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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~アイ・ヘイト・ラヴ・ストーリーズ~

2020年09月30日 22時06分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の作品。
ボリウッド映画が大好きな女性とラブストーリが大嫌いな、
映画アシスタントのラブストーリー。

イムランとソーナムは2013年の「ワンス・アポンアタイム・
イン・ムンバイ・ドバラ」でも共演。

  <ストーリー> 

シムラン(ソーナム・カプール)はボリウッド映画の大ファンで、
映画のラブストーリーのような人生を送っている。
婚約者のラージ(サミール・ダッタニ)は完璧な男性だった。

ジェイ(イムラン・カーン)は恋愛映画の大御所監督の
アシスタントだが愛を信じておらず恋愛映画は大嫌いである。
しかし女性が嫌いと言うわけではないらしく、
映画で得た知識を活用して口説きまくる。

ある日、映画館でジェイはシムランの隣に座り、
口説こうとしたためシムランは怒って席を立つ。
ところがシムランがジェイの会社に就職し再会する。
最初はお互いに反発し合っているが、次第に打ち解け、
打ち解けてきたかと思えば・・・。

一緒に過ごす時間が長い事もあり、
シムランの人生にジェイの占める割合いが増えてくる。
そしてラージではなくジェイを愛している事に気づき、
気持ちを伝えるが・・・ジェイは友達だと言う。

 映画館で初めて会った時に一目惚れしているはずなのに、
 愛は存在しないと言う男には愛ではなかったのか?

告白で関係が変わってしまい、シムランは仕事を辞めて、
ニュージーランドへ行く。シムランがいなくなった後、
ジェイは存在が大きかった事に気づく。そしてロケで、
ニュージーランドへ行った際に、告白するが・・・
シムランは全てを許してくれたラージと結婚するため、
ジェイを拒絶する。

諦めきれないジャイはシムランに嫉妬させるため、
友人と作戦を考え女性に協力を求め、シムランの
いる所で女性との熱いところを見せつける。

シムランはやはりジェイを愛している事をラージに告げ、
ジェイに逢うために新作映画の舞台挨拶へ駆けつけるが、
シムランを諦める事にしたジェイは空港へ向かっていた。
ところが、ジェイの飛行機は遅延し、そこへかかった
母親からの電話、シムランを諦めるなと・・・。

ジェイは舞台挨拶の映画館へ向かい、
シムランに告白する。

 好きになるタイミングがずれてしまったけれど、
 最終的にはハッピーエンド。

 よくあると言えばよくある筋書きではある。
 婚約者のいる女性が他の男性を好きになってしまい、
 その男性と結ばれると言う。そもそも婚約に至るまで、
 恋愛していたのか?と言う事である。
 好きでもない人と婚約するから、こう言う事になるんじゃ?

 ここ半年で150本超のヒンディ語映画を観ており、
 たいたいのパターンは把握している。私は愛を信じてるが、
 言いたい。ワンパターンのラブストーリーは嫌いだ!(笑)

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【インド映画】 ~ジド~

2020年09月29日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品、タイトルはヒンディー語で「意地」。

観る映画は適当にピックアップしているのだが、
2本続けてゴアが舞台だった。
ただゴアの美しい風景や賑やかな様子はあまり出てこず、
ゴアでなけれなならない理由はなかった。

また全体的に雨季だったのか雨のシーンが多かったのだが、
(人工的に雨を降らせていたのかもしれないが)
それでもゴアの熱気やサイケな色彩が全く感じられなかった。
あえてそうしたのかもしれないが、なおさらゴアである
必然性が感じられない。

  <ストーリー> 

ゴアの地元新聞社の記者ロニー(カランビル・シャルマ)が、
編集長のカラン(モハン・カプール)と警察長(ラジーヴ・
サクセナ)から事情を聴かれている。
ロニーが話す事情に沿って物語は進んで行く。

ロニーはカランに勧められゴアの奥にある家を借りる事にした。
長年使っていない幽霊が出そうな雰囲気の家だった。
そこで、家主である老人と娘のマヤ(マンナラ・チョープラ)に会う。

