SUPER FLAT 2

非ファルス的にもっこりするものを肯定せよ!(神の性的不器用あるいはその性的悪戯に由来するもの達について)

未知との遭遇

2010年05月01日 | Weblog
「上に向かってメタに盛り上がっていくのではなく、横に向かってパラに盛りズレていくものとしての、丘のようなもの、塚のようなもの、そして墳墓のようなもの......」(千葉談)

Para-mound theory Live at Roppongi Hills(←通報済み)

 千葉雅也のパラマウンド・セオリー(もっこり理論)のライブ盤シングルカットが出回っている。音の悪い非公式の海賊盤だが、やはりライブだと迫力がある。ところで盛り上がった場所は、UFOが着陸する場所でもある。森村泰昌によれば、《「鼻」の先端部にこそ、宇宙と交信できる場所がある》というのだ。(千葉雅也著「パラマウンド-森村泰昌の鼻」ユリイカ3月号189ページより)



「ラカン派精神分析では人間と動物の区別は絶対なわけじゃない。言語を持っているか持っていないか、ここで精神があるかないかが決まる。しかし、その点で宇宙人はどうだ(笑)。これは動物か、人間か、神か、どれでもないわけでしょう。こういう存在がポピュラーになった時代というのは、やはり人間観もかなり変化しているはずだと思うんだよね。[...]超感覚や超能力の発想も同じように面白いんだ。実は新井素子の小説で昔読んでへえと思ったのがあって、その小説では、まず宇宙人がやって来て、地球人が超能力の概念を持っているそのものに驚くわけ。おまえたちは超能力を持っていないのに、なんで超能力について知っているんだって。ここから実は人類の過去には......云々という話になるんだけど、確かに、超能力の発想は直接に身体の延長線上で出てくるものではないような気がするじゃない」(東浩紀著『不過視なものの世界』257ページより抜粋)

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