日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2010年12月29日  2010年を振り返って(後編)

2010-12-29 06:19:12 | ノンジャンル
 「前編」では、年初に立てた目標の達成具合をレビューしてみた。「後編」では、そこに至った過程を確認する。

 旅行のチケットや展覧会の入場券など写真以外の「実物」のアルバム整理が、大きな旅行3つを除いて完了した。夏以降のものが格段に多い。今年前半は何してたんだって思うくらい。またどうして?そこが今年を振り返る「鍵」だと思う。

 ちょっと離れた所に住んでる父親が割と大きな病気に罹り手術をして、同居とか週末介護とかいう生活がチラついたこと(結果的には当分そうならずに済みそうで良かった)が一つ。そんな折に、実に他愛もない話だが「今日死んでも悔やまないってくらい全力で生きたいんだ」なんてアニソンの歌詞が妙に心に響いて、限られた時間をもっともっともっと有効に使おうと決心したことが一つ。そして、仕事がすごくヒマになったことが一つ。

 ということで、季節が良かったこともあって9,10月は大型二輪免許取得に注力した。11,12月はクルマで道の駅を走り回った。その間ずっと朝晩、わずかな時間ではあるけど電子ドラムを叩き、歳の離れた仲間と何度もスタジオに入った。さらにアコギも加わり、プロも含めたSNSの「友達」が増えた。新しいお店も開拓した。

 殆どの出来事はブログに書いた筈なので、読んで頂ければバタバタ慌ただしく生きようとしていた意欲くらいは認めて貰えるのではないかと思う。いっぱい写真展に行ったし、本もけっこう借りて読んだ。何にしても、これを20年前から継続してできていればと思うことばかり。人生の半分以上、いったい何してたんだ?「余裕がなかった」では片づけられない、この悔しさ。

 そんなワケで秋以降は少し出控えたのだけど、それなりに(?)旅もした。行き先が違うだけで同じ行動パターン、マンネリだ飽きないかと言う揶揄も聞こえるけど…自分の中で掲げていた旅の目標の幾つかが達成でき、来年は新たな気持ちで出かけることができる。既に決定してる旅行が内外合わせると両手でも足りないくらい。

 そして何より生活の中心であるべき仕事。これはもうねぇ…以下略。常に「短気は損気、やってるフリで良いから我慢しなさい」と本気で心配してくれる人生の先輩方、ありがとうございます。引き続きご指導ご鞭撻をお願いします。4月にどこかへ異動になるかもしれませんが。

 年が明けたらまた新たに目標を設定して、健康に気をつけつつガシガシ動こうと思う。たぶんそれが自分の唯一の取り柄じゃないかと思うので。そして、親の世話に大半の時間を費やす日々が来る前に。

 これで本年の更新は最後の予定です。皆様、良いお年を。本年もありがとうございました。来年もコメントお待ちしておりますのでお気軽に宜しくお願いします。
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2010年12月28日  2010年を振り返って(前編)

2010-12-28 23:16:47 | ノンジャンル
 2010年も終わりに近づいたところで、1月にダラダラ書いたことをどれほど実行できたか、恥を晒してみることにする。
(◎:過達、○:達成、△:未達成、×:手付かず)

【生活全般】
◎ 1.両親と会う回数を増やす。年6回を目標とする。
 →父が入院したので想定外の訪問が増えた
△ 2. 3kg減量する
 →ドラムたたき始めたせいか?1kg以上痩せた
△ 3.ウエスト3cmダウンする
 →体重は減ったけどウエストは変わってない(汗)
△ 4.収納場所に入りきらないモノがなくなるまで家のモノを減らす
  #もちろん収納場所は増やさない
 →確実に減ってるけどまだ減らす余地あり
× 5.予備のメガネを作る
× 6.ウッドデッキの塗り直しをする

