SUPER FLAT 2

非ファルス的にもっこりするものを肯定せよ!(神の性的不器用あるいはその性的悪戯に由来するもの達について)

この冬は電子書籍でアートを読む

2005年10月31日 | Weblog
画廊へようこそ】(新美康明)絵の値段はどうつければいいのか? 展覧会を催す時のポイントは? 画廊のメッカ・銀座を舞台に画家や顧客、ギャラリーの世界を描く。
芸術論】(フロイト)精神分析学を文化領域にまで適用したフロイトが、作品を素材として芸術家の意図や感動や心的状況を分析した芸術論。
戦後写真史ノート 写真は何を表現してきたか】(飯沢耕太郎)リアリズム写真、主観主義写真、ドキュメンタリー――。写真家という存在を中心に戦後日本写真の変遷を検証する。
美術館の誕生 美は誰のものか】(岩渕潤子)美術館の社会的役割の変化をたどり、フランス、アメリカなどとの比較を軸に日本の美術館の特質を問う。
アニマゲDON】(朝日新聞文化部)アニメ・マンガ・ゲームの第一線で活躍中のクリエーター、総勢66名へのインタビューを敢行した、質量充実のクリエーター列伝!
今日の芸術】(岡本太郎)この書は、刊行当時、人々に衝撃を与え、ベストセラーとなった。彼が伝えようとしたものは何か? 時を越え、新鮮な感動を呼び起こす「伝説」の名著、ついに復刻。
萬福和合神】(朝日新聞文化部)『画狂人』こと天才浮世絵師、葛飾北斎の名作絵巻の完全復刻。
アメリカのジャポニズム 美術・工芸を超えた日本志向】(児玉実英)美術や文学から、服飾、造園、装飾品に至るまで、十九世紀後半のアメリカで沸き起こった日本趣味流行の軌跡を辿る。

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会社とは皆で創る究極の芸術作品

2005年10月30日 | Weblog
 株式会社サイバーエージェントの藤田晋社長を迎えた29日の『エフエム芸術道場』は、先週のホリエモントークに続く高い聴取率を(いつもに比べて)記録したようである。ここでDOB(村上隆)は、この1200人もの社員を抱える藤田社長に対し、自分の会社カイカイキキの成長が最近伸び悩んでいることを打ち明けている。「会社とは皆で創る究極の芸術作品」という藤田社長の持論を受け、ではどうして自分たちの芸術作品カイカイキキはスタッフ数70人あたりで止まってしまっているのか? どうしたら「社員数が100名を超えればあとは同じ感覚」と何気に言えるようになれるのか? というわけだ。DOBは真剣に悩んでおり、実際すでにサイバーエージェントからの経営指導も受けているようだ。だが藤田社長からすれば、「逆に私はアートやカルチャーについて、興味があり話を聞ききたかった」のである。残念ながらDOBは、この藤田社長の関心に「アーティスト」として応じていない。果たしてDOBは会社経営者なのか芸術家なのか、その立場がなんとも曖昧なのだ。おそらくDOBの弱点はこの曖昧さにある。都合が悪くなればいつでも「アートだから」という口実に逃げられるのだ。まずこの悪い癖を直さない限りカイカイキキに将来は無いだろう。なにしろDOBは何でもひとりでやろうとし過ぎている。藤田社長の指摘をまつまでもなく、今のカイカイキキに必要なのは「言い訳をしない経営のプロ」をヘッドハントすることなのだ。
 ところでDOBは自分のブログをもたないのだろうか。ホリエモンにしろこの藤田社長にしろ自分の「社長ブログ」を大切にしている。この日の放送は藤田社長のブログにて告知され、多くのコメントやトラックバックを受けている。だがカイカイキキのサイトにはそんな告知は一切無く、すでにこの時点で何か問題があるように思える。やはり藤田社長の言うように「スタッフの質の問題」なのだろう。

