カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ハラ・ペリ~

2020年08月16日 22時03分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはヒンディー語で「いんちき」。
2000年公開。パレーシュ・ラワル、
アクシェイ・クマールときて、スニール・シェッティ? 
この人、肉体派であるが、珍しくコメディである。

20年前は、アクシェイ・クマール32歳だけど、
凄く若く見えた。スニール39歳、意外といってた。

シリーズ物で2006年に続編、2021年にその続編が
リリースされる予定である。パレシュ・ラワルの他、
アクシェイ・クマール、スニール・シェッティも出演。
シリーズ物でもキャスティングが変わる事は珍しくないのだが、
このシリーズは同じキャスティングである。

  <ストーリー> 

シャーム(スニール・シェティ)の父親は
とある銀行の火事で亡くなっており、
彼はその銀行に就職させてもらおうと出かける。
マネージャー(アスラーニ)はアヌラーダ(タブー)に、
そのポジションを与えており、
シャームの事情は考慮できないと告げる。

帰り道、シャームはラジュー(アクシェイ・クマール)にぶつかり、
財布をすられたと思い込み追いかけるが逃げられる。

シャーㇺはガレージのオーナーのバブラオ(パレシュ・ラワル)の
所で部屋を借りる事になったが、ラジューも住んでいた。
ラジューはコルカタにいる母親に事業で成功していると、
嘘をついている。

シャーㇺの村からガラク・シン(パレシュ・ラワル)が
借金の取り立てにやってくる。バブラオも友人達に借金がある。
3人ともにお金に困っている。

ある日、カビーラ(グルシャン・グローバー)と名乗る男から
バブラオのガレージに脅迫電話が入る。
プラサードが経営するスター漁業とバブラオのガレージの
電話番号が電話帳に間違って登録されていたためだった。

カビーラはプラサードの孫娘を誘拐し身代金を要求していた。
3人は共謀してプラサードを装い要求に応じる。
そしてプラサードには犯人を装って2倍の身代金を要求する。

ところが警察には知らせないようにと言ったにもかかわらず、
プラサードの使用人が警察に通報してしまい、
現金受け渡し場所に警察が現れてしまい失敗する。
カビーラは身代金を2倍に吊り上げる。

3人は身代金受け渡し場所でプラサードに本当の事を話し、
身代金を持ってカビーラとの取引に向かう。
ところが孫娘がお爺ちゃんじゃないと言ってしまう。

カビーラ一味と3人は乱闘になるが、
シャームの後をつけて来たガラク・シン一派が助けに入る。
そこへ警察が駆けつけてきてみつどもえの乱闘。
3人は孫娘を連れお金を持ってプラサードの元へ行く。

ところが・・・プラサードの所へはシャームとバブラオの2人、
ラジューはお金を独り占めして逃げてしまった。
何も知らずに自宅に戻ったシャームとバブラオ・・・・。
事情に気づいた2人はラジューを呼ぶが姿はない。
シャームはラジューの母親の所へ電話を掛けるが、
ラジューが連れて逃げた後だった。

バブラオは警察に全てを話そうとシャームに言い、
シャームは警察に電話をかける。
そこへ!! ラジューが帰ってくる。
騙していなかったのだった。事情を説明し合う3人。

警察がやって来て3人を逮捕する。少し遅れて、
プラサードがやって来て3人のお蔭で孫娘が助かった事を告げ、
お金は3人の物であると話し、3人は解放される。

 最後の最後にどんでん返しがあり、はっとさせられた。
 パレシュ・ラワルの安定したボケっぷり、
 アクシェイ・クマールも昔は馬鹿っぽい役も多かった。
 スニール・シェッティのコメディは初めてだったけど、
 2人に助けられてと言うところか。
 インド映画にしては珍しくラブ・ロマンスはなかった。

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【インド映画】 ~バーガム・バーグ~

2020年08月15日 22時06分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはヒンディー語で「駆けずり回る」。
2006年の作品。タイトルの通り、
全編的に駆けずり回っているドタバタコメディ

  <ストーリー> 

セトゥ(パレシュ・ラワル)率いる人気劇団の一員、
バブラ(ゴビンダ)とバンティ(アクシェイ・クマール)が
女優に言い寄ったため、逃げられてしまった。

一行はロンドン講演のため出発するが女優がいないため
ロンドンで運転手のグッドゥ(ラジュパル・ヤダブ)の紹介で
女優を紹介してもらおうとするが仲介者がアル中で、
話が進まない上にトラブルになってしまう。

バブラとバンティは、ホテルの近所の公園に行くが、
そこで麻薬の取引相手に間違われる。
言葉が通じなかったためヘロイン入りのケースを渡され、
現金と間違われて衣服の入ったスーツケースを奪われる。

取り引き相手は スーツケースの中身が衣類だった事で、
二人をインド警察のおとり捜査だと思い込む。
二人は警察にヘロインを届けヒンディー語で説明するが
言葉が通じないので信用してもらえない。
メーラ警部(ジャッキー・シェロフ)が登場し
二人はなんとか解放される。

バンティは、ホテルへ戻る途中で自殺願望のある女性
ムンニ(ララ・ダッタ)を助け劇団のヒロインになってもらう。
ヒーロー役のバンティと練習を積むうちに心も近づいて行き、
告白するがムンニは車に飛び込んでしまう。

一命はとりとめた記憶を失ってしまっていた。
・・・・と言うよりは、自分が誰であったか、
過去の全ての記憶を取り戻していた。

ムンニことニシャは夫ヴィクラム(アルバーズ・カーン)と
共に自宅に戻るが、錯乱して焼身自殺する。
しかしバンティとセトゥはその後もニシャを見かける。

公演の日バンティ、バブラ、セトゥの3人は銃声を聞き、
駆けつけた先で拳銃を持ったニシャの夫ヴィクラムを見つける。
しかしヴィクラムは射殺されてしまったため、
3人は死体を隠してステージに立つ。
しかし公演の途中で隠しておいた死体が天井から降りてくる。
客席にいたメーラ警部が3人を逮捕する。
護送途中のパトロールカーに麻薬取引の相手が、
手榴弾を投げた為に3人は逃げ指名手配犯になってしまう。

バンティは2人を誘いニシャの家に忍び込み、
旅行会社のメモを見つける、そこで・・・
ムンニはニシャでありアディッティでもある?事を知る。

ヴィクラムは妻ニシャの財産を奪う為に
自殺に見せかけて殺害しようとしており、
アディッティにお金を渡してニシャを演じてさせたのだった。
アディッティはバンティにそれを伝えようとしたが、
ヴィクラムに知られてしまった。

