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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~メジャー(日本語字幕版)~

2025年05月11日 21時27分59秒 | 映画 / MOVIE

2022年に今回された映画で、
2008年にムンバイで起きた同時多発テロで殉職した、
インド陸軍のサンディープ・ウニクリシュナン少佐の生涯を描いたもの。

少佐は1977年に南インドのケララ州出身で
カルナータカ州のバンガロールで育ち、
子供の頃からの夢であった軍人になるために、
高校を卒業した1995年に陸軍士官学校に入学。
1999年に卒業後、国境地帯などで活躍し2005年に少佐に昇進。
国家治安部隊の教官を歴任し特別行動グループに所属し、
2008年11月26日にムンバイのタージマハルホテルで、
テロリストと対峙し14人の人質を救出したが殉死した。

この映画は4月29日にインド大使館が一般人を無料で招待し上映されたが、
上映の数日前にインドのカシミール地方でテロ事件があったため、
よりいっそうインドとパキスタンの対立を濃く映し出すことになった。

  <ストーリー> 

カシミール地方のインドとパキスタン国境で、
サンディープ・ウニクリシュナン少佐(アディヴィ・セシュ)が
問題を起こした事から始まる。サンディープ・は国境の中立エリアで、
パキスタンの少年たちとクリケットに興じていた。
少佐によればこのエリアはインドであるから入っても問題がない。
少年たちも楽しそうにクリケットをしており平和そうに見えたのだが、
両国からすれば挑発に見え大きな問題であったわけだ。

そしてサンディープの幼少時代から高校時代へとストーリーは進み、
デリーからの転校生イシャ(サジー・マンジュケカール)と出会い、
恋に落ちる。軍隊に入った事でいったんは疎遠になるが、
2人は結婚する。この辺りはテロ事件とは全く関係ないのだが、
少佐の伝記と言う事なので。

いろいろな前線での活躍を認められ国家治安部隊(NSG)の教官となり、
そしてその中の51SAGと言うテロ対策部隊の中核を担う。

2008年11月26日武装した複数のテロリストが
マハラシュトラ州ムンバイのタージマハルホテルや、鉄道駅、病院、
カフェなど8か所を爆弾や銃の乱射で攻撃した。

サンディープは部下たちとタージマハルホテルに突入し、
解決までの間にテロリストと凄まじい交戦を繰り返した。
多くの犠牲者を出さない為に1人で向かって行ったサンディープは、
壮絶な打ち合いの末に殉死してしまった。

 インドでは数年毎に国家に命を捧げた軍人にスポットを当てた
 映画を撮影し上映している。何作品か観ているが、
 英雄たちに祈りと感謝の気持ちを捧げ、彼らを忘れず、
 愛国心を鼓舞させ、テロに屈しない強い心を植え付ける。

 いつも前面に出ているのは反パキスタンである。
 この作品でもテロリストの非情さや残虐さが、
 必要以上に演出されているように感じた。
 無関係な外国人観光客を含む多くの人々の命を奪ったのは事実で、
 実際には非情で残虐だったに違いないのだが。

 事件は4日後の29日に解決するまでに犯人を含む175人が死亡、
 300人以上が負傷した。

 4月に起きたカシミール地方でのテロ事件を発端に
 インドとパキスタンの間で衝突が起きているが、
 今回はインド政府も強硬な手段に出ている。

 両国の軍事力と財政の差を考えれば、
 圧倒的に不利なパキスタンが戦争を起こすはずはないのだが、 
 どうしちゃったのかパキスタン・・・・。
 これ以上、大きな事にならない事を心から祈っている。

 

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【インド映画】 ~ジェイラー(日本語字幕版)~

2025年04月05日 21時27分59秒 | 映画 / MOVIE

2023年8月10日公開のラジニカーントの映画。
169本目の主演映画でタレイバル169と呼ばれていたが、
「看守」と言うタイトルになったそうだ。

タレイバルとはタミル語で指導者と言った意味。
1950年生まれなので、クリントイーストウッドみたいに、
動いているだけで良いレベルに達したか・・・。

オリジナルのタミル語版でしか観ていなかったので、
日本語字幕で観られるのはありがたい。
インド映画の聖地・キネカ大森で観た、まぁ空いていたのだが。

こんな立て看板があった、ラジニ様は神様だから良いのであ~る。

  <ストーリー> 

ムトゥベル(ラジニカーント)は15年前に看守の仕事を定年し、
妻と息子夫婦と孫とのんびり暮らしていた。看守の時には、
犯罪者を更生させた功績もあり尊敬されていた。

息子のアルジュン(バサント・ラヴィ)は警察官で、
仏像を偽造して密輸しているヴァルマン(ヴィナヤカン)を捜査していたが、
ある日、行方不明となる。消息不明だが殺されていると発表され、
ムトゥベルは悲しみに暮れるが、ヴァルマンの手下が犯人だと思い、
仇を討つために殺してしまう。

ヴァルマンがムトゥベルと家族を狙ったため、ムトゥベルは、
元犯罪者で更生させたナラシンハ(シヴァ・ラージクマール)を訪ね、
武器と優秀な手下を提供してもらう。

ムトゥベルがヴァルマンを追い詰めると、ヴァルマンは
アルジュンを監禁している事を告げ、ある寺院に保管されている、
財宝である王冠と引き換えると言う条件を出す。ムトゥベルは
仕方なく王冠強奪の計画をたてる。