【仕事】
◎ 1.年休を完全消化する←入社以来1日も捨てていない(笑)
 →25日くらい使った気が(爆)
○ 2.部下にメンタルヘルス患者を出さないようにする

【旅行】
○ 1.「JAL系就航空港つぶし」残り6つ(屋久島、多良間、南大東、北大東、石垣、与那国)を完了させる
◎ 2.JMBステータスは20000FOPを目標とする←意味あるのか?(汗)
 →50000FOPクリヤ
◎ 3.ユースホステルは未宿泊ユースを中心に年12泊を目標とする
 →20泊
○ 4.ファーゴで東日本の未走破県5つ(秋田、山形、富山、石川、福井)を訪問する
△ 5.バイクで「関東道の駅スタンプラリー」'06年度以降追加分を回る
 →バイクでなくクルマで回った
× 6.「伊豆急全線ウォーク」に参加、完歩する
× 7.尾瀬か上高地のどちらかへ行く
× 8.秩父三十四ヶ所を徒歩参拝する
◎ 9.訪問国数を4つ増やし計60とする
○ 10.ハルビン~ウラジオストク間を乗車する

【クルマ】
○ 1.ジェミニ(LS)は現状維持に努める。張り替えたシートをとっとと付ける。
× 2.ジェミニ(ZZ)は手放すか真剣に検討する
◎ 3.ファーゴは…チューニングよろしくお願いします(笑)
○ 4.トッポは早晩に次車種と交替させる。交替にあたっては心をこめて送り出す。
 →送り出した先でお亡くなりになりました(涙)
○ 5.次車種とはトッポ同様「ほどほどのおつきあい」に留める(←ウソついてる気が)
 →次車種も送り出し、活躍中
△ 6. 2月の「キャンピング&RVショウ」見学に行く
 →東京ではなく名古屋のに行った
× 7. 6月の「くらがり」ミーティングに参加する
× 8.その他のミーティングやイベントにも出かけるようにする
○ 9.「ノスヒロ」誌は購入中止、過去分を一括で売却する
△ 10.合計で年間1万キロ乗車を目標
 →約7000km

【バイク】
△ 1.CB125Tは昨年以上に乗る。年6回のプチツーリングを目標とする。
 →乗ったけど近場ばっかり
× 2.AR125Sは受入れを検討する。来ても乗らない気がするんだけど(汗)
○ 3.大型二輪免許を取得する
△ 4.CB750(RC42)スペンサーカラー限定車の安価な中古を探(ry
 →アテがないことはないのだけど…
△ 5.合計で年間1千キロ乗車を目標
 →せいぜい200kmくらい?

【アマチュア無線】
○ 1.FT-51NDは早晩に次機種と交替させる。交替にあたっては不要な周辺機器一切も整理する。
△ 2.次機種(144/430MHzハンディ)を持って年4回の「低山移動運用」を行う
 →2回
○ 3.VX-177も早晩に売却する
△ 4.移動運用・コンテストで運用し在庫QSL(約200枚)を一掃する

【その他】
○ 1.フォークギター(30年モノ)を修理に出し、少しは練習する
◎ 2.写真展を6回以上観覧する
 →21回
◎ 3.映画を6本以上鑑賞する
 →10本
◎ 4.本を26冊以上読む(漫画、雑誌、ハウツー物は除く)
 →60冊
◎ 5.ライブorコンサートを4回以上鑑賞する
△ 6.道端の空き缶&PETボトルを365本以上拾う
 →100本程度
◎ (その他)絵画展2回、展覧会1回

 こんなトコです。いかがでしょうか?大したことないのか、良く頑張ったと言えるのか。自分としては目標に挑む努力はしたけれど力及ばずって気がするのです。まだまだ甘いなァ。

(後編へ続く)
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2010年12月28日 【食べ物】鍋納め、カモん!(たぶん鍋その6)

2010-12-28 21:26:25 | 食べ物・飲み物
 当社業務は本日まで。しかも午後は納会と言う事で、その気になれば夕方から高飛び…できません、16時半から打合せでした。ってコトは納会でも飲めない!中目黒行って、品川シーサイド行って、それぞれの拠点要員の労をねぎらって。

 米国赴任の「おやじ」様が一時帰国されたのでプチ忘年会。自分は明日から年越し旅行に出てしまうので、最後の最後まで宴会が入る慌ただしさ、でもお声がかかるってチョット嬉しい。

