道を歩き、昼寝して過ごしました。

 午後に訪れたのは佐柳(さなぎ)島(写真左下)。こちらは東海岸だけに道が通っており、一周できません。北端の集落まで行く船に乗り、そこから道路を歩いて南端の集落へ行き、多度津に戻ります。瀬戸内の島特有の、「埋葬(土葬)する墓」と「お参りする墓」の2つが存在する両墓制がこの島にもあり、異彩を放っていました。猫が多く、歩いていると鳴きながらついてこられることも多いのですが、野猫にエサをやってはいけないので手ぶらでいるとじきに離れて行ってしまいます。午前中に打撲した箇所は痛みますが、歩けなくなるような痛みではないのは幸いでした。

 島から多度津そして丸亀に戻ります。鉄道工場のある多度津駅近くにはSLが保存されていました(写真右)。今回の旅行は長丁場のためキャスターバッグで来ました。なので宿を変えず、デイパック1つで「日帰り旅」を繰り返すスタイルで行動します。ポケッタブルリュックを持ってこようと思ったのに忘れたのは失敗でした。

 丸亀プラザホテル 泊

丸亀 0756
(JR)
多度津/多度津港 0802/0905
(たどつ汽船)
★高見島 0930/1425
(たどつ汽船)
★佐柳島(本浦) 1450/1710
(たどつ汽船)
多度津港/多度津 1800/1832
(JR)
丸亀港 1838

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2023年9月4~13日 【旅行】A380乗り比べでアジア周遊+香川の離島めぐり(7)香港→高松

2023-09-28 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 9月10日、7日目。家を出てちょうど一週間で、日本に戻る日となりました。

 早目に空港へ行き、プライオリティ・パスでラウンジに入り朝食。登録に行列したものの、中ではすんなり着席できました。食事は、朝食になる程度にはありました。少し前にできたデッカイ橋(写真上)を通ったサテライトから、香港エクスプレス・UO642便(B-LCL:A320・写真下)で飛ぶこと3時間16分で、高松空港に着陸。旭川に続く新規出入国印ゲットであります。ここのところ国内地方空港からの国際線復活ペースが加速しており、来年あたりまではこうした変則ルート旅を楽しめそうです。

 ちなみに昼食時間帯に掛かるため食事を事前オーダーしておいたのだけど、タイガーエア台湾とは対照的に香港エクスプレスでは食べてる人ほとんどいなかった…国民性の違いなのか、偶然なのか気になります。そして珍しく日本人CAが乗務しており(エアアジアX以外のアジアのLCCで日本人CAを見たのは初めてでした)、尋ねたところ現在6人いて追加募集中とのこと。中東系ならともかく、中華系では中国語が堪能でないとダメな気がしますが、それほど人材いるのでしょうか。

 高松空港から丸亀ゆき空港リムジンバスに乗車、高松を経由せず直接向かえるのは楽ですが、割と時間が掛かります。え、羽田行きに乗り継ぐんじゃないのかって?ふふん、ついでに瀬戸内海の離島めぐりをして帰るのです。こうすることで、東京からの往復旅費を節約できますので♪先月上京した、いすゞ仲間の一家が会いに来てくれたので、名物の骨付鶏の店で夕食会。他にも焼鳥や手羽など、鶏料理を堪能しました。

 丸亀プラザホテル 泊

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2023年9月4~13日 【旅行】A380乗り比べでアジア周遊+香川の離島めぐり(6)バンコク→香港

2023-09-28 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 9月9日、6日目。今日は3社目のA380搭乗です。午前はホテルでダラダラと過ごし、12時にチェックアウト。電車を乗り継いで空港へ向かいます。

 バンコクを後に香港へ、A380の3便目はEK384便(A6-EDS:A380-800)です。エミレーツ航空には恨みがあるのです。それは一方的な言いがかりなんですが、2019年秋にアフリカ出張を繰り返し、計14回も搭乗したのに一度たりともビジネスクラスにアップグレードされなかったこと。法人手配の安い航空券だったからでしょうが、いつの日か、あのビジネスクラスに乗ってやるぞと思っていたのです。その後、ドバイEXPOの時期に合わせてJALのマイレージ特典でエミレーツビジネスクラス往復をゲットしたのですが、COVID-19であえなくキャンセル。二重に積もった恨みを晴らす日が、ついにやってきました。今回は普通に、ネットで航空券を購入しました。と言ってもバンコク~香港間はドバイ~バンコク線のオマケみたいなもので、比較的安いのです。