マヤはロニーに恋をする。そして留守宅に忍び来み、
そこで自分の写真がある事に気が付き、ロニーも自分が
好きであると思いこむ。実際は記者であるロニーが風景画と、
一緒に撮影した中の一枚だったのだが。

マヤを可愛いと思っていたロニーはデートに誘う。
そこで前のGFプリヤ(シュラッダー・ダス)の義妹ナンシー
(シーラト・カプール)に会うが、一緒にいる所をマヤが、
見てしまい嫉妬する。帰り道、飲酒運転のロニーは、
スクーターの女性をSUV車で跳ね飛ばし死なせてしまう。
目撃者がいなかった事と生活のためにマヤは逃げようと言う。

翌日、ニュースで死んだのがナンシーだと知りショックを受けるが、
出社すると、そのひき逃げ事件の取材を指示される。
マヤはロニーの車を証拠隠滅のため湖に沈め、盗難届を出させる。

ナンシーの葬式にプリヤもロンドンから駆けつけロニーに、
ひき逃げ犯人の手掛かりを聞く。

ところが、モーゼス検査官(デンジル・スミス)は、
ナンシーひき逃げの車の色はロニーの車と同じグレーで、
ひかれた後で絞殺されていた事。そしてプリヤは
ナンシーが死亡する前にゴアに来ていた事を調べ上げ、
二人が共謀してナンシーの財産を狙ったと推理している。

プリヤの父親はナンシーを連れてプリヤの母と再婚しており、
ナンシー名義の屋敷など財産があった。

マヤはロニーとプリヤが一緒にいる所を見て、
激しく嫉妬しロニーの飼い犬をワニの餌にしてしまう。
ロニーは全てはマヤが嫉妬に狂いやった事だと非難する。
マヤは自殺を図る。

プリヤはナンシーが死んだ夜、ロニーに会っていた事を知り、
ロニーに騙されていたと思いこむ。そしてマヤの家に行くが、
反対に襲われてしまう。マヤはロニーに助けを求めるが、
ロニーが家に到着した際に後ろから殴り倒す。そこに、
モーゼスがやって来てマヤを問い詰めるが、
マヤはモーゼスをも殴り殺してしまう。

目が覚めたロニーはマヤが全てを仕組んだ証拠を見つけるが、
マヤに灯台に連れて行かれる。そこにはプリヤが吊るされており、
ナンシーらを殺したと書かれた遺書が用意されていた。
ロニーはマヤの銃を奪いプリヤを助けるが、
マヤは海に落ちて死んでしまう。

ロニーの話を聞き納得したカランと警察署長は、
逮捕しない事を決めるが、ロニーの回顧が始まる。
全てはロニーとプリヤが仕組んだ、完全犯罪の筋書きだった。
哀れなマヤは全ての罪を背負って死んでしまった。

 犯罪においては被害者がいなくなって一番得をする人物が、
 犯人である確率が高い。この場合モーゼスが目を付けた通り、
 ロニーとプリアの共犯であったのだが、
 他の警察官たちがロニーの作り話にまんまと騙されるとは、
 ゴア警察もボンクラだな。

 いやはや・・・・正義は勝たず悪がのさばってしまった。
 ロニー酷いなぁ~相当な悪人だな。天誅が下ればいいのに、
 と思わずにはいられなかった。

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【インド映画】 ~ドゥム・マロー・ドゥム~

2020年09月28日 22時19分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、タイトルはヒンディー語で「尻尾を叩け!」。

ゴア州の麻薬組織に関係する作品だけど・・・
良く解らんかったわ。
ゴアはその昔ヒッピーの聖地であり、
マリファナ等の麻薬に関してはまぁ普通だったわけだ。
私は2回行っているがそういうビーチやイベントには、
近寄らないので詳しい事は解らない。

  <ストーリー> 

舞台はゴア、サッカーでアメリカ留学を目指すローリー
(プラティーク・バッバー)は資金が足りず合格できなかった。
一方GFのタニ(アナイタ・ナイル)は合格した。
そこでローリーは資金を稼ぐため友人リッキーの誘いに乗り、
ニューヨークへ麻薬の密輸をすることにした。