実はニシャはメーラ警部の妹であったため、
メーラ警部がヴィクラムを殺害したのだった。
そして共犯としてアディッティを狙っていた。

バンティは時計台でアディッティを捕まえ、
アディッティは事情を話し始める。
そこへメーラ警部らがやって来て、真実を告げた。
ヴィクラムはニシャの精神に異常をきたすように、
薬を打っていたのだった。
メーラ警部はアディッティを撃とうとする。

一方、麻薬取引犯人の一味も時計台にやって来て、
天井に向けて発砲した。それが大きなハチの巣に当たり、
蜂が襲って来たため全員が時計台のガラスを割って外に出た。
はしご車が救出に向かったが定員を遥かにオーバーした人数が
乗ったため制御できなくなり、
それぞれは地上に振り落とされた。

病院に収容された3人の元にメーラ警部が、
パスポートを返却しに訪れ、その後、殺人罪で逮捕される。

 珍しく警官が逮捕された~と思ったら、
 舞台はロンドンだった。インドだったら、
 これくらいの事では逮捕されない(たぶん)。
 ジャッキー・シェロフ(メーラ警部)の登場で、
 ちょい役かと思ったら、重要な役だったわ。

 登場人物が多く、劇団、麻薬取引、アル中のごろつき、
 財産目当ての殺人、その報復・・・と、ごちゃごちゃだった。
 最終的に時計台に全員集合して、あっという間に終結させる、
 強引とも言える手法・・・・さすがインド映画。

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【インド映画】 ~ガッバル・アー・ジャエーガー~

2020年08月14日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはヒンディー語で「ガッバルが来る」。
ガッバルは主人公の男性(犯人)の名前。
ダルメンドラとアミターブ・バッチャン主演の
「ショーレイ(邦題:炎)」の悪役の名前として超有名。
2002年のタミル語映画「ラマナー」のリメイク。

キャスティングからして初めから解ってることだけど、
犯人が誰だかを明かすのが早すぎるなぁ。
まぁ最初のCDの声からしてアクシェイ・クマールだと
判ってしまうんだけど。

  <ストーリー> 

マハラシュトラ州で政府の役人の死体が吊り下げられた状態で、
見つかり死体にはガッバルと名乗る犯人が、
悪事の証拠のファイルをくくり付けていた。

警察で運転手をしているサドゥ(スニル・グローバー)は、
ガッバルが誰だか突き止めようと独自で調べ始める。

国立大学の物理学教授アディッティア(アクシェイ・クマール)は、
ある夜、帰宅途中に突然飛び出した女性に車を停められる。
陣痛が起きた女性を病院に運ぶためだったが、
車内で出産してしまう。アディッティアは病院から立ち去る。

数日後、アディッティアは、あの夜の女性:弁護士のシュルティ
(シュルティ・ハーサン)と再会し、会うようになる。

アディッティア=ガッバルは次の標的を見つけ警察にCDを送る。

ある日、アディッティアは病院へ行った際に、
高額な医療費を請求するために適正な治療より、
高い治療を行っている事を知る。
そして既に死んでいる男性を連れて行き、
ICUで無用の治療を受けさせる病院の証拠を押さえ、
ビデオをメディアに公開する。
群衆に囲まれた病院のオーナーは殺されてしまう。

それを知ったオーナーの父親ディグヴィジェイ
(スーマン・タルワール)はCCDカメラの男を見て、
5年前に自分が殺した男であると気付く。

5年前・・・アディティアの妻スナイナ
(カリーナ・カプール・カーン)は、
建物の崩壊事故で死亡していた。アディティアは、
建物の問題だとオーナーのディグヴィジェイに詰め寄ったが、
大金と引き換えに口をつぐむように言われた。
拒否したアディッティアはディグヴィジェイを攻撃するが、
逆に殺されてしまう。

ディグヴィジェイに斧で切り付けられたアディッティアは、
高速道路に放置されていた。そこに医大のバスが通りかかり、
医学生によって命を救われ、アディッティアは、
理想高い若者のためになろうと決心したのだった。

サドゥの調査による推理・・・
税務署などの各出張所に公正な役人が1人いるとする。
それは国立大学の卒業生であると。するとガッバルは
国立大学の関係者であると。

CBI(インド中央調査局)のクルディープ
(ジャディープ・アフラワット)はサドゥの推理に従い、
国立大学の学生達を逮捕するが、
学生達はみな拷問されても黙秘を貫いた。

シュルティはアディティアがガッバルだった事に
ショックを受けるが、法律が通用しない場合には、
ガッバルのような人物が必要であると支持する。

アディッティアはディグヴィジェイを次の標的とし、
ディグヴィジェイを殺し自首する。
裁判で死刑になったアディッティアは学生達に語る。

腐敗に対して怒りを向け、社会は変化する必要がある事を。
そして自分は死んでも運動は生き残ると。

 最初の2件の殺人はインドの世直しの為になんだけど・・・
 途中から自分の個人的な恨みを晴らす話になってしまい、
 なんだか・・・・あれれって感じ。
 ちょっと残念な感じは否めないなぁ。

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【インド映画】 ~オーム・ジャイ・ジャグディッシュ~

2020年08月13日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

2002年の作品、タイトルは主人公3人の名前。
オームがアニル・カプール、ジャイがファルディーン・カーン、
ジャグディッシュがアビシェーク・バッチャン。
当時アニル46歳、ファルディーン28歳、アビシェーク26歳、
三人の相手役のマヒマ29歳、ウルミラ32歳、
タラ不明(記載なし)。

  <ストーリー> 

ムンバイの海岸線にある家で3兄弟の、
少年時代の回顧から始まる。

成人した次男ジェイ(ファルディーン・カーン)は、
世界最速の車を作るためにアメリカで学生生活を送っている。
長男オーム(アニル・カプール)は女手一つで3兄弟を育てた、
母サラスワティ(ワヒーダ・ラーマン)と一緒に住み、
幼馴染のシェカールの音楽会社で働き家計を支えている。
三男のジャグディッシュ(アビシェーク・バッチャン)は、
大学でITを学んでいる。

 

ある日、オームは母親が紹介したアエーシャ
(マヒマ・チョードリー)と結婚する事になる。
ジャグディッシュは学園祭で知り合ったバンガロール校の
プージャ(タラ・シャルマ)に恋をする。

ジャイはトップの成績で卒業しGFのネトゥ
(ウルミラ・マルホトラ)と一緒にインドへ戻って結婚式を挙げる。
しかしネトゥは典型的なNRI(外国に住むインド国籍者)の
家庭で育っていたため、家柄が合わなかった。

オームは二人の弟を大学で勉強させるために、
シェカールからお金を借りていた。お金を返す必要があった。
父親が建てた家を守る事を前提に考えるオームとジャグディッシュ、
家を売ってジャグディッシュの学費を工面する考えのジェイ。
家を守るために学業を諦めようとするジャグディッシュ。