 メニューに鴨鍋があったので頼んでみた。濃厚甘口のだし汁にたっぷりの野菜を入れて、ここの白菜キレイだなー野菜ウマー!…気がついたら鴨は一切れしか食べなかった(笑)。でも美味しい鍋と楽しい話で満足。ちなみに春には「帰還歓迎オフ」をやることになりそう…?一年を楽しく締めくくれたひとときでした。皆さんありがとう!さて旅支度しなくっちゃ…

 稲田屋 品川店:http://r.gnavi.co.jp/g629003/


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2010年12月27日 【食べ物】食べ放題いってLOHASとは…(鍋その6)

2010-12-28 07:41:16 | 食べ物・飲み物
 年末ですが、まだ忘年会をするのです。年明けに延期してもらい、PRISMのライヴに行くか散々迷ったのだけど…音楽にのめり込むのも程々にって自分に言い聞かせて。

 メンバーの交通の便から秋葉原でやったんだけど、ヨドバシのアキバって初めて入ったのかも(笑)。種類は豊富かもしれないけど特に買いたいものがあれば近くにもヨドバシあるし、アキバ行ったら量販店よかジャンク屋を回る方が楽しいし。

 最近めっきり「食べ放題」に行かなくなった。量が喰えなくなったのと、あまり安い店だと雰囲気が悪くてイヤなのと。今日は鯨飲馬食なヤツが居たので(いつも奴がバカスカ飲み食いしたツケが年長なこっちに回ってくる!)対策として喰い放題飲み放題にした次第。そしたら肝心の鯨飲馬食クンが風邪でドタキャン!なんだよー!!安い肉だと気持ち悪くなりそうなんで「特撰」コースにした。

 なんか今日の話題は「LOHASな生活」になってしまった。不自由さをどこまで許容できるか、フードマイレージのことを考えて地産地消も良いけどあまりエスカレートしてガチガチに「教義」に縛られちゃうと生活が楽しくなくなっちゃうんじゃない?とか。無難なトコで「結局は各自ができる範囲で」という結論になったんだけど、プラス「できる範囲を少しずつ広げてく心掛けと努力を」なんだろうな。慌しくがっつく一方でそんな話をしたのです。

 但馬屋ヨドバシAKIBA店:http://r.gnavi.co.jp/b879000/
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【本】 押井 守著 「凡人として生きるということ」(幻冬舎新書)

2010-12-28 05:39:10 | 本・映画・展覧会
 押井守と言えば「機動警察パトレイバーのヒト」なんである、自分の中では。その人が映画論とかじゃなく人生論っぽいタイトルの本を書いてるのが目に留まったので借りてみた。

 内容の良し悪しではなく、ちょっとオドロキ。押井守と言う人がこうしたジャンルのメッセージを著すと言うことが。寡黙で、映画でのみ自分の主張をする人ってイメージがあったので。

 内容は、映画には全く関係がない。社会で生きてく上での事例として映画業界でのこと、自らのことが綴られているが、本書で映画は主役ではない。主役はあくまで「どう生きるか」である。

 けっこうユニークな主張が多い。「若さに価値などない」「社会と関わる事の愉しさ」「文明化は負の側面を持っている」「友達なんか、いらない」「社会は95%の凡人に支えられる」…そうだ!と思うかそうか?と思うかは読者次第。著者が無節操に社会批判、若者批判、オヤジ批判をしてるわけではない理由をきちんと理解する必要がある。著者なりの論拠を受け容れられるかどうかで、本書を痛快に思うか不快に思うか分かれるのではないか。自分は、痛快だけどもちょっと???だったかな。

 2010年12月26日 自宅にて読了
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2010年12月26日 【音楽】結局は人間性だとするならば

2010-12-27 21:47:36 | 音楽、ギター、カラオケ
 週末は殆どの時間をグダグダして過ごしてしまった。あらかじめ予定を決めていないと動けない私です…で、最近とっても関心のある「ソロギター」の本を読んだり映像を見たりしていたのだが。

 どの楽器でもそうだが、ソロで演るってのは技術が要るのはもちろん、人間性が強く出て。もちろん誰かの映像を観て「コイツ上手いけど性格悪いぜ」なんて分かるはずもないんだけど、そういうのが特に見透かされそうなアコースティックって怖いなぁと思ったのだった。

 ここ数回聴いた人たちの音って、みな優しいんだよね。激しい音があっても、根底には優しさが流れているように感じる。仮に自分がそういう楽曲をコピーできたとして、聴いてる人にはどう聴こえるだろう?