王冠を盗み出したムトゥベルはヴァルマンに渡し、
アルジュンを助け出す。ところがヴァルマンに渡した王冠が偽物で、
盗聴器が隠されていた事で黒幕がアルジュンであった事が判明する。
それを知ったムトゥベルは悲しみアルジュンと対決する。

アルジュンは大金に目がくらみ父親を利用した事を告白し、
ムトゥベルまでも殺そうとする。ムトゥベルはアルジュンを射殺させる。

 

 南インド映画お得意の仇討ちと思わせておいて、
 最後に大どんでん返しがやって来る。
 タミル語版を観た時にはイマイチだと思ったのだが、
 2回目だったから慣れていたのかもしれない。

 地方映画のスターは知らないけど、ヒンディー語映画界からは、
 ジャッキー・シェロフがビハール州で登場した。
 カンナダ語映画界からシヴァ・ラージクマール(バンガロール)、
 マラヤーラム語映画界からモハンラール、
 テルグ語映画界からナガ・バブー、など。

 次の170本目も期待したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【インド映画】 ~ ジャワーン(日本語字幕版) ~

2024年12月16日 22時05分59秒 | 映画 / MOVIE

2023年の作品、タイトルはヒンディー語で「若い」であるが、
この映画では兵士と言う意味で使用していた。

ポスターに記載がある通り2023年の興業第一位の
大ヒット映画。ボリウッド映画界の帝旺キング・カーン主演。
シャー・ルク・カーンにしては珍しく娯楽大作でありながら、
インド社会への痛烈なメッセージをたたきつける作品でもあった。

  <ストーリー> 

ある男が川に投げ込まれるシーンから始まる。
男は部族の首領に助けられるが記憶を失っていた。
部族が襲撃された時にその男は救世主となり、
部族の少年が男の正体を突き止める事を約束する。

シーンは変わって正体不明の男がムンバイのメトロをハイジャックする。
警察では有能な交渉人ニルマダ(ナヤントラ)を立てるが、
男は乗り合わせた少女の父親に身代金を要求する。

男の正体は? そしてその目的は?

男は少女の父親に振り込ませた身代金を、
悪人からの借金を苦に自殺せざるを得ない状況に追い込まれている、
大勢の貧しい農民たちの口座に送金し現場から逃走する。
乗り合わせた乗客は犯人の目的と手法に感銘を受け、
証言を拒む。犯人は少女に父親への伝言をする。

帰宅した少女が父親に告げたのは男の名前だった。
「ビクラム・ラトール」。

ビクラム(シャー・ルク・カーン)は軍人である指令の為に、
1986年に舞台を率いてテロ地帯に乗り込むが粗悪な銃の為に、
部下を失ってしまう。ビクラムは武器を調達した武器商人のカリ
(ビジェイ・セトゥパティ)をつるし上げるが、
恨みをかった事により暗殺され、妻アイシュワリヤ(ディーピカ・
パドゥコーン)は無実の罪で捕えられ死刑に処せられた。

死刑に処せられる際にアイシュワリヤが妊娠している事が判り、
インドの法律で子供が5歳になるまで刑が止まる。
生まれた子供をアザードと名付け女子刑務所の所長に教育を託し
アイシュワリヤは死刑となってしまう。

成長したアザード(シャー・ルク・カーン二役)は、
両親の仇を討つために女子刑務所の囚人を味方につけ、
今回の事件を企てたのだった。

アザードは義母から結婚を勧められており、
その相手として現れたのはニルマダの娘スージーだった。
スージーに気に入られたアザードはニルマダと結婚する事になるが、
素性を告げようとした時にカリの襲撃を受ける。

一方、父親のビクラムは記憶は失っているものの、
身体能力や戦闘能力は以前のままであり、
昔の部下たちと一緒にアザードを救いに現れる。

 あとは観てのお楽しみである。
 あまり全てを描いてしまってもねぇ・・・

 今回は娯楽性よりメッセージ性の強い作品となっているが。
 武器商人への警告、汚職政治家や警官への警告、
 虐げられている貧しい農民への救済、大気汚染や公害、
 選挙制度や選挙への取り組み方への警告など、
 インドが取り組まなければならない身近な問題を浮き彫りにした。

 シャールク・カーンは1965年生まれの59歳であるが、
 親子二役よ。実際にはすっかり父親(ビクラム)の年齢だけど、
 息子(アザード)をやっても違和感ないし、若いなぁ。

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【インド映画】 ~ 花嫁はどこへ(日本語字幕版) ~

2024年10月08日 21時43分59秒 | 映画 / MOVIE

2024年の作品、原作タイトルは「行方不明の女たち」。
ボリウッド映画界のスーパースター:アーミル・カーンのプロデュース。

インドの結婚事情や田舎の事などがわかっていたほうが、
うなずけるところが多いとは思うけど、まぁ知らなくても、
そう言うものかと知ってもらう事は出来るかなぁと思う。

インドの田舎では未だにお見合い結婚が主流で、
結婚したら夫を神と思い仕える事が常識とされている。
嫁入りには持参金(現金、金銀宝石、不動産、車、家畜など)を
持って行くの事が期待されている。