ふたりの精神分析

2005年10月28日 | Weblog
 ストロングな辛口批評で知られる本上まもる氏は最近、その『十字砲火』の照準を斎藤環氏に向けていたわけだが、ネットを自在に操るパソコンオタクの斎藤氏がそれを感知しないはずも無かった。ついに『本上まもるブログ』に斎藤氏本人が登場したのである。本上氏による斎藤環批判はもはや取り返しが付かない。私たちはこの二人のハード・ラカニアンによる精神分析対決をニヤニヤしながら見守っていた。だが見る見るうちに本上氏の顔色は悪くなり、いつのまにか60年代のヒッピーよろしく砲身の先に花を添え、「反戦」を唱え始めているのである。この「失敗したなあ」と反省し、こちらは「ばっちり褒めております」ので「よろしく」と確認を促す人物は、本当にあの本上まもる氏なのだろうか。ちなみに本上氏はこれまで『戦闘美少女の精神分析』を永らく手に取らないでいた理由を、「あまりにも恥ずかしい装丁なので」としている。そしてその村上隆の作品を「絵画とは呼べないアニメイラスト」であり、「毒にも薬にもならないものとして無視してしまってもよい」と断じている。もし村上隆本人のコメントを受けたら、やはり同じように態度を豹変させるつもりなのだろうか。

ライブドア大学

2005年10月27日 | Weblog
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DOBのうなずき

2005年10月25日 | Weblog
 DOBとホリエモンの「あの話の続き」を聴く。ぜんぜん「男と男の話」なんかしていない。ホリエモンの荒唐無稽な与太話(ES細胞とか光合成とか唯脳論とかの話)に、DOBはひたすらかしこまって「うなずいて」いるだけだ。もはや「体温」も「アタック」もない。自分の番組(『FM芸術道場』)なのにDOBは最初から最後まで真下よろしく「うなずき続けて」いるだけなのだ。私たちが聴きたかったのはこんな話ではない。もしホリエモンなら「今の日本のアート界をどう改革するか」ということだけだ。もちろんDOBもそういう話に持ち込もうとはしていた。だがいかんせんDOBの「小さなアイデア」など、ホリエモンの「大きなアイデア」の前には、なすすべもない。「世界平和」という突拍子もない話を普通にできる人間に向かって「アートの世界」の話をしても仕方ないのだ。ホリエモンと「あの話の続き」や「男と男の話」をするには、DOBはまだまだ「常識人」にすぎる。たとえばDOBはメダカや水草を育てて喜んでいるだけだが、ホリエモンなら植物の光合成から世界の貧困問題の解決さえも考えてしまう。もとより妄想のスケールが違うのだ。そういう意味では、確かにホリエモンのあの常識を覆そうとする「非常識」さは、どんなアーティストよりもアーティスティックであるといえるのかもしれない。

独立開業・新規事業情報

2005年10月23日 | Weblog
開業資金126万円!安定・最新印刷ビジネスであなたも自宅開業●業種・業態 地域密着、提案型広告印刷デザイン店です。
物作りに興味のある方。オリジナル工房経営で独立しませんか●業種・業態 小物雑貨から建築用インテリアまで。独自技術による彫刻品製造。
好きを仕事にするモノ作り事業は高利益率でゆとりの生活を実現●業種・業態 付加価値の高いオリジナル商品彫刻工房の経営ら自分のペースで軌道に乗せていく開業が可能です。
高収益!リサイクル書店「ブックアイランド」FC加盟店募集●業種・業態 リサイクル書店●募集内容 (株)ブックアイランドは複合リサイクル書店の全国チェーンです。初期投資を抑え、POSによる中古相場価格・最新商品情報サービスなど、収益力のある店舗経営が可能です。お気軽にお尋ね下さい。
21世紀の地域社会と「共存共栄」できるビジネス●業種・業態 総合リサイクルショップ・ネット販売などのリサイクル事業●募集内容 総合リサイクルショップの経営。システム化・マニュアル化された販売ノウハウにより、未経験者でも粗利70%以上可能な今最も時流に乗ったビジネスです。時代に合わせ、ネット販売「リサイクル.Net」なども提案。
開業資金80万円で開業可能!粗利70%以上!大人気のトレカ専門店●業種・業態 トレーディングカードの販売・買取り●募集内容 トレーディングカードの販売・買取り店『トレカスタジアム』経営者募集。4坪ほどのスペースがあればOK。スーパー、書店、ホームセンター等で開業可能。
未経験OK!つくる喜びを得られるビジネスしてみませんか ●業種・業態 ガラス彫刻に代表されるオーダーメイド商品の工房経営●募集内容 エッチング工芸の工房経営者の募集です。初心者でも研修を受けて頂き、短期間で技術を修得する事ができ、サイドビジネスとしても大丈夫です。
最新技術でハイクオリティー、ローコストを実現●業種・業態 建築用インテリアからオリジナル雑貨の彫刻工房の全国展開●募集内容 最新の技術(実用新案3088855号)と独自の戦略で開業者をフォロー。業界屈指の技術力は商品企画や販売の上で他社と差別化。是非比較して下さい。経験豊富なアドバイザーが他に無いノウハウを詳しくご説明致します。
楽天の印刷部門ユーザー評価11月度2位!FC加盟店全国初募集開始●企業名 翔羊株式会社(PROPRINT FC本部)●業種・業態 フランチャイズ●募集内容 ビジネスコンビニ「PROPRINT」の第1期FC加盟店募集!※低資本、小スペースで開業可能!本部のバックアップ体制も充実しています。
ファミリーで楽しめる書店チェーン「ブックマート」のFC加盟募集●業種・業態 総合リサイクル書店●募集内容 (株)ブックマートグループでは、20~100坪のリサイクル書店を全国で120店舗展開しています。初期投資を抑えて、経営効率の良い店舗システムを構築しました。関心のある方はお気軽にご相談下さい。


