SUPER FLAT 2

非ファルス的にもっこりするものを肯定せよ!(神の性的不器用あるいはその性的悪戯に由来するもの達について)

六本木ガチ盛りアート・ナイト その1

2010年03月28日 | Weblog
 私が黒瀬陽平にガッチリ粘着しているあいだに、千葉・池田組は新たなステージに上がっていた。3月27日の深夜の六本木ヒルズWIRED CAFEにて行われたシンポジウム『美と崇高のリ-クロッシング--芸術理論の再起動へ向けて』は、東京都主催のアート・イベント『六本木アート・ナイト2010』をディスクールの次元で盛り上げるプログラムとして、その批評筋に注目されていたものである(たとえば浅田彰はただちに「美と崇高なんて問題設定などいまさら古い」という脅迫めいたメールを池田剛介に送りつけたらしい)。招聘されたのはグリーンバーグ・ガチの加治屋健司氏と、カント・ガチの星野太氏である。深夜の1時から朝の4時というありえない時間帯で強行されたこのシンポジウムは、その内容の硬質さにもかかわらず、(すでに終電が無いせいもあってか)、最後まで盛況を極めた。というか、千葉・池田組からすれば、このイベントは何としても成功させる必要があった。もし失敗させてしまえば、同じ日にやはり六本木に暗躍していた黒瀬陽平に、あろうことか「ニュー・アート・リーダー」の座を許すことになるからだ。司会の千葉の「盛り付け」は、ゆえに最初から凄まじいものとなったのである。(続く)

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