琵琶湖の水辺をテーマに撮ったミニ作品展。全てモノトーンで纏められているが、一点だけカラー作品があり、鮮やかな赤がインパクトを与える。なぜそれを選んだのか、琵琶湖岸の印象が赤と言うわけではなかろうと、まず気になる。
湖岸風景(自分も行って印象深かった沖島を含む)はバラエティに富み、風景写真もあれば民俗スナップ的な写真もあり、トータルで琵琶湖岸を紹介していた印象。
作者はVTUBERとしても活躍しており、敢えてスティールを選んだ理由を尋ねてみたかった。
2023年8月20日 新宿・OM SYSTEM GALLERY クリエイティブウォールにて
「鉄道員(ぽっぽや)」ほか近年では中国が舞台の大作を著している著者のエッセイ集。原典は色々な雑誌であり、一貫性はない。なので内容も硬軟とりまざりの感がある。
JALの機内誌で連載している「つばさよつばさ」を読んでいるせいか、文体に馴染みがありスイスイ読める。辛辣な内容、ユーモアあるオチ、という幅広さが機内誌以上なのは、原典がさまざまな媒体だから。読んで同感することもあれば、何だこの人はと思ってしまう部分もある。別に著者の100%信者と言うわけではないのだ。だが面白い。そして、文章の書き方が参考になる。
本当はエッセイばかりでなく、大作にも手を出してみるべきなのだろうが。
2023年8月19日 自宅にて読了