学生ビザを偽造したローリーは無事に空港のX線検査をパスする。

警官のカマト(アビシェーク・バッチャン)は、
家族のために賄賂を受け取っていたが、5年前、
麻薬中毒者が運転する車によって家族を失った後は、
心を入れ替え麻薬組織を一掃するために働いていた。

麻薬の売人ゾヤ(ビパシャ・バス)はマイケルと言う名の
元締めの下で仕事をしている。カマトはマイケルを追い詰める為に、
リッキーを探すが既に殺されていた。カマトはカンを働かせ、
空港でブラジル人に目をつけリッキーのGFロザンナを見つけ、
そこからローリーを捕まえスーツケースからコカインを見つける。

ゾヤはキャビン・アテンダントになるためにBFのジョキ
(ラナ・ダグバティ)のコネでビスケット
(アディティア・パンチョリ)に取り入ったが、
仕事を得る事と引き換えに麻薬を密輸する事になってしまった。
ゾヤは逮捕され14年の刑を受けるが、免除してもらうために、
ビスケットの女になりジョキとは別れる。

逮捕されたローリーは少年院へ送られる。ジョキはローリーを
救う為カマトと取引をしゾヤからビスケットの情報を得る。
ビスケットはゾヤとジョキの関係を知りゾヤを始末する。

カマトはビスケットの一味を逮捕するが同僚のラネ
(ゴビンド・ナムデオ)によって殺されてしまう。
ラネはビスケットとどっぷり繋がっていた。
ジョキはマイケルが架空の人物である事を突き止め、
ラネをおびき出し始末する。

ビスケットは謎の女性(ロザンナらしい)に殺される。
釈放されたローリーはタニと再会し、
ジョキはカマトとゾヤを回想しつつ去っていく。

 タイトル曲ではディーピカ・パドゥコーンが、
 カメオ出演。

 アビシェークが主人公かと思ったら殺されちゃうし・・・
 ジョキ役のラナ・ダグバティって誰やんねん。
 テルグ語とタミル語映画の俳優らしいが・・・・
 知らんちゅうねん。

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【インド映画】 ~アークロシュ~

2020年09月27日 21時51分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の作品、タイトルはヒンディー語で「怒り」。

コメディでお馴染みのパレシュ・ラワルが演技の幅の広さを見せ、
物語の中心となる悪徳警官を演じており、
冷静沈着なシッダーントと熱血漢のプラタップのコンビ、
この3人の演技が見所。

1988年のハリウッド映画「ミシシッピ・バーニング」の
パクリと言われているが意外にも評判は高い。

  <ストーリー> 

2005年のダシャヘラ祭の夜、ジャハジャハルと言う、
ビハール州の村で3人の医学生が失踪した。手掛かりはなく
政府は中央調査局に命じシッダーント(アクシェイ・カンナー)と
プラタップ(アジェイ・デーブガン)が捜査に当たる事になった。

 

ところが村の警察は署長のアジャットシャトル(パレシュ・ラワル)
以下全員が非協力的で、村人達は警察を恐れて協力を拒んだ。

被害者の車が川底から見つかり、車内にあった携帯電話は、
村長の娘ローシニ(アミタ・パタク)の物だった。
ローシニは3人の医学生の中の一人と恋仲だったが身分が違い、
別の男性との結婚を決められていた。そこでローシニを、
連れ去りに来たのだが見つかって殺されてしまったのだった。

村は村長が支配しており警察もグルである。その上、
田舎にはありがちのカーストによる差別に満ちていた。
暴力団により下部カーストのを襲わせ、
シッダーントとプラタップが来たお蔭で、
差別はあったが平和な暮らしが崩れてしまったと思わせた。
二人は上層部の怒りを買いミッション終了を言い渡された。

プラタップはかつて恋人であったアジャットシャトルの妻、
ギータ(ビパシャ・バス)に協力を求める。
ギータは3人の医学生が警察に捕まった後を目撃していた。
ローシニのBFだけカーストが低かったために、
村長が怒って殴り殺してしまった。目撃者の2人は、
アジャットシャトルが口封じのため撃ち殺した。