この作品では、それほど強く描かれていないが、
それに対して柔らかく意見している感じ。

  <ストーリー> 

2001年のニルマル・プラデシュ州(架空の州)が舞台。
登場人物の話や映像から恐らくビハール州あたりの農村と考えれば、
納得できる事が多かった。

ディーパック(サパルシュ・シュリバスタブ)は花嫁プール
(ニタン・ゴエル)の家での結婚式を終え一緒に実家へ向かう。
小舟に乗り、バスに乗り、列車に乗り・・・と半端ない田舎。

インドでは大安吉日に結婚式を挙げる人が多く、
列車の中には花嫁衣裳を身に着けたカップルが大勢乗っていた。

夜、下車駅が近づきディーパックはトイレに行って戻って来ると、
プールの手を引いて急いで下車する。ところがトイレに行った間に、
花嫁の位置が他の花嫁と変わっていたため、ディーパックは間違えて
別の女性ジャヤ(プラティヴァ・ランタ)と下車してしまう。
インドでは花嫁は顔を見せないようベールで覆っているのと、
みな同じような赤い衣装のため、ありうる話。

別人と気づかぬままディーパックは実家に戻り花嫁の顔を見て驚き、
警察に行きプール行方不明の届けを出す。署長(ラヴィ・キシャーン)は
お金になりそうな案件には積極的になる性格でディーパックを値踏みする。

一方、プールは名も知らぬ駅でディーパックがいない事に気づくが、
夫の住所も知らないため途方に暮れる。インドではありうる話で、
夫の名前と電話番号を腕に入れ墨で彫っている年配の女性も多い。

プールは家族の恥になるため自分の実家に帰る事もできず、
ホームで茶屋を営むマンジュ(チャーヤ・カダム)に助けられ、
茶屋を手伝いながらディーパックが戻って来るのを待つ。

ジャヤの夫は持参金目当てだったため、ジャヤの捜索願を出す。
それを見た警察署長はお金になると踏んでジャヤの身辺を探る。

ジャヤはディーパックの家で怪しい行動をとり、
単独で市場に行ったりするが署長に探られている事には気づかない。

(後は省略、笑。)

金に汚い署長と怪しいジャヤが悪者であると思わせておいて、
最後にどんでん返しが待っている。

インドのド田舎の農村の日常が描かれており、
なんだかとても懐かしかった。

アーミル・カーンが描きたかった事は・・・
女性も夫に仕えるだけではなく、自分の考えや意見を持ち、
出来れば精神的にも経済的にも自立するべきだ。
持参金という悪しき慣習は捨てすべきだ。
家族も嫁をこき使うのではなく人格を尊重し仲良くすべきだ。
・・・みたいなことかな。

封切り初日の夜に観に行ったのだが、
写真のような狭い劇場でしかも空いていた。
アーミル・カーンと言えば、日本でも「きっとうまくいく」
「PK」「ラガーン」などヒット作も多いんだけど、
自身が出ているわけじゃないし、宣伝もしてないのかな。

ちなみに客層はインドマニアも、にわかマニアもおらず、
なんとも言えない単独客(私もか?)が多かった。

 

 

 

 

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モンキーマン

2024年08月31日 21時30分59秒 | 映画 / MOVIE

2024年8月23日公開のアメリカ映画。
監督、脚本、主演はインド人のデーブ・パテル。

誰や? と言う人の為に・・・インド系の主演作品を挙げてみる。
「スラムドック・アンド・ミリオネア」「マリーゴールドホテル」シリーズ、
「ライオン」「ホテル・ムンバイ」など。

「スラムドック・アンド・ミリオネア」が18歳の時のデビューで、
本作品では脚本と監督もやっている。デーブ・パテルの、
デーブ・パテルによる、デーブ・パテルのための映画である。

絶賛上映中のためストーリーを詳しく書くのは控えるが、
ネタバレを読みたくない方はスルーして欲しい。

舞台はムンバイなのかな。ニューヨークのような都会だけど。
貧しい村や町中、森の中などはインドみたいだけど。

  <ストーリー> 

幼少期のキッド(デーブ・パテル)は母親(アディッティ・カールクンテ)に、
猿神ハヌマーンの物語を聞かせてもらっている。この貧しい村を奪うため
ババ・シャクティ(マカランド・ダシュパンディ)は悪徳警察署長ラナ
(シカンダル・ケール)を使って村を焼いてしまう。
ラナに母親を殺されたキッドは仇討ちを心に近い成長していく。

貧しいキッドは地下格闘技で八百長試合をしてお金を稼いでいた。
猿のマスクを被ったモンキーマンとして。

ある日キッドはラナに復讐するために目を付けた高級クラブに
従業員としてもぐりこむ事に成功する。拳銃を買って機会を狙うキッド。

ところがキッドはラナの襲撃に失敗し追われる身となる。
瀕死の重傷を負ったキッドは、とある寺院の主に助けられる。
そこで傷を癒しトレーニングを積んで機会を待ち、
再びラナを狙う。

十分に力を蓄えたキッドはお世話になった寺院の人々に恩返しをして、
高級クラブに乗り込んで行く。

仇討ち復讐劇なので、結末は想像通りである。
めでたし、めでたし。

 殺された母親の敵討ちと言うストーリーは、
 インド映画(特に南インド)ではありきたりにも思う。
 インド映画をあまり観ていない人であればそう思わないんだろうけど。

 

 

 

 

 