 そもそもラウンジからして何だか豪華な雰囲気です。あれ、昔からキャセイの斜め前だったっけな?カウンターに料理が並ぶほかに、アフタヌーンティーみたいなケーキスタンドもあったり。ものすごく豪華な料理やデザートがあるわけではないのに、雰囲気作りが上手いと思いました。

 A380ならではの例によって「天国と地獄の分かれ道」で上向きの通路を進んで搭乗。おお、懐かしい木目調のキャビン。光沢の仕上げは好みの別れるところ。後でCAさんに確認しましたが、本機の内装は在来仕様で、個室感はあまりありません。今年に入ってから欧米路線にリニューアル機が登場しています。それはともかく、着席するとサイドテーブルのボトルホルダーにはエビアン、ペリエ、ペプシ等がセットされていますが、やはりウェルカムドリンクのシャンペンを頂きます。

 2時間の短いフライトでもしっかりテーブルクロスが敷かれ、ワンプレートながらメインは3種類から選べます。アラビア風エビを頂きましたが、期待通りエスニックなスパイスが美味しく白ワインが合いました。ワインは白赤各2種類なのも好感です。そして2階後部のラウンジ、半円形のカウンターがあり、窓際にソファ(写真下左)。CAさんによるポラロイド撮影サービスまで!(写真下右)。他のCAさんまで加わってワイワイと、比較的すいていたからかもしれませんが余裕あるサービスです。うーんさすがエミレーツ。日系など「アジア域内の飛行時間ならこの位でいいでしょ」と言う雰囲気がぷんぷんするのですが、見習って欲しいものです。大満足。JALマイレージにFOPは付きませんがマイルは加算されるので、機会を作ってまた乗りたいです。

 香港は5月、7月に次いで今年3度目。雨になりました。行きたい場所やりたい事は幾らでもあるのですが、日本行き航空券の値段の問題から、台北同様に中継泊となりました。7月に泊まったホテルが第一候補だったのですが、やはり空港近くのホテルが5,000円ほども安かったのでそちらにしました。それにしても香港の便利な場所のホテル、高過ぎます。

  Regala Skycity Hotel 泊

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2023年9月4~13日 【旅行】A380乗り比べでアジア周遊+香川の離島めぐり(5)バンコク滞在その2

2023-09-28 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 9月8日、5日目。昨日1日でバンコクの都市鉄道乗りつぶしが終わっていないため、今日も残りの区間を乗りに行動することにしました。ホテルで路線図を確認し、今日の行程を確認のうえ昨日より1時間早く9時に出発。まだ電車はラッシュの余韻が残っていました。

・BTSスクンビットライン(南側)
 過去に乗ったのはOn Nut(E9)までだったか、Bearing(E14)までだったか忘れました。何れにしろ終点のKheha(E23)まで乗ってしまうので問題なし。途中にはタイ海軍学校があり、えっ海?と思ったらチャオプラヤ川でしたが、もう河口までけっこう近いのでした。

・MRTイエローライン(写真上左)
 上記BTSと接続するSamrong(YL23)から、バンコク市街をぐるりと囲んで回るようなルートでLat Phrao(YL01)まで、意外なことに跨座式モノレールで、30km余りという路線は、大阪モノレールの21km余り(大阪国際空港~門真市)の1.5倍近く、ひょっとして世界一の長距離なのではないでしょうか?本年7月初に営業を開始したばかりだそうで、良いタイミングで乗ることができました。

・MRTパープルライン(写真上右)
 上記MRTからBTSブルーラインで移動、Tao Poon(PP16)からKhlong Bang Phai(PP01)駅まで乗車しました。本路線は第三軌条方式ながら車両や運行システムはJR東日本と関連会社で受注しており、どれくらい「日本くささ」が見られるか興味を持っておりましたが、確かに車両の外板はE235系っぽい雰囲気があったものの内装は他のMRT車両と同様で、四隅にRのついた窓キセくらいしか日系車両の雰囲気はありませんでした。