ギータの証言により3人の遺体が見つかった。
ギータがプラタップに協力した事を知ったアジャットシャトルは、
ギータ殴り瀕死の重傷を負わせる。

シッダーントとプラタップは村長以下の電話を盗聴し、
CCDカメラで犯罪の様子を録画し逮捕する。
プラタップはアジャットシャトルを床屋で捕らえ、
ギータが受けたように容赦なく殴る。

しかし裁判では最長の懲役が10年、最短で3年であったため、
酷い暴力のを受けた被害者ジャムニア(リーマ・セン)に、
シッダーントは拳銃を渡す。ジャムニアは村長以下を射殺する。

全てが終わりシッダーントとプラタップは村を離れる。
駅のホームにはギータの姿があった。プラタップは、
黙ってギータの荷物を持って列車に乗る。
動き始めた列車に後を追ってギータも乗り込む。

 インドではカーストが異なる結婚は難しく、
 上位者が自分の家族の名誉を守るために、
 下位者を殺してしまう事を名誉殺人と呼んでいる。
 これは家族にとっては名誉を守るための殺人なので、
 よくやったと言われる事であり罪は軽い。

 「ミシシッピ・バーニング」も観なきゃね。
 主役の3人は、いいキャスティングだと思った。
 パレシュ・ラワルは、いつもと全く違った顔で、
 意外と言っては失礼だが好演だった。

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【インド映画】 ~モーサム~

2020年09月26日 22時13分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、タイトルはヒンディー語で「季節」。

舞台となる1992~2002年までの10年間の時代背景として、
インドで起こった暴動(アヨーディア、ムンバイ、カルギル、
アーメダバード)や9.11アメリカ同時多発テロなどが描かれ、
これらの事件の翻弄されていく二人。

9年前だけど・・・シャヒード・カプール当時30歳、
もともと童顔だけど、若い。ちなみに父パンカジも俳優。
ソーナム・カプールはアニル・カプールの長女。
インド映画界は2世が多い。

  <ストーリー> 

1992年のパンジャーブ州マッルコート、
カシミールから脱出したアヤト(ソナム・カプール)と叔母の
乗った馬車が大学教授の息子ハリー(シャヒード・カプール)の
自転車と接触しそうになる。

30歳!?

ある日、ハリーはパンを買いに行き店にいたアヤトを見て、
恋に落ちる。アヤトはイスラム教徒で初対面の時は、
ブルカを被っていたためハリーに気づかれていなかった。

 あれっ? スィク教徒とイスラム教徒っていいの??
 宗教的に問題あると思うけど・・・。

ハリーの姉パモの結婚式の日、ハリーの気持ちが、
アヤトに届いたかに見えた。しかし翌日、
ウッタル・プラデシュ州アヨーディアにあるイスラム教の
バブリー・マスジッドが解体されると言う事件が起こり、
アヤトはムンバイへ逃げる。そしてハリーも、
空軍に入隊しマッルコートを去る。

7年後の1999年、スコットランドのエジンバラ。
空軍から派遣されたハリーとアヤトは再会する。
アヤトは1993年のムンバイ爆破事件で親戚を失い、
叔母と一緒にエジンバラに引っ越していた。

ハリーがアヤトの家族を訪ね結婚の申込をする日、
カルギル紛争が起きハリーはインドへ呼び戻される。
再び時代に翻弄される二人。

ハリーは姉夫婦にエジンバラのアヤトの元に向かってもらう。
入れ違いにアヤトは叔母と共にマッルコートへ戻るが、
滞在中にハリーとは連絡がつかなかった。アヤトはラッジョに
手紙を託すが昔ハリーに片思いしていた彼女は手紙を燃やしてしまう。

ハリーは戦隊を率いてカルギルに向かい任務は完了したが、
機体の故障により左腕に重傷を負う。
2カ月後、ハリーは姉の出産に伴いスイスに滞在していた。
ハリーはアヤトを探しに行きューヨークに行ったと言う情報を得る。

2年後の2011年、ハリーは左腕のリハビリをしてる。
ニューヨーク同時多発テロが起こり、
危険を感じた叔母に呼ばれアヤトは友人アクラムとその子供と共に、
スイス経由でインドのアーメダバードへ向かう事にする。