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【インド映画】 ~ タイガー3(日本語字幕版) ~

2024年05月10日 21時35分59秒 | 映画 / MOVIE

2023年の作品で、2012年のタイガー(日本語版サブタイトル:
伝説のスパイ)、2017年のタイガーは生きていた(蘇る伝説のスパイ)
に続くシリーズ3作目である。日本語版は、裏切りのスパイだけど、
そもそもこの映画はインドの諜報機関(RAW)のスパイであるタイガーと、
パキスタンの諜報機関(ISI)のスパイであるゾヤが指令を無視して恋に落ち
結婚して家庭を築いていると言う設定だから、根本的に裏切ってるのだ。
特にゾヤはパキスタンからは裏切り者として敵視されている。まぁいいけど。

  <ストーリー> 

1999年にゾヤ(カトリーナ・カイフ)の父親が暗殺されるシーンから始まる。
ここで初めてゾヤの父親もパキスタン諜報部(ISI)のスパイだった事が判明。
父親の意志を継ぐゾヤの元にアーティシュ(イムラン・ハシュミ)が現れ、
自分もゾヤの父親に育てられたスパイである事を告げゾヤはアーティシュの
一番弟子となる。3作目にしてゾヤがスパイになったいきさつが解る。

タイガー(サルマン・カーン)は同僚ゴーピーの救出を求められ任務に就くが、
ゴーピーはタイガーに「ゾヤは二重スパイだ、気をつけろ。」
との言葉を残して死ぬ。家庭に戻ったタイガーだがゾヤを疑い始める。

任務でロシアに向かったタイガーはそこでゾヤと対峙し、
アーティシュが国家を乗っ取るために作った組織に捕らわれてしまう。
そしてゾヤが息子ジュニアの命と引き換えにある重要な任務を受けざるを
得なかった事を知り、タイガーも協力する事になってしまう。

タイガーは任務遂行のために自分のチームをインドから呼び、
真実を隠して仲間を騙していく。

タイガーとゾヤに騙された事に気づくチームのメンバーだが、
ゾヤを追うISIのメンバー達と協力してゾヤとタイガーを追って行く。

 おおっ! なんでここにこのお方が?
 インド映画でのスパイと言えばタイガー、パターン(シャールク・カーン)と
 リティック・ローシャン演じるカビールである。
 
 ロケ地はインドの他、オーストリア、ロシア、トルコと
 スケールが大きい。お金のかけ方が違うね、さすがボリウッド映画。

 インド映画に共通する特徴だけど、と
 他の映画のエッセンスが所々にちりばめられている。
 いろんな映画を観てる人じゃないと解らない事も多い。
 インド人なら知っててうふふっとなるけど・・・みたいな感じ。
 タイガーをシリーズで観ていると解るって事もあるけど。

 一番の感動の場面は・・・
 パキスタンの子供たちがインド国歌を演奏するシーンである。
 インド国歌を知らないと全く気付かないし、
 インドとパキスタンの対立の歴史や国民の感情を知らないと
 見逃してしまうだろう。
 実際のところパキスタン人がインド国歌を知ってるとも思えないが。
 
 この映画ではインドもパキスタンも過去は水に流して、
 新しい友好的関係を築いていきましょうと伝えている。
 政治に興味がない両国民も映画を観て共感すればいいけれど。

 日本公開に先駆けてBSでタイガー1・2を放送したけれど、
 劇場はガラガラだった。サルマン・カーンと言う大スターの作品で、
 しかも新しい作品なのに寂しい限りだった。
 宣伝してないからかな。

 

 

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【インド映画】 ~ パドマワット(日本語字幕版) ~

2024年03月27日 21時34分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年のヒンディー語映画。
タイトルは主人公の名前。インドで上映前にすったもんだあったため、
当初は「パドマワティ」だったのだが、「パドマワット」に変わった。

すったもんだのいきさつは2018年に書いてある。

「パドマワティ」

そしてストーリーはこちら。

「パドマワット」

なんだかわからないのだが、
インド大使館で日本語字幕版が上映されると聞きつけて
申し込んだのだった。しかも無料!

 

映画館じゃないのでスクリーンは小さいけど、文句はない。

ちょっと前に「バージーラーオとマスターニ」を観たばかりだった。
主人公のキャスティングは同じ、ディーピカ・パドゥコーンと
ランヴィール・シンである。

 

今回はディーピカが主役のパドマワットであり、
一方的に自分の物にしようとするのがランヴィール演じる
アラーウッディーンである。

王妃パドマワットの美しさと聡明さに対して
アラーウッディーンは冷酷で残虐で凶悪な暴君である。
極悪非道人を絵に描いたようなイスラム教徒として描かれている。

もう一人の主役はパドマワットの夫:メワール国のチットール城の
主ラタン・シンは典型的な誇り高きラージプート族として、
描かれている。インド映画でよくある構図、
ヒンドゥー教徒(善・正義)VSイスラム教徒(悪・不義)。

これも難しい歴史は理解しないとしても、
豪華絢爛な衣装と宮殿と踊り、戦国絵巻を楽しめばよいだろう。

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【インド映画】 ~ バージーラーオとマスターニ(日本語字幕版) ~

2024年03月22日 21時20分59秒 | 映画 / MOVIE

2015年のヒンディー語映画。タイトルは原作では
主人公の2人の名前「バージーラーオ・マスターニ」であるが、
日本語版は解りやすくするためか「バージーラーオとマスターニ」である。