・BTSスクンビットライン(北側)(写真下左)
 Google Mapで地図と移動経路を確認したところ、律儀に電車で移動していたのでは時間が掛かるため、GRABを使って移動しました。最近は乗車位置の選定など、慣れてきたように思います。クルマでも45分ほど掛かって、スクンビット線の北側終点Khu Khot(N23)に到着。飛ばし過ぎでなく、モタモタ・フラフラでちょっとストレスを感じたフドライバーでした。
 やってきた車両は、BTSで一番古いタイプ。丸い4つのライトは愛嬌があり親しみを感じます。ただし車内には停車駅は表示されず路線図のみ、広告ラッピングだと窓の外も見えませんので、乗り過ごさないよう気を遣いました。市内中心部まで戻ってきてヤレヤレです。

・いすゞD-MAX(写真下右)
 MRTイエローラインからBTSブルーラインに乗り換える際、Lat Phrao駅すぐ近くにあるいすゞのディーラーを冷やかしてみました。ショールームにはピックアップトラックのD-MAXと、SUVのMU-Xが置かれてあり各種カタログも取り放題でしたが、荷物になるので控えました。写真のモデルはアメリカのスポーツトラック的仕様で好みではありませんが、そういう仕様が販売されている環境を羨ましく思いました。個人的に好きなのは2ドアワイドキャブである「スペースキャブ」、日本でこれにキャンパーシェルを積んでいすゞ車のイベントに乗り付けたいと思いました。

 ホテル帰着も昨日より1時間早く、16時。2日掛けて、タイ国鉄(SRT)路線の電化別線であるダーク&ライトレッドラインを除き、現時点で開通しているバンコクの都市鉄道(BTS,MRT,空港鉄道ARL)の全線乗車を達成しました。とは言え、都市鉄道は簡単に延伸されるのですが。

 ホテルで休憩後、夕食がてらシーロム&タニヤ界隈を彷徨ってみました。ズラリと並んだマッサージ屋のお姉さんたちの呼び込みが凄い。たまに袖を引っ張る客引きの婆さんもいます。エロくないマッサージなら受けたいんですが、この界隈でそういう店はないんじゃないかなあ。屋台の怪しげなTシャツに心惹かれながらも我慢、まだ家のTシャツが片付いていません。そしてタイでも、以前ほどモノの安さを感じなくなりました。こんな日本に誰がした。

 ちなみにタイでは3泊しましたが、お酒は自制して一本も飲んでいません。節約と言うよりラウンジ&ビジネスクラスな日とメリハリを付けようという試みです。飲まなくても眠れますが、やはりちょっと寂しく感じました。

 Holiday Inn Express Bangkok Sathorn 泊

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2023年9月4~13日 【旅行】A380乗り比べでアジア周遊+香川の離島めぐり(4)バンコク滞在その1

2023-09-27 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 9月7日、4日目。バンコクでは2泊します。調べてみるとタイに来たのは2016年以来、街も変わったところが多いでしょう。特筆すべきは都市鉄道の整備が進んだこと。以前は高架鉄道(BTS)が2路線しかなかったのが、最新の路線図を見ると何本もの路線ができています。それと、国鉄中央駅がホアランポーンからクルンテープ・アピワット(旧バンス―)駅に移ったこと。今回はその辺をチェックすることにしました。バンコクの都市鉄道乗りつぶしです。

 昨夜が遅かったので、ホリデイインエクスプレスにしては豪華な朝食バフェを摂り、10時に出発。過去の乗車終区間の最終駅・Saphan Taksin(S6)まで2㎞ちょっとを街並み見物を兼ねて歩きました。

・BTSシーロム線(写真上左)
 チャオプラヤ川のすぐ手前で途切れていた線路が、川向うまで繋がっていました。終点のBang Wa(S12)まで乗車。

・MRTブルーライン(写真上右)
 BTSとMRTは別経営体で、こちらはVISAタッチが使え便利です。BTSもチャージ式ICカードはあるのですが。Bang Wa(BL34)からいったん西へ、現在の終点であるLak Song(BL38)まで行って折返し。Hua Lamphong(BL28)でいったん下車し旧中央駅の現在を確かめたあと再び乗車、Bang Sue(BL11)で新中央駅を見学。3たび乗車しTha Phra(BL01)まで乗車し、Pループ型の路線を完乗しました。バンコク中心部は地下区間となり、退屈でした。