列車の中でアヤトとアクラムと子供の3人を見たハリーは、
アヤトが結婚して家庭を持ったと思いこみ諦める事にする。

2002年、アーメダバード。
アヤトの叔母はアヤトにアクラムとの結婚を勧め、
アヤトもハリーを忘れようと決めるが、
その時、反ムスリム暴動が起き、ハリーとアヤトは再会する。

そして、子供の子供の泣き声を聞き、
女の子を助けようとしたハリーの左手が動く。

空軍に戻ったハリーはアヤトと結婚し、
助けた女の子の手を引く。そしてアヤトのお腹には子供がいる。

 事実は小説より奇なり。と言うが、
 実際、これほどまでに時代に翻弄される事は・・・・。 
 ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の禁断の愛を描いた映画は、 
 「ボンベイ」に代表されるように結構あるが、
 スィク教徒とイスラム教徒は珍しい。
 まぁハッピー・エンドで良かったね。

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【インド映画】 ~ハルチュル~

2020年09月25日 22時19分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルはヒンディー語で「騒動」。

ある村で権力を持つ二つの家同士、
お互いの根底にある恨みつらみが発端で、
巻き起こる騒動を描いている。

  <ストーリー> 

ある村で裕福な暮らしを送るアンガーチャンド
(アムリッシュ・プリ)には4人の息子がいた。
長男バリ(ジャッキー・シェロフ)、次男キシャーン
(パレシュ・ラワル)、三男シャクティ(アルバーズ・
カーン)、四男ジャイ(アクシェイ・カンナー)。
家の門には「女性には財産を与えない。」と書いた看板が、
掲げられている。

法学部に通うアンジャリ(カリーナ・カプール)は、
州の内務大臣との結婚が決まったために、
祖母ラクシュミー(ラクシュミー)の待つ家に戻るが、
アンガーチャンドの横槍で破談になり大学に戻る。
すると学内にジャイが新聞をまき、
全員に知られる事となってしまっていた。

ショックを受けて家に戻ったアンジャリ、
仕返しをしようとする家族を祖母ラクシュミが止め、
アンジャリに知恵をつける。ジャイを色仕掛けで誘惑し、
アンガーチャンド家に亀裂を入れると言う作戦だった。

作戦に乗ったフリをするジャイだったが、ある日、
アンジャリをバイクに乗せている所をアンジャリの
叔父ヴィール(スニール・シェッティ)が見てしまい、
勘違いしてジャイを殴ってしまう。アンジャリは、
全ては祖母が立てた作戦であると話す。

ヴィールはアンジャリの母親とアンガーチャンドの
長男バリとの事を聞かせる。二人は結婚を約束した
仲だったが祖母が反対し、祖父がバリを撃った。
そしてアンジャリの母親を別の男性と結婚させた。
怒ったアンガーチャンドは祖父を殺し14年間服役し、
出所した後、女性に財産を与えないと言う看板を掲げ、
4人の息子に結婚を禁じたのだった。

ジャイの3人の兄が大学に復讐にやって来たため、
アンジャリはジャイに全てが芝居であったと話し、
ジャイも芝居だった事を話すが・・・・。

 またまた出た。芝居から本気になる筋書!!

行く末を案じたアンジャリは大学から姿を消す、
ジャイはアンジャリを追って地元へ戻る。
二人は結婚しようとするがジャイの家族は許さない。
しかし次男のキシャーンが隠れて家庭を持っていた事が、
発覚しジャイは希望を持つが、二人とも追い出されてしまう。

全てを失ったジャイはアンジャリの家に行き愛を確認するが、
アンジャリの家族が許すはずはなかった。
大急ぎでアンジャリを弁護士の息子と結婚させようとする。
そしてジャイを殺し屋に襲わせるが、兄達が助けに来る。
兄達はそこで初めてジャイとアンジャリの事を知る。

祖母のラクシュミは一芝居うち、アンガーチャンドを、
結婚式に招待する。叔父のヴィールの手引きにより、
ジャイは結婚式に忍び込み新郎になりすまして席に着く。
儀式が進み最後に新郎が新婦の首に結婚の印のネックレスを
かける場面、兄達が父親を代弁しジャイはネックレスをかける。