 これまでの自分の行為思考のツケが音というアウトプットに反映されるとしたら、演奏するってのはそれを人前にさらけ出すことになる。すくむよ。
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2010年12月25日 【食べ物】クリスマスチキンは鍋に入って!?(鍋その5?)

2010-12-27 06:16:53 | 食べ物・飲み物
 とても寒くなった1日でした。

 今年のクリスマスは絶好のカレンダー、景気は良くないが街はさぞかし賑わってるでしょう、まぁアタシャ関係ないね~と思ってたら海外旅行仲間で忘年会をすることになった…「世界の車窓から」カレンダー配給ありがとうございます。「DVDでめぐる世界の鉄道」貸与ありがとうございました。要は受渡しオフだ(笑)。メニューに鍋をリクエストしたところ、幹事がX'masに引っ掛けたのか「鶏の水炊き」になった。やるな幹事カヤノフ氏(笑)。総勢7名、例によって話は世界を駆け巡る。

  そう言えば昼にインフルエンザの予防接種をしたんだけど、その後アルコール禁止とは書いてなかったもんね。大丈夫だよね。でも予防接種なんて何十年ぶりじゃない?これまで摂取してなくて罹患してなかったんよワシ…普通の風邪は引いたけど。

 鶏の水炊きと言えば、ぶつ切りの骨付き鶏を白濁したスープでグツグツ煮込んでってイメージじゃない?ところがここはそれだけではなかった!それもあったんけどメインはスライスした鶏肉をガラ炊きスープに一瞬泳がせ、タレにつけて食べる。しゃぶしゃぶみたい。タレは塩・醤油・辛味・ポン酢と4種あり、それに合わせてスープの味も変えてあるのは芸が細かい。

 美味しかった。こういう食べ方はしたことないので新鮮だった。なので料理自体に不満はないが、オリジナルな水炊きも改めて食べたいなーと思っちゃうのであった。

 ところで年忘れバカ話は「あり得ない!」話特集。個人的には「会社の新人に花見の準備をさせたら、準備万端整ったところで(花見はせず)新人全員帰ってしまった」と言う話が一番ウケたんだけど、「今日までアルミサッシの通気孔を全開にして、かつ半袖Tシャツで寝てた」と言うヒトの話が「あり得ない大賞」に輝いたらしいのはどういうことか…(付け足しておくと暖房いれてません)

 やー、楽しい夜でした。皆さん来年もよろしくね!

 灯 -AKARI-:http://r.gnavi.co.jp/e786900/
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(Live) コフリン・ダニエル クリスマスライブ

2010-12-26 22:30:27 | ノンジャンル
 クリスマスイブにひとりウロつくよぼよぼ羊に神の祝福が(笑)。「写美」の無料開放だけでもありがたいのにアコギのライブまである!至れり尽くせりハッピークリスマスです。

 これまで「ソロギター」「フィンガーピッキング奏者」について何もチェックしていなかったので、誰も彼もが「初顔合わせ」である。コフリン・ダニエルは日本生まれの日本育ちらしい。アコギと言っても色々な音があり、自分の好みかどうか聴いてみないと分からない。予定より少し遅れて開演。30ほど用意された椅子はいっぱい、通路階段上階に立ち見客もいっぱい。

 セットリスト。(◎がオリジナル)
 ・サイレントナイト
 ・カノン
 ・リヴィン・オン・ア・プレイヤー
 ◎三銃士
 ◎kokaji
 ・クリスマスイブ

 機材は良く分からなかった。本人HPによればメインギターはJames goodallらしいんだけど、これだったのかなぁ?ちょっと違って見えたけど…ZOOMっぽい黒のプリアンプ使ってたけどアコギ用は緑なんだよね、いま出てるのは…なのでこれも不明。ピックは使っていなかったみたい。