・フアランポーン駅(写真中左)
 正式名は「バンコク駅」、かつては「ホアランポーン」と書いていたのだが最近は最初が「ファ」なのが一般的になったようです。行き止まり式で堂々たるドームの元中央駅も、2021年末にその座を新駅に譲り、今はローカル列車が発着するだけの駅に。かつて自分が利用した頃、列車待ちや出迎えの人がぺたんと座り込んで喧騒に溢れていた大きなホールも、今は足音がこだまするだけ。食堂や土産物屋もほとんどなくなり、切符売り場の行列柵が物悲しいです。
 巨大なドームの一部はミニ鉄道博物館のようで、綺麗にレストアされた機関車や気動車が7両ほど置かれています。その先にはたくさんの客車が留置され、さながら客車区のよう。元JRの12/14系改造のプレミアム客車もいました。一方で昔ながらの日本製客車も健在、運用から外れた食堂車だけ連なっているのは残念でしたが、木製座席の3等車など綺麗に塗られ現役なのは嬉しいことでした。

・バンスー新中央駅(写真中右)
 正式名は「クルンテープ・アピワット中央駅」。巨大な建物の中にタイ国鉄線だけでなく近郊電車や都市鉄道も乗り入れています。コンコースを歩くだけでも疲れます。中国の駅のように、列車ごとに改札があり、自由にホームに出入りすることはできません。なので行っては見たものの、コンコースを歩いただけなのが残念でした。そこそこ売店はあり弁当なども売っていますが、旧中央駅のカオス的雰囲気はなく、ちょっと無機質な印象を受けました。

・BTS ゴールドライン(写真下左)
 MRT~BTSと乗り継ぎ、Krung Thon Buri(G1)駅からKhlong San(G3)まで、空港ターミナル移動やマレーシアメトロで見たようなゴムタイヤ車両です。このタイプは乗り心地があまり良くないのですが、全線高架であり周囲の景色が良く見えました。この路線も、終点からまだ延長される計画があるようです。

・バンコクBRT(写真下右)
 バンコクにもBRTが走っていることを、出発間際になって初めて知りました。でも2010年には開通していたんですね。軌道上を走ることは無さそうだけど、一応乗ってみようかな?BTSをTalat Phlu(S10)で下車し、Google Mapを見ながら付近を見回すと高速道路の高架の陰にターミナルが見えました。Ratchapruekのようです。無料期間がずっと続いているようです。レモン色のバスに、通常とは逆の右側から乗り込みます。インドネシアもそうでしたが、道路中央に島式ホームがあるためでしょう。
 車内はバスそのもの、運転士が運転し普通の道路を走り始めます。ところどころ道路に「BRT」と書かれた優先レーンがあるのと、縁石で仕切られた専用レーンがあるところは停車場。さすがに入ってくる自動車はいませんが、バイクはけっこう平気で入ってました。乗客3名で発車したのですが、中心部に向かうにつれ乗客(特に高校生?)が増え、終点のSathornではギッシリ満員でした。盛況御礼です。ここからホテルまでは5分程度、朝は大きな交差点の向こう側を通ったため、気付かなかったのでした。17時に帰着、7時間の活動でけっこう疲れました。

 バンコクのガイドブックは借りて持参したものの最新版ではなく、Covid-19期間中に開通した区間もあったため、結果として行ったり来たりと効率の悪い乗り回りとなってしまいました。ホテルに着いてから改めて交通アプリをダウンロードし、過去と今日に乗った区間を確認、明日に備えました。

 Holiday Inn Express Bangkok Sathorn 泊

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2023年9月4~13日 【旅行】A380乗り比べでアジア周遊+香川の離島めぐり(3)台北→ソウル→バンコク

2023-09-27 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 9月6日、3日目。台湾では2,3泊して地方都市へのミニトリップをしたかったのですが、空席の問題で叶わず中継泊のみで出国します。いよいよ本日から「メインディッシュ」を頂きます。

 台北駅まで出て泊ったのは、せめて一カ所だけでも見学をしたかったから。駅近くの「臺灣博物館 鐵道區」は2020年のオープン、かつての社屋跡を再整備し、実車展示はないものの台湾の鉄道(主に台鐡)の発展史が解説されています。大レイアウトもあり、また訪問時は林鉄の企画展もやっており、実に興味深いものでした。見学後、捷運で桃園空港へ。