ジェイはアメリカに戻って就職する事を決めるが、
意中の会社には採用されず修理工場で働く。
当然、セレブなネシャと家族は理解できなかった。

ジャグディッシュは学友に頼まれて大学のサイトに侵入し、
試験問題をハッキングしたのがバレて退学になり、
IT会社へ就職する道は閉ざされてしまう。
そしてオームはジャグディッシュを追い出してしまう。

オームはシェカールに騙されて家を売る書類にサインしており、
家を追い出され、仕事もなくなってしまう。
そこで、昔スターだった歌手に目をつけCDを売り出す。

ジャグディッシュはバンガロールへ行き、
ピザ屋でバイトしながらハッキングをブロックする、
プログラムを開発しIT企業に売り込む。
プージャとも再会する。

ジャイとジャグディッシュは家がシェカールに
取り上げられた事を知らなかったため、
競売の広告をみ見て驚く。

ジャイが開発したエンジンがある企業の目にとまり、
採用される事になり、ジャイはお金を持ってインドへ戻る。
ひたむきに努力する姿にネシャの父親が感動し、
ネシャに人生の大切さを説きインドへ送り出す。

3兄弟の家の競売の日、オームはCDの売り上げを元に、
オークションに参加する。値段は跳ね上がっていく・・・。
そこにジャイが参加していく。さらに値段は吊り上がる。
と、ジャグディッシュも駆けつけ3人のお金を合わせるが、
他の人が競り落としてしまった。

シェカールが買主をステージに呼ぶと、買主は告げた。
ジャグディッシュがオーナーだと。買主は、
ジャグディッシュのプログラムを買った企業だった。
家の値段でプログラムを買う事を告げる。

3人兄弟が力を合わせて家を買い戻す事ができ、
ハッピーエンドで終わる。

 NRI(外国に住むインド国籍者)が出てくる映画は、
 けっこうあるのだが、ここまで露骨にセレブ感を表面に出し、
 インドから出た事のない人を馬鹿にしているのは初めて見た。
 外国で生活してるのが、そんなに偉いのかね?
 私はインドと言う外国で生活しているが、
 陰で変人とか狂人と呼ばれている。笑。 

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【インド映画】 ~ファイト・クラブ・メンバーズ・オンリー~

2020年08月12日 22時03分59秒 | 映画 / MOVIE

2006年公開の作品。
1999年公開のハリウッド映画の名作と同じタイトルだが、
関係はないらしい・・・。
恋愛映画のエッセンスを加えた男子学生の友情物語。

  <ストーリー> 

カラン(ディノ・モレア)はジムのインストラクターだが、
しつこい女性客にキレて首になる。
ソミル(リテッシュ・デシュムク)とディク、
(アシシュ・チョウドリー)はバーテンダーだが、
酒好きのディクのせいで首になる。
ヴィッキー(ザイード・カーン)は、
社長の息子でブラブラしている。

ヴィッキーは深夜に会員制のクラブで素手で格闘する、
ファイト・クラブの運営を思いつき、
大学内で参加者を勧誘する。
因縁を持つ同士が参加料を払い観客の前で格闘し、
観客からは入場料を徴収し4人で山分けするのだ。

ヴィッキーはカランの妹アヌー(ディア・ミルザ)に
恋をする。カランは家の向い側に住んでいるショナリ
(アムリタ・アローラ)といい関係になる。

ある日、モヒット(ヤシュ・トンク)が相手を叩きのめし、
ヴィッキーはモヒットを追い出すが警察に知られてしまう。
モヒットの兄アンナー(スニール・シェッティ)が、
刑務所から出所しモヒットに生活態度を改めるよう伝え、
デリーに連れて行くがモヒットはギャングと繋がっていた。

昔ビッキーの同級生だったサミール(ソハイル・カーン)が、
現れビッキーに対決を挑む。ビッキーがやられかけた時に、
警察が現れ居合わせた人々は逃げる。

デリーでクラブを経営していたソミルの叔父が、
ギャングの麻薬取引にクラブを提供する事を拒んだため
殺害されてしまう。クラブを再開するために4人は、
デリーに向かいオープン・イベントにショナリを呼ぶ。

ところがギャングが妨害に現れる。そこでサミールに、
用心棒を依頼する。

アンナ―は弟のモヒットを更生させるために、
ホテルで堅気の警備の仕事に付くが、
モヒットはアンナ―の昔のギャング仲間の舎弟となっており、
4人のクラブへ因縁をつけに行く。

昔のギャング仲間はアンナ―を再び巻き込むために、
モヒットを殺害しヴィッキーに罪をなすり付ける。
アンナーはヴィッキーを殺しに行くが、
ソミルは叔父の首の傷とモヒットの傷が同じだと、
気づいており、アンナ―に告げる。

 デリー警察も、ぼんくらだな。

正気を取り戻したアンナーは昔の仲間に、
騙されていた事に気づき弟の仇を討つ。

クラブは繁盛して行く。

 流石にデリーロケとなると、どこだか判るわ。
 ムンバイだと本当に名所しか解らないけど。
 今回は我が家の近所のアンサルプラザだった。
 14年前だとまだ繁盛していたなぁ。
 その後だんだん廃れてきたけれど。

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【インド映画】 ~ピヤール・トー・ホナー・ヒー・ター~

2020年08月11日 22時00分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはヒンディー語で「愛が芽生えるのは当然だった」。
1998年公開でアジェイ・デーブガンとカジョールの主演。
恋愛中に何本も撮ってるなぁ・・・・笑。

  <ストーリー> 

叔父と一緒にパリに住むサンジャナ(カジョール)は、
ラフル(ビジェイ・アーナンド)と婚約中である。
サンジャナは何をやっても問題を起こしてしまうほど、
そそっかしい。

ラフルと離れたくないサンジャナは強度の飛行機恐怖症だが、
ラフルが仕事でインドに行く事になった時、
一緒に行きたいと言い出す。
しかし飛行機が滑走始めたとたんにパニックとなり、
飛行機を止めて降りてしまう。

 フランス生まれなのか?