2015年の封切りの時にインドで観ており、
その後たしか日本で英語字幕版を観たような気がする。
今回は日本語字幕版だったので観てみた。
日本でもそうだが時代劇は現代劇と違い言葉が難しい。

ストーリーはこちらにも書いている。

「バージーラーオ・マスターニ」

                  

舞台は1700年頃のインド、
社会科で習ったムガール帝国が北インドを納めていた。

バージーラーオ1世はマラーター王国と言う、
現在のマハラシュトラ州プネー辺りを治めており、
領土拡大のためデリーまで攻めて行く。

最初の出征の際にブンデルカンドと言う小国からマスターニが
助けを求めに来る。ブンデルカンドはプネーとデリーの中間
(マディヤ・プラデシュ州とウッタル・プラデシュ州の州境)にある。
デリーに行く前にブンデルカンドを助けたバージーラーオは、
マスターニに惚れられマスターニはプネーに押しかけて来る。

ブンデルカンド王はイスラム教徒の妻がおり、
マスターニもイスラム教徒であったことから、
バージーラーオの家族や僧侶たちの反感を買う。
実際はどうだったか解らないけど・・・
この映画ではそういう事になっている。

インドはもともとヒンドゥスタン=ヒンドゥの国と言う。
つまりヒンドゥー教徒の国であったところに、
1200年頃にアフガニスタンからイスラム教徒が攻めて来て、
デリーに都を築いた。その後、1526年にモンゴル系のバーブルが、
デリーを攻め落としムガール帝国を築いたのだった。

このあたりからヒンドゥー教徒VSイスラム教徒の確執があり、
インド人(ヒンドゥー教徒だけじゃないけど)はイスラム教徒を
敵対視し嫌っている。

なのでムガール帝国時代ではイスラム教徒は侵略者であり、
ヒンドゥー教徒が嫌っていたというのも納得できる。

劇中ではこのマスターニに対する憎悪が、
バージーラーオとマスターニの愛の炎を燃え上がらせている。

時代劇は戦争の映画であるとともに王族の映画でもある。
伝統的な豪華な衣装、宮殿や城の煌びやかな装飾、
ボリウッドダンスではない伝統芸能が基盤となった踊り、
この辺りを大いに楽しめば良いと思う。

3回目でストーリーが解っている私も、
このあたりを楽しんで観た。

余談だが、バージーラーオ役のランヴィール・シンと
マスターニ役のディーピカ・パドゥコーンは夫婦である。
この時点では結婚していなかったけれど・・・。

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【インド映画】~ ストリート・ダンサー (日本語字幕版)~

2024年03月14日 21時09分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品。タイトルからして・・・
ただのダンス映画かと思ったら・・・。
その裏に友情あり、若者の成長あり・・・
一番大きいのは、時代は変わってきていると言う事を、
インド映画のストーリーで知った事だ。

インド人にとって踊りは古典から現代まで重要である。
歌えない人は多い(ひどい音痴、笑)が、
踊れないインド人はいない、と言っても過言でない。

この作品は、そんななくてはならないダンスを通じて、
人々に大切な事を伝えている映画だった。

主人公たちは、ロンドン生まれでロンドン育ちで、
国籍はイギリスだが両親もルーツもインド、パキスタン、
と言う現代の若者である。この辺が変わったと言える一因だ。

  <ストーリー> 

サヘージ(ワルン・ダワン)は兄(プニート・パタック)と共に
ダンサーを志す若者である。3年前のダンス大会で兄が足を負傷したため、
兄の夢を叶えるためダンススタジオを設立した。

サヘージは同じロンドン生まれでロンドン育ちのインド人の若者達と
ストリート・ダンサーと言うチームを結成しているが、
同じ境遇のパキスタン人のルール・ブレーカーズとライバル関係にあり、
リーダーのイナヤット(シュラッダー・カプール)らと
行きつけのラーム(プラブ・デーヴァ)のレストランで喧嘩をしている。

 クリケットのインド対パキスタン戦を見ながらやり合っているシーンでは、
 出た出た・・・インド(善=勝利)VSパキスタン(悪=敗北)だよ、 
 インド映画の定番中の定番と思ったのだった。

サヘージは他のチームメイトとは違い、インドに行った事があり、
そこで古臭いインドを見下し、セレブな我が身から優越感に浸る。

 ロンドンに住む移民であるインド人もパキスタン人も、
 みな成功者(セレブ)・・・やっぱり映画の中は一般人とは違う。

親戚の結婚式でインドの古典的な太鼓演奏者をイギリスで売り出すよう、
依頼されたサヘージは持参金に目がくらみ安請け合いする。
このお金でダンススタジオを設立したらしい。しかしサヘージは
演奏者たちをロンドンまで連れて行ったが面倒は一斉見なかったため、
見放された演奏者たちは衣食住も金もなく路頭に迷っていた。

サヘージはダンスの才能を見いだされロンドンの有力グループの
ロイヤルズに引き抜かれ3人の仲間と移籍する。

イナヤットはある夜、ラームのレストランで、ラームが残飯や食事を
不法滞在となった移民の路上生活者たちに与えているところを目撃し、
同じルーツを持つ人々の境遇に心を痛める。
祖国に帰りたくても帰れない・・・そんな移民たちは
生きるために国籍も宗教も超えた集団となっていた。