情報提供【アントレネット

金沢21世紀美術館

2005年10月23日 | Weblog
 芸術を解せない者は美術館の設計に携わるべきではない―「金沢21世紀美術館」を訪れるたびそう思い返す。この美術館は美術館建築物として世界的に高い評価を受けているとされる。だが私たちはこの美術館が、すでに設計以前の段階で「ろくでもない建築物」になるであることを予測していた。というのも妹島和世とともに設計を担当したのが西沢立衛という男だったからだ。実はこの西沢という男は、私たちが以前運営していたアート系のチャットによく顔を出していたのである(そこで彼は「にし」というハンドルを用いていた)。しばらくして私たちはこの男が建築士であり、金沢にできる新しい美術館の設計に参加したいとの意向があることを知らされていた。私たちは不安を感じた。もしこれほど美術について無知蒙昧な男が美術館など設計したらトンデモナイことになる。だがその不安は現実のものとなったのである。建築について詳しくない私たちから観ても「金沢21世紀美術館」の設計デザインはあらゆる意味で「最悪」であり、そのコンセプトは「無意味」かつ「陳腐」である。何もいいところが無いのだ。その無知さに腹が立ってチャットから「にし」を追い出した日のことを思い出す。どうして美術館側は私たちがやったようにしなかったのか。たぶん気付かなかったのだろう。そして今も気付いていないのだ。なにしろ今度はルーヴルの別館「ルーブル・ランス」を設計するというのだから驚く。世も末だ。もうお終いだ。ちなみに写真右がその男「にし」である。やはり芸術無知蒙昧がその顔に滲み出している。

W-ZERO3

2005年10月20日 | Weblog
 ウィルコムがMicrosoft Windows Mobile搭載のシャープ製PDAフォン「W-ZERO3」を発表。いきなり12月上旬発売予定ということで、11月下旬発売の「京ぽん2」とどちらを選ぶべきか悩むところだ。なにしろPDAフォンというのはこれまで使った経験がない。確かに便利そうだが、実績のある逸品「京ぽんシリーズ」以上に使いこなせるのかどうか分からない。いかにも未知数なのだ。そのサイズとともにタッチペン使用というのも気になるところだ。だいたいあんな小さなキーボードをどうやって両手で打つのだ(それとも片手で打つのか)。なんだか宝の持ち腐れになるような気がする。とりあえずしばらく様子を見てから決めようか。慌てることはない。だが今使ってる京ぽんは既に壊れかけており、もはや取材には使えなくなっている。液晶表示がちらつき、カメラも起動しない。今年いっぱいもつかどうか。ちなみに「京ぽん2」の予価は2万円台、「W-ZERO3」は4万円台後半だ。

君には美術の才能がある!

2005年10月17日 | Weblog
 とにかく音痴で不器用だというのでバンドミュージシャンへの道を断念しかけてた中学2年の夏休みのことです。やること無くて漫画雑誌をダラダラと眺めていたら、何気に『講談社フェーマススクールズ』の広告が目に入ってきた。もらった小遣いのほとんどをCDやレコードの収集に投入していましたから、いつのまにかジャケットデザインのアートワークへの興味が発生していたんですね。気が付けばその広告で実施されていた「アート・タレント・テスト」を普通に受けていました。結果は合格です。そして「君には絵の才能がある」と告げられました。ほんとうに驚いた。どうやら自分には本能的な感受性があるらしいのです。なるほど確かに「自分でも気付かなかったこの天賦の才能を伸ばさないのはもったいない」と思いました。中学生の頃の経験が一生を決める、とも言われます。そう、すべてはこの「アート・タレント・テスト」から始まったんです、私の場合。すべての悪夢はここから始まった。