インドに行ったラフルはニシャ(カシミラ・シャー)と言う、
運命の女性と出会いパリに戻るつもりはないと電話をかけてくる。
サンジャナはインドへ行く事にするが飛行機で行くしか方法はない。

意を決して飛行機に乗ったサンジャナの隣に、
シェカール(アジェイ・デーブガン)が座る。
サンジャナはパニックになるがシェカールは彼女を挑発する事で、
飛行機恐怖症の注意をそらす事を思いつく。

ムンバイに到着した時、シェカールはパリで盗んだ、
ネックレスを忍ばせた植物をサンジャナのバッグに隠す。
そしてサンジャナと一緒にホテルへ行こうとしたが、
シェカールを追っている警察のカーン署長(オーム・プリ)が、
やって来て捕まってしまう。

サンジャナはラフルの滞在するホテルに行くが、
ラフルとニシャのラブラブな様子を目撃し、
ショックで卒倒してしまい、そのすきに荷物を盗まれる。

シェカールが犯人を追い問い詰めるが、
ネックレスはサンジャナのバッグの中にあると言う。
一方、サンジャナはラフルがニシャとゴアに向かったと聞き、
列車で後を追う。シェカールはサンジャナを追う、
そのシェカールをカーン署長が追う。

サンジャナは途中でお腹の具合が悪くなり列車を降りる。
シェカールはサンジャナを介抱するが、
降りた駅はシェカールの地元の駅だった。
シェカールは実家にサンジャナを連れて行く。
丁度、シェカールの妹の結婚式だった。
そこでサンジャナはシェカールが病気の甥の手術代を工面するために、
ネックレスを盗んだ事をしる。ネックレスはサンジャナが持っていた。

シェカールはサンジャナに必ずラフルに会わせる事を約束する。
この辺りからサンジャナの事を愛し始めている。

ゴアに着いた二人はラフルとニシャの前で
恋人同士の芝居をしてラフルの様子を見る事にする。

ニシャは自分の誕生日パーティにシェカールとサンジャナを呼ぶ。
しかしそこで婚約発表がありサンジャナはショックを受けて、
パリに帰る事を決心する。ところが・・・
サンジャナにまだ気持ちが残っている事に気づいたラフルは、
寄りを戻そうと言う。

ゴアに着いたカーン署長はサンジャナに会い、
シェカールの為にネックレスを売って現金に換える事を提案する。
サンジャナはネックレスを売って現金をシェカールに渡す。

サンジャナはシェカールの事を愛している事に気づき、
ラフルを突き放すが、
気持ちを秘めたままパリ行きの飛行機に乗る。

失意のシェカールにカーン署長が告げる。
サンジャナは君を愛していると。
そして自分の車で空港へ急げと言う。
空港へ駆けつけたシェカールは係員を振り切って、
機内へ行き愛の告白をする。

 芝居をしているはずが、本当に愛してしまうと言う、
 よくある設定・・・・インド人はこれが好きなのか?
 相手が泥棒やギャングでも愛してしまうと言うのも、
 よくある設定・・・・良~く考えようよ。
 愛の為に、飛行機を止めてしまうって・・・・無理だ。
 カーン警部(オーム・プリ)、いい人じゃん。
 ・・・・・でも法は守らなきゃ。
 全ては映画だからいいのか・・・・。

 「ミモラ・心のままに」のアジェイ・デーブガンと被ったわ。
 自分の愛する女性が愛する人のために、自分の気持ちを抑えて、
 なんとか成就させようと必死になる姿が。
 もっともこの作品の方が1年前だけど。

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【インド映画】 ~ビッチュウ~

2020年08月10日 22時01分41秒 | 映画 / MOVIE

2000年公開、タイトルはヒンディー語で「サソリ」。
デオル兄弟の弟ボビーの主演。
1994年のフランス映画レオンのリメイク。
オリジナルは12歳の少女を殺し屋に仕立てていくが、
こちらは若い女性で現実味があった。
当時ボビー31歳、ラーニー・ムケルジー22歳。

  <ストーリー> 

ジーヴァ(ボビー・デオル)は殺し屋である。
サソリをペットにしている。

彼は昔キラン(マライカ・アローラ)と言うGFがいたが、
警官である父親は交際に反対し、ジーヴァの母親と姉妹を
やってもしない売春罪で逮捕し死に追いやった。
キランは父親がした事に罪を感じて自殺してしまう。
ジーヴァはキランの父親を殺し、殺し屋になった。

ジーヴァの隣の部屋に住んでいるバリは麻薬の運び屋をしている。
麻薬部の警察長官デブラージ(アシッシュ・ビデヤルティ)は、
裏で麻薬取引を仕切っており、
バリが麻薬を横流ししていた事を知りバリ家族を惨殺する。

その時、バリの娘キラン(ラーニー・ムケルジー)は、
ジーヴァの部屋にいて難を逃れる。犯人の顔を見たキランは、
警察に電話をかけるがデブラージはキランを始末するために、
手下を差し向ける。

ジーヴァは昔の出来事が原因で人間不信になっている様子、
他人との接触も殺しの依頼者でレストラン経営者のマダン
(ビーレンドラ・サクセナ)以外はほとんどなく、
会話も最小限の言葉しか発しない。

キランはジーヴァの部屋を訪ね、そこで初めて名前を聞かれる。
昔のGFと同じキランと言う名前に過去を思い出しながら、
警察は君を殺しに来ると告げ、殺しの道具と
ペットのサソリを連れて部屋に火を放ちキランと共に逃げる。

行くあてのないキランは嫌がられながらも、
ジーヴァと行動を共にする。そして仇を討つために、
銃器の扱い方を教えてくれと頼む。

最初はうっとうしがっていたジーヴァだったが、
次第に二人の間に愛が芽生える。そしてキランに、
銃器の使い方を教える。

ジーヴァはデブラージを狙うが失敗する。
そしてマダンから次のターゲットがキランだと聞き、
当然、断る。そして万が一、自分に何かあった時は、
全財産をキランに渡してほしいと告げる。

キランは自分でデブラージを殺るために、
警察署に行くが捕まってしまう。
ジーヴァが助け出し家に帰ると、
デブラージが手下を連れて襲撃してきた。
なんと特殊部隊まで投入してきたため、
ジーヴァはカランを逃がす。

爆発を起こし特殊部隊の変装で逃げようとするジ―ヴァは、
デヴラージに見つかり撃たれてしまうが、
手榴弾を使いデヴラージと一緒に自爆する。

ムンバイのマリーンドライブを歩くキランに、
マダンが近づきジーヴァの残した現金を渡す。

 完全なまでに寡黙な殺し屋を演じたボビーと、
 子供が抜けきらない女性を演じたラーニー。
 インド映画はマサラ・ムービーといわれるように、
 アクションもコメディも恋愛も盛り込まなければならない。
 そこでキランが18~20歳の設定になったと思われる。

 驚いたのは・・・・ロケ地。
 舞台はムンバイ。ジーヴァがその前に住んでいたのがゴア。
 しかし・・・歌って踊ってのバックには、
 アグラのタージマハルとアグラ城が映っていた。
 え~あそこを貸し切るとは凄い。世界遺産だし。
 インド映画を200本以上は観たがタージマハルの前で、
 ダンス踊ってたのは記憶がない。

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活性炭の歯磨き粉 その②。

2020年08月09日 21時57分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

お気に入りの歯磨き粉は、
コルゲート社のチャコールである。、
白とチャコール・グレーのストライプ。

  

いつものと違うチャコールの歯磨き粉があるのを見つけ、
買ってみた。99Rs(約150円)。

 

想像するに恐らく真っ黒なんだろうと・・・・
おそるおそる買ってみた。

いつものと比較すると・・・・
チューブがオシャレである。
まぁ日本じゃよく見かける形だけど、
インドで初めて見た。

真っ黒と思ったらチャコール・グレーで、
透明感がある。味はミント感がないので、
いつもの方が美味しいなぁ、慣れかしら。

磨いていると色は白い泡に変化したので、
吐き出した時にゲゲゲッと思う事もなく、
歯が黒くなると言う事もなかった。
味に慣れたらまた買うかな・・・・?