 本日は今回唯一の1日2フライト、1便目はKE186便(HL7627:A380-800)はデルタ航空の特典航空券でビジネスクラス。飛行時間は2時間、勿体ないようですが30万マイル塩漬けになっていたのですから。それに747にしろ380にしろ、ビジネスクラスはたいてい静かなアッパーデッキ、こちらに乗ってナンボのものでしょう。機内は2-2-2の横6席でガラガラ、シェルタイプのシートは悪くないのですが、昨今のビジネスクラスとしては物足りない。せいぜいアジア域内のフライトでしょう(写真上2枚)。短時間のフライトなので機内食はワンプレート、プルコギ定食にしてみましたが、これは美味しかったです。アメニティはスリッパと歯ブラシのみ。台湾から北東へ向かい、済州島を通り韓半島に入り仁川へ、2時間1分のフライトでした。上手な日本語を話すCAが乗務していました。ちなみにヘッドホンはPHITEK社製ノイズキャンセリングタイプ。軽くてコンパクトだけど割と良い気がします。

 ソウルでは入国せず、乗り継いでバンコクに向かいます。A380→A380の乗り継ぎです。

 本日の2便目はOZ便(HL7625:A380-800)、こちらはマイレージ残高が足りず、有償航空券。スターアライアンス加盟会社ですので、自分はユナイテッド航空の口座に加算して貰います。特典航空券の予約を色々とやってみていると、JALよりもデルタよりもユナイテッドのWebサイトが一番検索しやすく、かつ取り易い気がします。円高の時に、マイルを購入しておけば良かったと思いました。もはや手遅れです。

 シートはスタッガードタイプの1-2-1配列、仕切りがなく個室感はないですが、これなら太平洋横断便でも許せるレベル(写真下2枚)。ヘッドホンがノイキャンタイプでなかったのは残念。夕食はビジネスクラスならではのコース、メインにはステーキを選んだのですがこれが大正解、過去に機内食で食べたステーキでも1番の厚み、柔らかさ、焼け具合。これぞビジネスクラス。一方で飛行経路は、黄海を渡り中国、ベトナムを通過し…と思っていたら何とさっきの真逆、台湾まで飛んできたばかりのルートを逆行、しかもそこ後は台風を避けてか東海岸を迂回。それでもバンコクまで4時間54分の旅でした。数年後には大韓航空に併合されてしまうアシアナですが、本日のフライトに限って言えば設備・サービスとも圧勝でした。

 遅い時間の到着なので、空港からはkkdayで手配した専用車でホテルへ。空港での合流に少々時間がかかりましたが、乗ってしまえば渋滞もなく40分ほどでホテル玄関前に到着。やはり楽で、ケチらず手配して良かったです。
 
 Holiday Inn Express Bangkok Sathorn 泊


*** 930~ 国立臺灣博物館 鐵道區 ***
台北
(桃園捷運)
TPE 1320
(KE186)
ICN 1650/1930
(OZ741)
BKK 2310

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2023年9月4~13日 【旅行】A380乗り比べでアジア周遊+香川の離島めぐり(2)東川町、旭川→台北

2023-09-27 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 9月5日、2日目。今日は旭川から日本列島を縦断して台北まで飛びます。

 朝イチのバスで山を下り、旭川空港を通り過ぎて「ひがしかわ道草館」で下車。近くの「郷土館」(写真上)で旧旭川電気軌道のモハ1001を保存していると知り見学しようと思ったのですが、開館は週一日でした…迂闊。バス停となりのmont-bellショップで暇つぶしして、次のバスで旭川空港へ。

 IT239便(B-50022:A320)で台北桃園まで。タイガーエア台湾は4回目の搭乗ですが、2月の台北旅行の帰り、新潟まで利用した時は2時間遅延でやられました。今日も30分近い遅れ。まあ着いて寝るだけなので、何時でも構いませんが。飛行時間はほぼ4時間、これまでに乗ったLCCで最長の搭乗時間と思ったら、エアアジアXが就航した時に東京⇔クアラルンプールに乗っていました。でもあの時は追加料金を払って足元の広い非常口席を乗りましたから…。ちなみに本日、160人くらい乗ってて日本人は2人だそうでした。写真下は、北海道の航空会社「AIR DO」のラッピング機とタイガーエア機とのコラボ。

 桃園機場から捷運で台北駅へ、往復の割安引換券はkkdayで購入、空港で乗車用コインと引き換えてから乗車します。このコインの引き換えが、捷運の窓口ではないのが面倒くさい。前回はT2、今回はT1だったので、それぞれの場所を覚えました。

 ホテルは簡素な部屋、寝るだけなので清潔であればOK。食事は周辺にピンとくる店がなく、10分ほど歩いて2月に滞在したエリアで探しました…が20時を回り屋台的な店は閉店、開いてる日式じゃイヤだなと思っていたら雨。もう適当に済ませました。