アンガーチャンドは式場から自宅までの道のりで、
考えていた。自宅に着いたアンガーチャンドは、
「女性には財産を与えない。」と書いた看板を捨てる。

 アンガーチャンド家の長は父親、家族はみんな従うと言う考え。
 一方ラクシュミ家は祖母に従う考え。両家とも長を恐れている。
 尊敬もしているんだろうけれど、恐れていると言う感じ。
 次男のキシャーンが家族を持っていた事がバレても、
 シラを切りとおすところが面白くも哀れだった。

 ジャイが父親の祝福なしでは結婚できない、と言うのも、
 ここまで来て最後の最後で~と思った。

 ヒンドゥー教徒の結婚成立には諸説あって、
 地域的な物かもしれないけれど、
 花輪(レイ)の交換をもって、聖なる火の回りを7回周ったら、
 今回の様にネックレス(マンガル・スートラ)を
 新郎が新婦にかけたら、などある。
 一番多いのは聖なる火の回りを~かな。

 マンガル・スートラをかける場面で、マンガル・スートラを
 かけさせないようにするために、取りあいになるんだけど、
 コメディチックにする必要があったのか?と思った。

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【インド映画】 ~シャーディー・カルケ・ファース・ガヤー・ヤール~

2020年09月24日 22時19分59秒 | 映画 / MOVIE

2002年の作品、タイトルはヒンディー語で
「結婚して捕われた」。

タイトルから解るように普通のラブストーリーではなく、
結婚後に起こる家庭内の問題を描いた珍しい作品。

  <ストーリー> 

アヤーン(サルマン・カーン)は祖母、母親と兄夫婦、
妹、弟と暮らしている。ある日、モデルのアハナ
(シルパ・シェッティ)に出会い恋に落ちる。

アハナは車の修理をアヤーンの工場に依頼するが、
車に日記を忘れる。アヤーンは日記を読み、
アハナの好みを把握しデートに誘う。

お互いに挽かれあい結婚する事にする。(早い!!)

しかしモデルのアハナの家庭はセレブ階級であり、
アヤーンは車の修理工場で働く労働者階級であるため、
特に両家の母親の心の中には歓迎できない気持ちがある。

二人はロンドンに新婚旅行に行きアハナが家族のために買った、
お土産が高価すぎるとアヤーンの母親が受け取りを拒否し、
家族のみんなにも返却させる。

姑と合わないアハナは別居を希望するが、
長男であるアヤーンは考え方が古く、
嫁ぎ先のしきたりに従うように考えを変えろと言う。
そしてアハナの妊娠が解った時も二人の考え方には、
かなりの違いがあった。結局、流産してしまうが。

様々な問題を乗り越えて迎えたアハナの誕生日、
アハナはベッドの下に隠してあった自分の日記を発見する。
アヤーンが自分と結婚したいがために、
日記を読んで仕組んでいた事を知ってしまう。

パーティーの席でそれを暴露したアハナにアヤーンは、
平手打ちを食らわせてしまい、両家の間で大問題となる。
再びアハナの妊娠がわかる・・・・・。
離婚と中絶か、アヤーンの家に戻りしきたりに従うか・・・。

この問題は裁判になり、1年間の冷却期間を置き、
その間に結論を出すと言う判決が下された。しかもアヤーンの
申し出により、その間、お腹の子供の保護のため、
アヤーンはアハナの家に住むことが認められた。

アヤーンと警官がアハナの家に同居すると言う生活が始まり、
アヤーンはいちいち口うるさく付きまとう。
予定日より早くアハナは女の子を出産すると、
アヤーン一家はそのまま子供を連れ去ろうとする。

そして母乳を与えるためにアハナを自分の家に連れて行く。
2カ月後、離婚が成立しアヤーンはもはや用済みと
アハナを追い出そうとする。アハナは迎えに来た両親と
家を出て行くが、途中で思いなおして子供の元へ戻る。
そしてアヤーンとアハナは、やり直すことにする。

 うぅぅ・・・・・・・ん、しっくりこないなぁ。
 子はかすがい、なのかもしれないけど、
 災い転じて福となす、なのかもしれないけど。

 日記を見た事は不問になっちゃったし、
 あんなに考え方が違う家庭だって解ってたのに、
 子供のためにやり直そうって思うのが解らん。 
 子供の事で更にもめると思うけどね。