コメント (4)
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【インド映画】 ~インディアン~

2020年08月08日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2001年の作品でタミル語の映画「ヴァッララス」のリメイク。
主演のサニー・デオルの父親のダルメンドラの制作。

タイトルはそのものずばりのインド人・・・。
何でインディアンなのかは最後に解った。

サニーはこう言うタフガイの役柄が多いな。
インドのブルース・ウィルスみたいな。

  <ストーリー> 

デリーにあるRAW(インド諜報局)。
テロリスト:ワジーム・カーン(ムケッシュ・リシ)が、
ムンバイに潜伏していると言う情報があり、
アザード(サニー・デオル)が逮捕に向かう。

警察副所長であるアザードは不正が大嫌いな熱血漢で、
賄賂を渡そうと政治家がオフィスを訪問すると、
ボコボコにしてしまうほどである。

庶民には人気があり、ある時、喧嘩の仲裁に入ったところ、
アザードを崇拝する4人の男達が悪者を懲らしめていた。
男達の財布にアザードの写真が入っていた事に驚く。

 通常インド人は自分の奥さんや子供、GF、
 家族の写真を入れている(笑)。

アザードはワジームを逮捕し難攻不落な刑務所に入れたが、
巧妙な手段で外にいる仲間たちに指令を出し、
暴動を起こさせる。

ワージムの元を訪れたアザードへ一本の電話が入る。
呼び出された場所に向かったアザードの前に現れたのは、
州警察長官スルヤプラタップ(ラージ・バッバー)だった。
長官はワジームを国外に脱出させる事を告げる。
上官には逆らえないアザードだが・・・・
不正は許してはいけないので長官を射殺する。
そこへアザードを崇拝する例の4人組がやってくる。
アザードは死体の処分を頼む。

翌日、ムンバイの海岸線で死体が上がった。
駆けつけたアザードと妻アンジャリ(シルパ・シェッティ)。
なんと!長官はアザードの義父だった・・・

ワジームは刑務所の看守を殴り倒し病院送りにし、
その服のポケットに暴動やテロを指示するメモを入れていた。
病院で手下がそのメモを取り出し事件を起こしていた。
それを見破ったアザードは、テロを食い止める。
そしてテロを指示したのがシャンカル
(ダニー・デンゾングパ)だと突き止める。

しかしシャンカルは州や学校、病院などあらゆる方面に、
出資している経済界の大物であった。
警察内での反対意見を熱弁で押し切りアザードは、
シャンカルを逮捕する。

一方、ジョギンダル(オーム・プリ)がアザードの前に現れ、
長官殺しの証拠を突きつける。(この人の役柄は何だろ?)
アザードの妻はアザードが父親を殺した事を知り家を出る。

シャンカルの裁判の日、アザードの部下が証人を連れて、
出廷しなかったためシャンカルは釈放されてしまう。
アザードが部下たちを探し出し事情を聞くと、
アザードの子供がシャンカルの手下に誘拐され、
証人との交換を要求してきた事をアザードの妻から聞き、
証人を開放してしまったが手下によって殺されてしまった。
そのため法廷に出廷できなかった事を聞く。

自宅に戻ったアザードだが家の中に入れてもらえなかった。
そしてアンジャリから離婚を要求されてしまう。

正義を曲げられないアザードはシャンカルと対決し、
シャンカルの息子を誤射と見せかけて射殺する。
そして妻に離婚届を渡すが、義母は長官がワジームの釈放の為に、
シャンカルから賄賂をもらっていた事を知っていたため、
アンジャリを叱責する。

シャンカルは市バスに爆弾を仕掛けワジームを釈放しなければ、
爆破させると脅迫してきたためアザードは刑務所に向かい、
ワジームをボコボコにした上で射殺する。

市民の命と引き換えにワジームの釈放を決めた警察上層部が、
刑務所に駆けつけるが・・・。アザードは全員の前で、
「自分は警察官ではない、インド人である。
 インドの為に法を守り任務に当たっている。」
と熱く語り支持を取り付ける。

そして爆弾を仕掛けたバスを特定し、
現れたシャンカルをバスに乗せて海へと走る。
アザードは間一髪でバスから飛び降り、
シャンカルを乗せたままバスは海中で爆発した。

市民を救ったアザードを警官たちと市民が出迎える。
アンジャリも子供達を連れて駆けつける。

 アザード、熱いっ!
 腕の一振りで敵4人位をぶっ飛ばすスーパーマンぶり。
 全く弱らないタフネスぶり。
 最後の強引かつ大胆なバスの運転には笑った。
 渋滞してる車の上を走って行くんだもん。
 さすがは無茶ぶりするインド映画。

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【インドのお菓子】 ~ コーンフレーク・ミックスチャー ~

2020年08月07日 21時42分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

いつも買うハルディラム社のお気に入り、
「カッター・ミーター」を買ったつもり・・・だった。

帰宅しても「カッター・ミーター」だと信じて疑わなかった。
食べようとして器にあけたら「??」何かが違う。

見慣れた「カッター・ミーター」ではなかった。

それは・・・「コーンフレーク・ミックスチャー」
と書いてあった・・・・。袋も似てるじゃん。
やってもうたわ。しくじったと思いながら・・・。

・・・・気を取り直して・・・・
グリーンピースは同じだ。カシューナッツ、レーズン、
コーンフレークが違う。
味は辛味はあるけどカシューナッツとレーズンの甘みがある。
あれっ! これはこれで美味しいかも。
400gで133Rs(約210円)。
ピーナッツよりカシューナッツの方が高いからね。

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【インド映画】 ~ボース・ザ・フォーゴットン・ヒーロー~

2020年08月06日 22時42分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年公開の作品。タイトルが・・・
忘れられたヒーローと言うのは寂しい。
既にインドでも忘れられた存在なのだろうか。

8月15日のインド独立記念日にちなんで・・・ではないが、
偶然見つけたので3時間を超える大作を観た。
第二次世界大戦の舞台となった東北インドの
マニプル州のインパールとナガランド州のコヒマにも、
行ってきている事だし、インドへの理解を深めるために、
特に私は観るべきであろう。観なければならない。