この人々を祖国に帰国させるためにイナヤットはラームに協力し、
ダンス大会に優勝し賞金10万ポンドを手に入れる事を決める。

優秀なダンサーだったラームの指導でルール・ブレーカーズは、
決勝に駒を進めロイヤルズと対戦する事になる。

サヘージは自分が騙した太鼓奏者たちと再会したことや、
友達が自分のエゴでなく困っている人々の為に行動している事を知り、
決勝を前にロイヤルズからルール・ブレーカーズに移籍する。

サヘージを得たルール・ブレーカーズは見事なチームワークで
優勝を勝ち取る。

 サクセスストーリーではあるが、個人の物語ではなく、
 もっと大きな、国が抱えている問題を解決すべきである、
 成功者は偉ぶるのではなく、弱者の為に働くべきである、
 そんな事を教えてくれた作品だった。

 時代は変わった。
 インド人であっても国籍はインドではない。
 血もルーツもインドであってもインドへ行った事もなければ、
 インドの言葉も話せない、そんなインド人が増えている。
 (この作品中ではヒンディー語を使用していたけど。)

 何年か前に日本でインドのイベントに参加した時に、
 インド人の若者が全く訛りのないネイティブの日本語で話していた。
 姿を見なければ日本人だと思っただろう。
 聞けば、日本生まれで日本育ちでインドには行った事がない、
 ヒンディー語は話せないとの事だった。

 この映画を観て、その時の事を思い出した。
 もし日本人の私が別の国で生まれて、その国で育ち、
 日本に行った事がない、日本語も話せない、国籍もその国だとしたら、
 どうだろう・・・・。私は日本に生きたいと思うだろうか。
 自分が日本人だと思うだろうか・・・。

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沈黙のパレード

2023年11月09日 21時52分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年刊行の東野圭吾の推理小説。
探偵ガリレオシリーズの第9弾の長編。

2022年に公開された映画ガリレオシリーズの第3弾。
通常、原作と映画は違っている事も多いのであるが、
この作品は登場人物が多いので映画の方が解りやすかった。
本だと、名前が苗字とファーストネーム、あだ名だったりして、
同一人物なのか?迷うところもあるのだが、
映画では顔で判断できるから解りやすいのである。

東京の郊外・菊野市の食堂なみきやの娘・沙織が失踪し、
3年後に全く関係のない静岡県の火災現場で
遺体となって発見される。

現場では沙織の他に家の主であった老婆の遺体も発見され、
警視庁の草薙刑事が捜査にあたる。

その家の息子・蓮沼が逮捕されるが、蓮沼は23年前にも、
少女を殺した容疑で逮捕されていたが、完全黙秘を貫き、
証拠不十分で無罪となっていた。

その事件を担当していた草薙は苦い思い出から、
なんとか蓮沼を有罪にしようと証拠を固めて行くが、
蓮沼はまたしても完全黙秘し釈放されてしまう。

湯川は菊野市にある大学の研究部門に勤務しており、
食堂の常連でもあり毎年行われている仮想パレードを見物し、
パレード当日に死体で発見された蓮沼の事件に関与していく。

誰が、どんな手段を使って、蓮沼を殺したのか?

湯川は現場の状況や死体の状態から推理を始める。
やがて湯川はなみきやの沙織の事件と23年前の事件の間に、
結びつきがある事を探り出し、蓮沼殺しの真相に到達する。

蓮沼殺しのからくりがわかったのが映画の半分くらいで、
このままじゃ終わらないよ・・・と言うのが解るのだった。

沙織は祭りで歌った歌が認められて夢だった歌手になるために、
音楽家の元でレッスンしていくのだったが、
よりによって恋人ができた事で歌よりも家庭に入りたいと
あっさり夢を捨ててしまう事が背景にあった。

現代では、スターも結婚もして子供も持つのは当たり前だし、
デビュー前に歌手の夢をあっさりすてて家庭に入るってのは、
どうだろうか・・・と思う。才能は認められていたわけだし。

結婚はその気になればできる事だし、
デビューはその気になってもでもできない事なのに。
その辺が気になった。

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真夏の方程式

2023年11月07日 21時44分59秒 | 映画 / MOVIE

東野圭吾の推理小説でガリレオシリーズの第6段で、
シリーズ3作品目の長編小説。2011年発行。

2013年に映画化された福山雅治主演(ガリレオ:湯川学)を観た。
草薙刑事は北村一輝。

湯川が美しい海辺の町を仕事で訪ね、
そこで起きた殺人事件から過去の事件までを解いていく。

この映画のテーマは「一事不再理」である。

これは「同一刑事事件について確定した判決がある場合には、
その事件について再度の実体審理をすることは許さない」
と言う事である。

夏休みのある日、小学4年生の恭平は、
両親が多忙のため親戚が旅館を経営する瑠璃ヶ浦に行くが、
列車の中で湯川と遭遇する。

湯川は海底鉱物資源開発の説明会に招かれ行く途中だった。
開発会社の経費で呼ばれてはいたが、学者として中立の立場で
物事を見たい湯川は予約されたホテルではなく、
恭平の伯父の旅館に宿泊する事にした。

そこで・・・宿泊客が転落死してしまう。
酒に酔って岸壁から転落したと処理されそうになったのだが、
人物が東京の元刑事だった事から事故死はありえない、
何かが隠されている・・・と。

子供が近くにいると蕁麻疹が出るというほど大の子供嫌いの湯川が
恭平とは気が合ったようで、一緒に実験をしたり勉強を教えたりする。

湯川は元刑事の死因が一酸化炭素中毒であった事から、
その原因を想像し推理して行く。

元刑事はなぜ瑠璃ヶ浦に行ったのか?
なぜ事故死に見せかけて殺されたのか?