 18年前の映画だから、やっぱり考え方が古いなぁ。
 特にインドでは結婚は当人の問題ではなく、
 家族間の問題だからなぁ・・・・

 子供をめぐってのアヤーンの行動にはアハナへの
 愛や尊敬や思いやりは全く感じられなかったし、
 自分さえ良ければと言う、この男の本性を見たと思ったけど。

 ジャイ・ホーのサルマンが善人だっただけに、
 次に観たこの映画は、役柄だと解っていても腹立たしかった。

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【インド映画】 ~ジャイ・ホー~

2020年09月23日 22時05分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品、タイトルはヒンディー語で「勝利」。
2006年のテルグ語映画「スターリン」リメイク版で、
2000年のハリウッド映画「Pay It Forward」に基づいている。

劇中で主人公ジャイが自分の受けた善意を第3者に返す、
と言う事を実践するように話すシーンがある。
サンキューと言った相手に「感謝の言葉は必要ない、
世界を変えるためにその気持ちを3人に返せばいい。」と。

少しづつ、その行為が広がって行く。
サルマン・カーンはこう言う正義感の強い役柄が似合うが、
実は・・・良い人を演じるのが上手い。

  <ストーリー> 

サルマン・カーン演じるジャイは陸軍少佐だったが、
テロリストから人質を救う際、命令違反を犯し休職中で、
困っている市民を救う正義の味方である。

ある日、両手に障害がある女学生スマンは試験の日、
いつも筆記を手伝ってくれる兄が交通渋滞のため間に合わず、
誰も手を貸してくれなかった事で悲観して自殺していまう。
渋滞の原因は内務大臣の娘の車を優先して通すためだった。
兄は警察に内務大臣の娘宛の被害届を出すが、
握りつぶされた上に殺されてしまう。

ジャイは正義感が強いあまりにキレやすくしかもやり過ぎる。
物乞いの少女に怪我をさせたセレブな男性を痛めつけてしまう。
恨みを買ったジャイは政治的な圧力から警察に捕まってしまう。

次にジャイの母親がトラックで襲われる。そして姉ギータ
(タブー)に内務大臣の娘から脅迫電話が入る。

身の危険を感じたギータはジャイと一緒に謝罪しに行くが、
国務大臣は自分の息子にジャイを殴らせながら、
今まで行って来た事を話し出す。
ジャイが任務に当たったテロリストとの抗争、
スマンの自殺と兄の殺害。それを聞いたジャイはキレて暴れる。

国務大臣は息子にギータとジャイの甥を誘拐させるが、
ジャイは甥を取り戻す過程で息子を転落死させてしまう。
国務大臣は州知事に経緯を話しジャイを陥れようとするが、
州知事はジャイの広めている運動の事を知り、
間を取り持とうとする。しかし国務大臣は州知事を殺害し、
その罪をジャイに擦り付けようとTVに出演する。

ジャイは負傷した州知事を連れて逃げるが追手がやって来たため、
州知事を病院に運ぶよう指示し戦う。そこへ警察もやって来るが、
汚職警官の中に一人善意の警官がおりジャイを助ける。
さらに国務大臣の息子と娘までやって来る。

最終的に息子とジャイの一騎打ちとなるが、
何故か二人とも上半身裸になり肉体を見せる。
ジャイが息子を倒した時、息子の携帯に国務大臣から、
電話が入る。負傷したジャイは善意のオートリクシャーに
拾われたが・・・そこに!なんと~!
かつての部下カウル大尉(スニール・シェッティ)が・・・
戦車で現れる~。そしてジェイを病院へ運ぶ。

病院では州知事が国務大臣の悪事を暴く。
回復したジャイは民衆に迎えられる。

典型的なサルマンの映画と言う感じ。
良い人オーラを前面に出し、アクション全開、
踊りもいっぱい、隣人のピンキーとのロマンスもあり。

最後の格闘シーンも水戸黄門同様、お決まりであるが、
戦車で登場って(爆)無茶するなぁ。

この善意の運動がインド全土に広がれば、
良い国になるのにぁ・・・・
と思うのは私だけではないだろう。

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【インド映画】 ~キトネー・ドゥール・キトネー・パース~