インド独立に貢献した人物としてガンディーは有名だが、
実はもう一人ネタジ・スバシュ・チャンドラ・ボースがいる。

1897年旧ベンガル州(現オディッシャ州)出身、1945年没。
ネタジとはヒンディ語で尊敬される指導者の事。
ガンディーの独立運動に参加したが、ガンディーの唱える
非暴力での独立は理想だが現実的ではないと、
途中で強硬派へと路線を変えた。

インドのほとんどの学校や公的機関には、
ガンディーとボースの肖像画が並べて飾られている。
ガンディーも本名モハンダース・カラムチャンド・ガンディーだが、
マハートマ(ヒンディ語で偉大なる魂)・ガンディーと呼ばれてる。

映画は1941~3年のドイツでの生活、
日本占領下の1943~5年のアジア(主に戦闘)。
インパール作戦に関してはINA(インド国民軍)の部分のみ、
描かれている(日本軍1944年3月8日~7月1日)。
この後のビルマ・インド国境の戦闘もあり。

以下は私個人の考えである。
ボースが1943年に日本に来て東条英機首相に会わなければ、
1944年ミャンマーで河辺正三中将に会わなければ、
あの史上最悪の作戦と言われているインパール作戦は、
おそらく行われなかった・・・・。そして、
インド独立に日本が多大な協力したと言う事を、
日本人には知って欲しいし、インド人には忘れて欲しくない。

  <ストーリー> 

ボース(サチン・ケデカル)がガンディーと袂を分かつ、
シーンから始まる。

ボースはカルカッタの自宅を抜け出し、
イスラム教徒の変装をして鉄道でパキスタンの
ペシャワールを経由しロシアへと向かう旅に出た。

ペシャワールのロシア大使館で亡命は叶わずとみたボースは、
イタリア大使館の手配でパスポートを取得し、モスクワ、
ローマを経由し1941年ドイツのベルリンへ渡る。

1942年ヒトラーとの交渉がうまく行かなかったため、
日本大使館と接触を図る。シンガポールや香港で捕虜になった、
インド人兵で結成されたINA(インド国民軍)を、
ラース・ビハリー・ボースからスバスへ引き継ぐ事になる。

1943年2月ドイツ軍の潜水艦Uボートで日本へ向かう。
喜望峰で乗り換えたボースは6月に東京で東条英機首相と会談。
その後シンガポールでINA軍を整え、1944年1月には、
ミャンマー(当時ビルマ)へ拠点を移す。
そこでビルマ方面軍司令官の河辺正三中将と会談し、
インパール作戦へと進行して行く。

 映画では、とても難しいと言う河辺中将を、
 ボースが押し切るような感じだった。

1944年3月、INA軍はミャンマーとインド国境にある、
チャンドウィン河を渡る。4月にはインド・ナガランド州の
コヒマへ到着。そしてインパールへ進軍する。
しかし日本軍はビルマのラングーンに向けて撤退。
ボースは食料と弾薬など物資の補給を河辺中将に要請するが、
本部の司令でできないと断られている。

 日本軍は描かれていないが、6月には一部が撤退を開始、
 7月1日には作戦の中止が発表されている。

この後もチンドウィン河を挟んだ国境にINA軍は滞在し、
しばしばイギリス軍と戦闘を行っていたが、
軍備の差は歴然としており、最終的には撤退。

1945年8月11日、ボースはシンガポールで、
日本に原爆が投下され降伏の準備がされている事を聞く。
そして17日、ベトナムのサイゴンから日本軍の飛行機に
搭乗したボースは事故で死亡する。

 実際には18日14時、台北より大連に向かおうとした、
 日本軍の飛行機が離陸時に事故を起こし炎上。
 ボースは手当てを受けたが23時41分死亡。

軍事裁判のシーンがあり、
そして1947年8月15日インド独立、
デリーのラール・キラーが映って、完。

 さすがに歴史的大作なので日本人キャストは日本人・・・
 と思ったら東条英機役は名前からしてチベット人だった。
 最後に飛行機に搭乗させる日本人も顔つきが違った。
 ベルリンの日本大使は名前から日本人のようだったが。

 なお、ボースの死については疑問視する意見も多く、
 しばらくは生存説もまことしやかに語られていた。
 インド人に死が受け入られなかった事もあり、
 荼毘に付された遺骨は杉並区の連光寺に保管されたのち、
 ボースの孫に返却されている。墓は連光寺にある。

 

 

 

 

 

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【インド映画】 ~クッダール~

2020年08月05日 22時00分59秒 | 映画 / MOVIE

1982年公開、タイトルはヒンディー語で「自尊心」。
これはパルヴィーン・バビとアミターブ・バッチャンが、
出ている作品を探して選んだ。
ポスターからして古めかしいが、
40年近くも前の物だから仕方ない。

  <ストーリー> 

少年時代のゴビンドとラジェッシュの兄弟が、
ハリ(サンジーブ・クマール)の自転車に乗せられて、
小学校へ行くシーンから始まる。
二人はハリの亡くなった兄の息子であった。

 ハリ

ハリは結婚するが妻のシーマ(タヌージャ)は、
ハリがゴビンドとラジェッシュに愛情を注ぐことに嫉妬する。
弁護士を目指すハリは法律の学位を取るために
(え!学生なの?)家を2ヶ月間空ける事になった。
シーマはゴビンドとラジェッシュを虐待し始め、
二人は家出をしてボンベイに行く。

そして子供に物乞いをさせる悪者に捕まるが、
ラヒムと言う親切な男に助けられ家に連れて行かれる。
そこでラヒムの息子アンワールと娘ファリダと一緒に、
二人は暮らす事になった。
そこでも兄ゴビンドは仕事をしてお金を稼いで、
そのお金で食事を提供してもらうと言う健気な事を言い、
脚の悪い弟ラジェッシュを学校に通わせるために働いた。

時は流れて・・・・成人したラジェッシュ
(ヴィノッド・メーラ)はお洒落に敏感な若者に育ち、
ゴビンド(アミターブ・バッチャン)は、
タクシーの運転手になっていた。

ある日ゴビンドは町で見かけた妊婦(パルヴィーン・バビ)を
乗せようとするがバサンティと名付けられたタクシーは、
嘘つきを乗せるとエンストするらしく動かなくなってしまう。

ラジェッシュは大学の演劇発表会にゴビンドを呼んだが、
客席からの的外れなゴビンドの声援に、
頭が真っ白になり失敗してしまう。
さらに観客のヤジにゴビンドが切れて大暴れ。

ムンバイに戻ったゴビンドはある日、
警察に追われている車の中に一緒に育った、
ラヒムの息子アンワールが乗っているのを見て追いかける。
アンワールは逃げたが車には麻薬があり、
取引に加担してるようだった。

またある日、先日の妊婦を見かけタクシーに乗せたが、
お腹がぺしゃんこになっており、この日は動いた。
2日後、この女性はまた大きなおなかになっていた。

 明らかに妊婦を装っているのだが、
 アミターブ・バッチャンは養父に質問する。
 出産後、どれくらい経つとまたお腹が大きくなるのか? と。
 え~~??? そう言う知識もないの?? と笑えた。

ある日、ゴビンドの家の前の家に誰かが引っ越して来た。
夜中に匂いの元を突き止めようと出かけたゴビンドは、
密造酒を造っている一味を発見。そこにあの妊婦の女性がおり、
お腹に酒を入れた水枕を括り付けていた。
ゴビンドは乗り込んで行き、一味を痛い目に合わせる。
マリーはゴビンドに許しを請い、その後二人はいい関係に?