草薙は16年前に元刑事が扱った事件から、
瑠璃ヶ浦との関係を暴いていく。

16年前の事件は犯人も逮捕されており、
服役した犯人は出所していた。
しかし元刑事はその事件に疑問を持っており、
自分が逮捕した犯人が誰かの身代わりになったのではないか、
と独自に調べていた。

湯川は真相を突き詰めて行くが、思いもよらない展開に・・・。
そしてその事件の真犯人が判るのだが・・・

16年前の事件はすでに終わっており、
今になって真犯人がわかったところで、
何もできないのである。

その真犯人が憎むべき凶悪犯ではないけれど、
でもなぁ・・・殺人を犯しているわけだし。
16年間、苦しんだとはいえ・・・・。
と、なんだかスッキリしないのだった。

しかも殺人を犯した犯人が何も知らない自分の身内に
片棒を担がせたと言うのは、やっぱりしっくりこないなぁ。

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容疑者Xの献身

2023年11月03日 21時38分59秒 | 映画 / MOVIE

2005年に出版された東野圭吾の推理小説、
ガリレオシリーズの第3段で直木賞受賞作品。

小説の方は面白く読んでいたが、
今回、2008年公開の映画版を観た。

そもそもガリレオこと物理学者の湯川学は、
佐野史郎をイメージして書いたと聞いている。
映画版では福山雅治であるが・・・・
カッコ良すぎるだろ(笑)。

そして湯川が天才数学者と呼ぶ大学の同級生で、
今回の主役である数学にしか興味がなく、
学生時代から外見を全く気にしなかった男:石神哲哉は、
私のイメージ的には清潔感がなく服装にも髪型にも無頓着で、
他人からどう思われようと気にしない男・・・
演じるのは堤真一・・・・いや、ちゃうやろ。
もっとなんて言うか、誰が相応しいかと言われると、
難しいけど。

でも観て思ったのは、堤真一があの風貌でできる限り
カッコ悪い男を演じきっていたと言う事だ。
報知映画賞の主演男優賞だけど、
日本アカデミー賞でも良かったと思う。
2003年度はおくりびとの本木雅弘だったけど、
私は堤真一だな。

2012年に韓国版、2017年の中国版が制作され、
インドでも映画化されるらしい・・・
女優はカリーナ・カプールらしいけど、
肝心の天才数学者役は誰や? 観たい。

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【インド映画】~ ショーレイ (日本語字幕版)~

2023年10月24日 21時00分59秒 | 映画 / MOVIE

1975年のインド映画でタイトルはヒンディー語で「炎」。
インド人なら一度は観ていると言われているインド映画の名作。
今回は日本語字幕版で観たのだが、前回観たのが2014年で、
当時よりヒンディー語が解るようになっているのと、
さすがに日本語なので詳細まで理解できた。

ストーリーは2014年1月に観た時に書いてるので、
長くは書かない事にして、新たに感じた事も書いておく。


              
若き日のアミターブ・バッチャンはジュリアーノ・ジェンマに見え、
ガンアクションやファンション、岩山の舞台も西部劇だった。



  サンジーブ・クマールは、千葉真一に似てたなぁ。
昔の映画なので非常に長い・・・3時間半位あったが、
なんのなんの長く感じなかった。

 <ストーリー> 

現状と回顧録を交えて進んで行くのとで、
これが長い理由かもしれない。

とある駅に蒸気機関車が到着するシーンから始まる。
降りてきた男は元警官のタクール(サンジーブ・クマール)。
犯罪者であるジャイ(アミターブ・バッチャン)と
ヴィール(ダルメンドラ)を探すように依頼する。

タクールが警官だった頃、2人を護送中に列車強盗に襲われた。
3人で協力して何とか列車を守ったが、タクールは撃たれてしまう。

   ヴィールとジェイは運命を決める場面で、
  必ずコイントスを行うのだが、終盤でそのカラクリが解る。

お金のためなら何でもする2人は村長になったタクールに雇われ、
ガッバル・シン(アムザード・カーン)と言う大悪党から
村を守るように依頼される。 ↓ ガッバル。



二人はラムガール村にやって来てヴィールはヴァサンティ
(ヘマ・マリニ=5年後にダルメンドラと結婚)に恋をし、


ジャイはタクールの義理の娘で未亡人のラーダ
(ジャヤ・バドゥーリ=前年にアミターブと結婚)に惹かれる。

  このサイドカーのシーンは超有名!!