 Poshpacker Hotel 泊

旭岳キャンプ場 0929
(バス66系統)
ひがしかわ道草館 1008
※東川町郷土館(旭川電軌モハ1001)休館日
ひがしかわ道草館 1208
(バス66系統)
AKJ 1222/1400
(IT239/320)
TPE 1750
(桃園捷運)
台北

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2023年9月3~13日 【旅行】A380乗り比べでアジア周遊+香川の離島めぐり(1)東京→旭川、旭岳

2023-09-26 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 COVID-19で急減した航空需要に対応するため、殆どの航空会社は航空機とくに大型機を保管または退役させました。象徴的だったのがボーイング747(ジャンボ)とエアバス380です。747旅客型は多くがそのまま退役してしまいましたが、380は導入した多くの会社で路線復帰が始まっています。これは、後継機の開発や製造が遅れている事情もあるのでしょう。とは言え復帰が本物で、380がこのあと長きに渡って活躍するとは考えにくいものです。

 今年は世界一周航空券で380長距離便のビジネスクラスを堪能していることから、カムバックを果たした残りの会社においても、あまり費用を掛けずに搭乗を愉しむプランを考え実行することにしました。調べた結果、2023年夏ダイヤで比較的短距離を飛んでいる380には以下の路線があることが判り、これらに乗るよう日程を調整しました。
・大韓航空(KE) ソウル⇔台北
・アシアナ航空(OZ) ソウル⇔バンコク
・エミレーツ航空(EK) バンコク⇔香港(以遠権ルート)

 乗り継ぎと飛行時間帯を考えると、台北→ソウル→バンコク→香港とリレーするのが良さそうです。そして日本→台北/香港→日本は地上空港発着のLCCを利用し、出入国印コレクションも兼ねます。特典航空券を使う区間もあり、その空きも考慮が必要で、日程を組むのはパズルのようでした。出国は旭川、帰国は高松になりました。ちなみにこういうパターン、毎回帰国時の税関で「すみませんが荷物の中身を…」となります。

 9月4日、1日目。台北のフライトは5日発ですが前日に北海道へ向かい、短い観光をします。JL551便(JA618J:737-800)で旭川へ。ところがコイツが30分以上遅れ、旭川空港から旭岳へ登るバスを逃しました。大雪山ハイキングノプラン台無し。仕方ないので旭川の町に降りました。旭川駅でバスを降り、街歩きするので荷物をコインロッカーへ。ふと見ると「団体臨時列車」の表示、何かと思ったら伊豆急から夏季に貸し出されている「ロイヤルエクスプレス」でした。これは見ようと入場券を買ってホームに上がると、ちょうど乗客歓迎のバイオリン演奏中。終わったところで演者の大迫さんにご挨拶。過去に「ななつ星」「ロイヤルエクスプレス(横浜→伊豆急下田)」でお会いしているのです。さて先方は覚えていたかどうか?駅員その他と一緒に、札幌へ向かう「ロイヤル」を見送りました。北海道ならではのディーゼル機関車と、サービス用の電源車が印象的でした。

 すぐに昼、買物公園あたりで昼食をとラーメン屋に向かう途中の路地に、なんだか雰囲気あるトンカツ屋を発見。入ってみたらTV「孤独のグルメ」のロケがあった店でした。ホッケのフライが入った定食、美味かった。北海道とは思えない炎天下を歩いて旭川市博物館へ、旭川周辺の開拓の歴史、アイヌとの関り、勉強になりました。

 夕方のバスで旭岳へ、ハイキングできないのでは何のために山の宿に泊まるんだか分らないけど、温泉があるから良いか。気持ち良く長湯したら、あまり匂いはしないけど硫黄泉らしく、上がってしばらく蕁麻疹が出て痒かったです。硫黄泉に入るとかぶれるのです。幸い小1時間で収まり、特に皮膚がただれるようなことはありませんでした。YHとは思えない素晴らしい半個室のベッド、来年あらためてハイキングに来ようと思いました。出だしから躓きましたが、結果オーライな初日でした。

 YH大雪山白樺荘 泊

HND 0745
(JL551)
AKJ 0920/1022
※遅延で旭岳ゆきバス乗れず
(バス66系統)
旭川駅 1100/1511
(バス66系統)
旭岳温泉入口 1644

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