ゴビンドは町で立派な弁護士となったハリに再会するが、
家を訪ねたところハリの妻には歓迎されなかった。

ラジェッシュは富豪の娘マンジュと恋仲だが、
自分が貧乏人だと言う事に引け目を感じ、
成績を偽造しマンジュの父親に気に入られ結婚する。
そして父親の弟が経営している運送会社を任されるが、
麻薬の輸送をしており濡れ衣を着せられる。
もっともラジェッシュは父親の弟が経営している博打場に
出入りしており上手く仲間に入れられていた。

ある日、アンワールがその会社のトラックで、
麻薬を運んでいる時に事故を起こし、
マンジュの父親の知る所となってしまった。
そしてラジェッシュは家を追い出される。

ところがマンジュの父親に全てを知られた弟は、
兄を殺害し罪をゴビンドになすりつけるために家に呼ぶ。
嵌められたゴビンドは逮捕される。

裁判になった。なんと裁判長はハリだった。
本名を名乗るゴビンドにハリは自分の甥だと気付く。
そしていきなり閉廷する。次の裁判までに証拠を探し、
ゴビンドの弁護に付き、原告側の主張をことごとく退け、
弟が真犯人である事を暴いた。

弟は発砲し法廷を飛び出したが、ゴビンドが追い、
追いかけて来た警察が逮捕した。釈放されたゴビンドを、
ハリの妻やラジェッシュ夫婦、マリー達が出迎えた。

パルヴィーン・バビはあの時代にしては、
見事なまでにスマートでモダンな女性だったと思う。
1982年と言えば、日本は昭和57年である。
パルビールは病気の為、翌年、女優を引退している。

アミターブ・バッチャンも細かった~。
コロナ陰性で退院おめでとう。

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【インド映画】 ~キスマット~

2020年08月04日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年公開、タイトルはヒンディー語で「運命」。
ボビー・デオルとプリヤンカー・チョープラは、
翌2005年のバルサートでも共演している。

  <ストーリー> 

夜行列車でムンバイへ向かう夫婦と男の子。
周囲の人々との会話で男の子は亡くなった兄の息子で、
観光に連れて行く所らしい。ところが・・・・。
男の子がすっかり寝込んでいる時に夫婦は列車を降りてしまう。

男の子は無人となった列車の中で目を覚まし、
街をさまよう。そしてストリート・チルドレンから、
食べ物を奪って逃げる。

場面は変わって成人したトニー(ボビー・デオル)が、
警察に追われて逃げているシーンに変わる。
トニーはギャングのパテル(アシシュ・ヴィディアルティ)
の舎弟として犯罪行為に手を染めている。

トニーは女優のサプナ(プリヤンカ・チョープラ)に恋をし、
撮影に協力して近づいて行くが、
サプナには幼馴染の医師と婚約していた。

ある日、偽装薬品で利益を上げているラージ(カビール・ベディ)
からの要請でパテルはトニーを差し向ける。
ラージが小児薬の消費期限をごまかし古い薬を販売している事を、
食品医薬品局の検査官であるゴサイ博士が突き止めてしまったのだ。
トニーは指示を受けてゴサイ博士の元に捏造した書類を届ける

ラージは偽装薬で3人の子供が死亡した事件の罪を、
ゴサイ博士の責任であったかのように捏造し、
証拠書類を元に裁判にかける。
父の身に重大な事件が起きた知らせを受けて、
サプナはムンバイへ飛ぶ。トニーも同じ飛行機だった。
トニーはサプナがゴサイ博士の娘であった事を知る・・・。

全ての証拠がゴサイ博士の関与を証明しており有罪となってしまった。
ゴサイ博士は発狂したようになり、娘のサプナは婚約を解消されてしまう。
そして悲観した博士の妻は自殺してしまう。
ショックで倒れ病院へ運ばれたサプナも母親の後を追おうとするが、
トニーによって助けられる。サプナも自分のために、
いろいろしてくれるトニーに惹かれ始める・・・。

しかし・・・トニーが父親を窮地に陥れた一味の
片棒を担いていた事を知って自分の家族を不幸に至らしめたと非難する。
トニーは自分が叔父に捨てられ、腕っぷしに頼って生きてきた事、
そしてギャングに拾われた義理のためにした事が、
結果的にサプナの家族を不幸にしてしまったを話す。
そしてやって来たパテルから黒幕がラージである事を聞き出す。

トニーはラージに面会を申し込むが拒否されたため、
ラージの息子の誕生日パーティに乗り込み誘拐する。
息子の命と引き換えに裁判で真実を述べるように要求し、
ラージは裁判所で自らの悪事の詳細を語り罪を認めた。
トニーとサプナは結婚した。

 以外にもハードボイルドだった。
 インド映画でギャングになる理由として孤児である事が多い。 
 全ての孤児がそうなるわけではないが、
 このインドで死ぬか生きるかであれば、
 生き抜くためには仕方ないのかもしれない。

 映画を選択する時、特に何かで選んでいるわけではないが、
 先日観たいと言ってたカビール・ベディが偶然出ていた。
 1946年生まれ。4回結婚しており最初の結婚が破綻し始めた時に、
 プラヴィーン・バビと付き合っていたが結婚はしなかった。

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【インド映画】 ~イエ・ラステー・ヘン・ピヤール・ケ~

2020年08月03日 22時09分59秒 | 映画 / MOVIE

2001年公開、
タイトルはヒンディー語で「この道は愛の道」。

アジェイ・デーブガンは一人二役ではあったが、
全く違う人格を演じるわけではなく、
同一人物が知らないもう一人を演じるという設定であったため、
通常の一人二役ではなかった。
サニー・デオルは数カットのみの出演。

  <ストーリー> 

競馬場でサクシ(プリティ・ジンター)の後をつける
ヴィッキー(アジェイ・デーブガン)。
サクシは一人の金持ちそうな男に助けを求める。
後をつけて来るヴィッキーの前で夫婦の演技をしてもらい、
鼻の下を伸ばした男に提案する。競馬場からホテルまで、
お互いの車を交換して行こうと・・・。
そして男のベンツを乗り逃げする。
ヴィッキーとサクシは詐欺師であった。