最初はお金のためだった二人だが、
タクールの執念と情熱にうたれ、村の為に戦う。

一味に捕まったヴァサンティを助けに行った
ヴィールも拘束されてしまう。絶体絶命のその時、
ジャイが二人を救出するために現れるが、
逃げる際に撃たれて命を落としてしまう。

ヴィールはガッバルを追い詰めるが、
タクールが自分に任せるように伝え
タクールがガッバールに止めを刺そうとした所で警察が駆けつける。



泥棒だけど勇敢であることでヴィールとジェイはタクールに買われ、
泥棒と元警官だけどお互いに認め合い信頼関係で結ばれている。

泥棒だけど(笑)人を愛する気持ちは純粋である。
泥棒だけど(笑)何の関係もない村人を守ろうと、
自分より悪人のガッバルに正義で(笑)立ち向かっていく。
            
村人はガッバルを恐れ服従しようとする者も少なくなかったが、
息子を殺されたイスラム教徒の一言で恐怖に立ち向かう。

ヴィールとジェイの友情は家族と同様であり、
お互いの為に命を投げ出すほどである。

タクールがガッバルを捕えたい理由は、
警官の時に取り逃がした事や悪党をのさばらしておけないと言う
正義感や村を守ろうと言う使命感よりは、
ガッバルに家族5人を殺された復讐であった。

あと「命ある限り」と言うシャールク・カーンの名作があるが、
この映画の主題歌にも同じ歌詞がでてくるのだが、
まぁ良くある文章だからね。

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メイド・イン・ヘブン・シーズン2:第4話

2023年09月27日 21時45分59秒 | 映画 / MOVIE

フランスのニースを舞台に俳優同士の結婚式。
なんと!メイドインヘブン社、急に国際的になったものである。

女優のライラ・シラーズが俳優のサルファラーズ・カーンと結婚する。
インド通であれば名前を聞けば宗教が判るのだが、ライラは
ヒンドゥー教徒でサルファラーズはイスラム教徒である。
一般的には異教徒同士の結婚は許されないのだが、
ボリウッドをみると映画界には多い。なので、ここは
セレブだから一般社会とは違うと言う事だ。

ライラとサルファラーズを見た感じで言うと、ライラは大女優で
サルファラーズはちょっと下と言う感じ。ライラの方が背も高く、
オーラがある。サルファラーズはパッとしない感じ。

式はライラが全ての段取りを決め、レストランも料理も
全てに最高級を求める。サルファラーズはライラをおだてながら、
次作で夫婦初共演を求めるライラを騙し若手女優との共演を決める。
式の直前でそれがバレたためライラは結婚を破談にすると言い出す。

一方、母親の死期が近づき関係が悪化している事で、
精神的にどん底のカランは博打で大きな借金を抱え、
返済の当てもなくコカインと行きずりの男性に溺れている。
カランは会社のお金を使い込む。タラと金庫番のブルブルは
カランの仕業に激怒するが、金策の当てはない。
仕方なくタラは離婚調停中の夫の母親に頼み込み急場をしのぐ。

このままでは会社に大打撃を被ると考えたタラはライラに、
結婚をしてお金を巻き上げる作戦を授ける。

なんとか結婚式は終わるが・・・・
タラとカランはどうなる??

しかしニースまで社員ほぼ全員でいく必要ないと思うけど。
タラとカランは代表だから当然としても、
カメラマンのカビールは必要、あとは経理全般のブルブルまでか。
アシスタントもやればいいからジャズはいらないな。
それともう一人トランスジェンダーのマヘルもいらないな、
4人行けば十分なのに・・・経費節減じゃない。

あとカランとマヘルは出会い系サイトを利用しており、
(まぁそれは良しとしても)マッチングアプリと言うより、
本当に出会い系で(笑)会ったその日に関係を持ったり、
ゲイ方面の人は数が少ないから、機会を大事にしてるのかな。

インドと言う日本より保守的な国でここまで開放的に、
恋愛(恋愛なしで肉体関係だけか?)を軽く自由に楽しむのは、
ないな・・・と思う。セレブ階級だけの特権か?
またはインパクトが強い方がウケるからか。

インドでは大麻は身近な感じなのだが、コカインは・・・
そんなに出回っているのだろうか?

インドはお堅い国である。
これを観ている人は勘違いしないで欲しい。

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メイド・イン・ヘブン・シーズン2:第3話

2023年09月26日 21時48分59秒 | 映画 / MOVIE

第3話、ハッピーエンド。
密会する熟年の男女。グルシャンとクリティ。こともあろうか
グルシャンの娘とクリティの息子が結婚する事になった。
そう二人は不倫関係にある。

学生時代に二人は恋人同士だったが親に反対されて、
別々の人と結婚していた。運命のいたずら・・・
1年前二人は再開し、焼け木杭には火が付いてしまった。

クリティの息子には1か月前まで別のGFがおり、
まぁ早い話が財産に目当てで鞍替えしたのだった。

結婚式の話し合いの途中でグルシャンとクリティの関係は、
スタッフにバレてしまう。二人は別れを決心するが、
結婚式の前日に! なんと! 駆け落ちする! 爆。

結婚式は中止になるが・・・・
カランはグルシャンに提案する。「あなた方が使いませんか?」
グルシャンは受け入れ、クリティと結婚式を挙げる。

まぁどちらも離婚していないのだけれど。

若い二人の方は破談になり、不倫の両親は駆け落ち(爆)。
ないわぁ・・・・。

今回からヒンディー語の副音声を聞いている。
文法的にも正しいヒンディー語で聞きやすい。
まぁ英単語はけっこう使われているのだけれど。
これも世の中の流れだから仕方ない。

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