 「三銃士」は中世ヨーロッパをイメージして作ったと紹介しただけあって、フラメンコギター的な弾き方が特徴的。右手をパッと拡げる瞬間に各指で弦を払うような感じね。微妙にタイムラグが出るのでイイんだよね。あとスラップ、サウンドホールよりヘッド側、ちょうどボディからネックが出る辺りを叩いてた。

 「kokaji」は日本の能をイメージしたって紹介してたけど「小鍛冶」なのかな?別に和音階と言うわけではなく、これが彼の中での日本的なイメージなんだろうか…?動と静が入れ替わるあたりが鍛冶屋のイメージなのかな。ボディを指先(中指だと思う)で叩いてカーンと言う尖った甲高いパーカッション音を出してたのが印象的。家で真似してみたけど指先が痛くなった…この曲はしっかり聴き込んでみたい…と思ったら映像あった!皆さん見てね。パーカッシヴな演奏が特徴的。

 1曲終わるごとに右の方、左の方、上階を丁寧に見て深々とお辞儀をする物静かさと、1曲ごとにチューニング取り直す必要があるほどの演奏の激しさが好対照。うーん、今日も収穫あったなぁ。感心ばっかしてないで練習しないと…

 ダニエル・コフリンHP:http://daniel-coughlin.jp/
 演奏映像:
  http://www.youtube.com/watch?v=pLLPjEaB9fw(コーヒー・ルンバ)
  http://www.youtube.com/watch?v=GH8udTbg1Ag(5分30秒過ぎからkokaji)

 2010年12月24日 東京都写真美術館にて鑑賞
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【写真展】収蔵作品展 [かがやきの瞬間]

2010-12-26 15:35:16 | 本・映画・展覧会
 2Fと同じく「スナップショットの魅力」をテーマにした収蔵作品展。こちらは内外多数のカメラマンの作品を展示している。

 こちらも色々あって、そりゃまぁスナップだから何でもアリだよねぇとは思うが。とは言え割と統一デーマの見えるマーティン・ムンカッチやザ・サートリアリストの作品群は安心して見られる。圧巻はポール・フスコの「ロバート・F・ケネディの葬式列車」25点で、N.Y.からD.C.に向かう葬式列車からそれを見送る沿線の市民の様子を撮影したシリーズ。デッキチェアなどピクニック気分で待ち受ける家族、国旗を掲げる人、手書きのメッセージボード。

 日本の作家では臼井薫、木村伊兵衛あたりの作品が良かったが、それは被写体や時代に関心が向いたというだけのことなのかもしれない。観る者にそうした興味を惹かせること自体もカメラマンの力量のうちと考えれば良いのか。

 だが考えてみると統一テーマのあるスナップショットってスナップショットって言えるんだろうか?またもや、くだらぬ言葉の定義につまづく夜であった。

 展示会情報:http://syabi.com/contents/exhibition/index-348.html

 2010年12月24日 東京都写真美術館にて鑑賞

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【写真展】日本の新進作家展vol.9 [かがやきの瞬間]

2010-12-26 09:31:42 | 本・映画・展覧会
 「写美」には展示が変わる都度いこうとしている。12月に入って展示が替わり、例によってオークションで安いチケットをと思いつつ保留になっていたのが「24日17:30以降は入館無料」との情報、やったネ!

「ニュー・スナップショット」と言う共通テーマで2F、3Fそれぞれ独自の展示会。その切り口は?一気に見てしまうことにする。2Fの展示は「日本の新進作家展」、中村ハルコ・小畑雄嗣・結城臣雄・山城知佳子・白井里美・池田宏彦の6人の作品を展示。

 小畑雄嗣が独自の技法で撮影したと言う雪の結晶、ため息がでる美しさ。自然の創造物という陳腐な言葉でしか表現できないが、モノトーンが効いている。結城臣雄の作品は何気ないスナップショットに見え、写っている景色そのものもだがさてどういう意図でその構図そのタイミングで撮ったのだろうと想像するのが楽しい。

 もちろん全てのカメラマン、総ての作品が気に入るワケはなく、「こんなのをスナップショットって呼ぶのかよ?」って作品もあった。ジャンル分けは難しいね。

 展示会情報:http://syabi.com/contents/exhibition/index-342.html

 2010年12月24日 東京都写真美術館にて鑑賞
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