二人は車を盗んでは売っていたが、結婚資金を得るために、
ヴィッキーは元締めにトランプ勝負を挑み勝ったが、
元締めはヴィッキーを痛めつけようとして誤って死んでしまった。
元締めの兄弟は二人を殺そうとする。

ヴィッキーはホテルに逃げ込み助かったが、
偶然居合わせたヴィッキーに瓜二つのロヒット
(アジェイ・デーブガン二役)が人違いで殺されてしまう。
現場に駆け付けたサクシも、
ビッキーが殺されてしまったと思う。

  着ている服が違うけど・・・

追手から逃れバスに乗ったヴィッキーはマナリーに到着する。
そこではみんなはがロヒットと呼び親切にしてくれ、
警官が家まで送ってくれたが、ヴァルマと言う富豪の家だった。

そこで自分とそっくりのロヒットと言う息子がいた事を知り、
ロヒットになりすます事にしたが、
帰宅した父親のプラタップ(ビクラム・ゴハレ)は、
ロヒットが死んでいる事を知っていた。

ロヒットが死んだことでショックを受けている彼の妻ネハ
(マドゥリ・ディクシット)のために、
ロヒットになりすますようヴィッキーに頼み込む。

ネハの父親はサガル(サニー・デオル)と
結婚させようと準備をしていたが、
ネハはロヒットと愛し合っており結婚の約束をしていた。
サガルはネハとロヒットを結婚させようとネハを寺院に連れて行く。
ネハは結婚の報告をするが父親は許さなかった。

結婚式を挙げたロヒットとネハは新婚旅行に向かうために
デリーでホテルのコンシェルジュから航空券を受け取った後、
ヴィッキーと間違われて殺されてしまったのだった。

ネハはロヒットの死を受け入れられず脳にダメージを受けているので、
ヴィッキーがロヒットを演じる事で元通りになる事を期待した依頼だった。
ヴィッキーは40万ラーク(約600万円)で引き受ける。

一方、サクシはヴィッキーが死んだと思っているので、
ショックを受け寺院で祈っていた。

ヴィッキーは大金をつかんだためデリーのサクシに逢いに戻る。
しかし自分の身代わりになって死んでしまったロヒットの事を思い出し、
もう一度マナリーに戻る事にする。

マナリーに戻ったヴィッキーはプラタップに、
ロヒットは事故ではなく自分の代わりに殺された事を告げる。
そこへネハの父親がやって来る。プラタップは全てを話そうとするが、
ネハの父親はヴィッキーとネハを連れて自宅に戻る。
ネハとサガルはロヒットが以前とは違うと話し合う。

サクシの叔父夫婦はサクシを詐欺の元締めの弟と
結婚させようとしたためサクシはマナリーのヴィッキーに逢いに行く。
ネハにはロヒットの友達でBFを探しに来たと言う事にして。

ネハを追って叔父夫婦と詐欺師達がやって来て、
ヴィッキーを襲う。車で轢かれそうになったビッキーを見て、
ネハの記憶がよみがえる。

ヴィッキーはサクシと一緒にデリーに戻り、
ネハはサガルと結婚する(と思われる)。

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【インド映画】 ~アープ・ムジェー・アッチェー・ラグネー・ラゲー~

2020年08月02日 21時56分59秒 | 映画 / MOVIE

2002年公開。タイトルはヒンディー語で
「あなたは私を愛し始めた」。
2000年公開の「カホ・ナ・ピャール・ヘー」と同じく、
リティック・ローシャンとアミーシャ・パテルの共演。
しかもリティックの役名は同じロヒット。

タイトルは愛し始めた・・・なんだけど、
すっかり愛し合っている・・・って内容だった。

  <ストーリー> 

サプナ(アミーシャ・パテル)は父親プラタップ
(キラン・クマール)と兄夫婦と暮らしているが、
一家はギャングであるため大学生でありながら、
安全上の観点から家で家庭教師に勉強を教わっている。

ある日、幼馴染の結婚式に黙って出かけた帰りに、
敵対するギャングに銃撃されてしまう。
たまたま通りかかったロヒット(リティック・ローシャン)は、
美しいサプナに惹かれ危険を顧みず助ける。

ロヒットは翌日の新聞を見てギャングの娘であったと知るが、
サプナと再会したいがために、
ナヴ・ラートリーの祭りと重なった事を利用し、
学友達とバンドを組んでサプナの家に行く。
そして再会した二人は恋に落ちる。

 (またまた吊り橋の法則である。)
 素人は銃撃を見たら安全な場所に身を隠して、
 警察に通報した方がいいと思うけど、
 映画だからなぁ・・・。

自宅から外出を禁じられているサプナを連れ出し、
ロヒットは両親に紹介する。両親も祝福してくれた。
母親のいないサプナは母親の愛情を感じる。

サプナの自宅に戻った二人を義姉ニシャが見つけ、
父親の認めない交際は命は保障できない事、
ロヒットとは別れるしかないとサプナを諭す。

父親はサプナの結婚相手を用意しており、
みんなの前で婚約を発表する。
サプナはロヒットの命を守るためにはロヒットと別れ、
父親に従うしかないと一旦は運命を受け入れる。

ロヒットはサプナを家から連れ出し、
自分の暮らす工業大学の男子寮にかくまう。
電話の通話記録からロヒットの寮を割り出したプラタップは、
サプナを連れ戻しに行きロヒットと結婚させてやると騙して、
サプナを連れて帰りイギリスへ行かせようとする。

そしてロヒットを呼び出しサプナと別れれば、
命だけは助けてやると言うがロヒットは抵抗し、
瀕死の重傷を負い意識を失う・・・。
死んだと思った兄はプラタップに連絡する。

ロヒットが死んだと聞いたサプナは薬を飲んで自殺を図る。
そのまま空港へ向かうが途中で、
生き返ったロヒットが現れ兄たちを倒し、
サプナを連れ戻し病院へ運ぶ。

サプナは一命をとりとめ、
プラタップはロヒットとの結婚を認めて去っていく。

 インドに限らず堅気ではない家だと難しい。
 知人の日本人がインド人のヤクザの娘と付き合っていた時、
 (日本とは違うので、婚前に何か関係を持ったわけではない。)
 相手の家族に半殺しの目に遭った事があったそうだ。
 本人は殴られながら、俺はこのままインドで死ぬんだなぁ、
 と思ったらしい。・・・その事を思い出した。

 インドの場合、カーストが違うだけでも、
 家の名誉を守るために相手を殺してしまう、
 名誉殺人が未だにある国だから・・・。
 付き合う時は相手を調べてからでないと難しい。

 インド映画で描かれる恋愛ストーリーは、
 宗教や身分(カースト)や家柄の違いなどが、
 ベースになっている事が多い。

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