これからの活動予定

2005年10月16日 | Weblog
「プロジェクトのほうはどうしたんだ?」―そんな声が聞こえてきそうだ。心配する必要はありません。いくつものプロジェクトが同時に進行しています。私たちは「口先だけ」ではありません。明日に向かって夢や希望を託せるアートの世界を創るため、日夜努力し続けています。ここでプロジェクトのいくつかを紹介しましょう。
■豆本専門の出版社を設立して、『オタクデリック』と題された「スーパーフラット2」に関するマニフェストな理論書を自主出版します。現在鋭意執筆中。
■『芸術牧場プログラム』はいまだ「放牧地」が決定していませんが、付属する「芸術牧場キャラバン」という移動式ギャラリー車を使ったプロジェクトが進行中です。これは小沢剛の移動式画廊「なすび画廊」を現実化したもので、これで奈良美智的な「ツアー」が簡単に可能になります。画廊バス「ノマド号」(写真)はすでに完成しており、子供たちが面白がって集まり始めています。
■『アーティスト・マスターセット』は現代アートの通信講座です。この講座で「アートの常識」を修めておかないと、あなたの絵はいつまでたってもイラストのままでしょう。ただ好きな絵を描いているだけでは、アーティスト(芸術家)には決して成れないのです。たった3ヶ月の受講期間であなたを「真のアーティスト」にしてみせます。ご期待ください。

村上隆のオンライン・アートスクール

2005年10月16日 | Weblog
 有限会社カイカイキキでは常時「Web管理スタッフ」を募集しており、リニューアルされた現在のウェブサイトには新しい専属のスタッフが付いているようだ。だがいかんせん彼らの仕事はいまだ「管理」のレベルに止まっており、積極的な「コンテンツ制作」には至っていない。やる気あるのか?と思う。もし私が「Web管理スタッフ」としてカイカイキキに入社したら、まず一番に『村上隆のオンライン・アートスクール』というプランを社長に提出する。創作系の通信教育講座の世界に革命を起こしたいのだ。村上隆のもつそのネームバリューとノウハウを用いて、単なる趣味やお稽古のレベルを超えた、本格的なアートのeラーニング・プログラムをスタートさせるのだ。いきおい奈良美智などの人気アーティストを講師に迎えることで、さらに多くの受講生を得ることになるだろう。目標は杉山知之の「デジハリ・オンラインスクール」だ。たいへんな仕事になるだろうが、やりがいはある。成功すればボーナスも出るはずだ。

日本ドイツ年

2005年10月14日 | Weblog
 なんだか知らないうちに今年の4月から来年の3月までは「日本におけるドイツ年」ということになっているらしくて、いつのまにかドイツ系の展覧会やイベントが目白押しになっている。

■まずはなんといっても金沢21世紀美術館で現在開催中の「ゲルハルト・リヒター:鏡の絵画展」だ。これは絶対見逃せない。いまこそリヒターの「シャイン」を体験するときだ。ちなみにこの展覧会はのち千葉の川村記念美術館のほうへ巡回する予定らしいので、金沢が遠い東京人が無理してあんな地方まで出かける必要はない。
■上野の森美術館で今月30日まで開催される「ジグマー・ポルケ展」は「不思議の国のアリス」というファンシーなタイトルが付いているが、内容はリヒターと同じくゲルマンハードだ。だいたいドイツのアーティストにファンシーラブリーな奴はいない。現在再評価が高まっている80年代ドイツ新表現主義の代表的画家の一人であるポルケの、この日本初となる展覧会は必見だろう。
■東京国立近代美術館では12月18日まで「ドイツ写真の現在 -かわりゆく『現実』と向かいあうために- 」と題された東西冷戦構造崩壊以後のニュージェネレーションによる、写真表現の現在を示す写真展を開催。いかにもドイツ野郎らしいラジカルでクールな写真表現を堪能できそうだ。
■栃木県立美術館は気合が入っている。「ヨーゼフ・ボイスと愉快な仲間たち」という展覧会で巨匠ボイスとその仲間達を手際よく祭り上げると同時に、これでもかと「ゲオルク・バゼリッツ展」まで畳み掛けてくるこの地方美術館の執念には恐れ入るほかない。いずれも12月18日まで。
■その他はドイツ年イベントカレンダーで。