2020年09月22日 22時10分59秒 | 映画 / MOVIE

2002年の作品、タイトルはヒンディー語で
「こんなに遠く、こんなに近く」。
主演はファルディーン・カーンなんだけど、この時代には、
かなり売れまくっていたようで出演作品が多い。
このまま行ってたら3カーン(シャー・ルク、サルマン、
アーミル)じゃなく4カーンだったんじゃないか?
と思うのだが(イルファンもいるが・・・)、
今では見る影もないほど残念な姿になってしまっている。

私も決して嫌いじゃない顔・・・。(笑)

  <ストーリー> 

舞台はグジャラート州、パテル夫妻は娘のジャヤ
(ソナリ・クルカルニ)の結婚相手の家を訪ねる。
当事者ジャティン(ファルディーン・カーン)は不在で、
親同士が決めた結婚らしい。

所変わってアメリカ。結婚のためにインドへ帰る事にした、
ジャティンは結婚相手のために指輪を買いに行く。
カリシュマ(アムリタ・アローラ)は衣装をオーダーしに、
ショッピングモールに行っており、二人はぶつかった拍子に、
携帯電話を落とし取り違えてしまう。

携帯電話を交換するためにジャティンは空港へカリシュマを呼ぶ。
ところが二人は同じフライトでインドへ帰るところだった。
カリシュマはニメッシュ(アユブ・カーン)と結婚する予定だった。

デリーに到着した所、グジャラートへ行くフライトが遅延しており、
仕方なくタクシーで(!?)行く事になってしまった。
ところが先客が・・・・カリシュマだった。

二人は性格の違いからモメながらグジャラート州へ向かうが、
途中で運転手が喧嘩して警察沙汰になり、バスで向かう事になる。
そこでお互い親同士が決めた結婚をするために帰国した事が判る。

 2000年初頭じゃこのような親が決めた結婚が主流、
 当事者同士会った事もないのに・・・・。
 まぁグジャラート州の田舎じゃ仕方ないか。
 でもなぁ・・:二人ともアメリカ帰りなのに・・・
 何とも思わないのが不思議だわ。納得いかない。

次第に打ち解けて行く二人。途中で出会った
結婚式の一行に招かれ見ず知らずの他人の式に参列するが、
二人は新婚カップルだと思われてしまい芝居をする。

 でたでた・・・芝居していて本気になるパターン。

そしてグジャラート州に着いて別々の道を行く。
お互いに気になっているけれど、結婚も決まってるし・・・。

ジャティンの家ではジャヤとジャヤの両親も待っていた。
そこへカリシュマが結婚式の招待状を持って訪ねて来る。
なんとカリシュマはジャヤの親友だった。
驚くジャティンとカリシュマだが初対面のふりをする。
しかし二人はお互いを愛し始めていた。

カリシュマの母親はカリシュマの気持ちに気づくが、
ここはアメリカではない、インドのしきたりに従うよう説く。
ジャティンの母親も気づきジャティンに問う。ジャティンは、
カリシュマを呼び出し気持ちを伝えるが、カリシュマは、
結婚式は進んでおり両親に背く事は出来ないと言う。

カリシュマの父親は反対するのかと思っていたが、
本人の意思を尊重するいい父親だった。カリシュマは、
自分の愛を犠牲にしても家を守る事を告げる。

結婚式当日、なんと双方の式場が向い合せ(笑)。
カリシュマの方の式場の調理場より火災が発生し、
逃げ遅れたカリシュマを置いて逃げ出すニメッシュ。
ジャティンが助けに行く。それを見た一同。

カリシュマの父親は神様が正しい結婚を導いてくれたと語り、
二人の愛を知ったジャヤとその両親も二人の結婚を認める。
めだたし、めだたし。

 アメリカ帰りの2人がデリーからラジャスタン州を通って、 
 グジャラート州へ辿り着くんだけど、アメリカ生まれの
 ジャティンがインドを知らない所がおかしかった。

 ジャヤの家族のアメリカへの憧れ加減が度を越していた。
 使い慣れない英語を使おうとしてわけわからなくなったり、
 何かにつけアメリカ、アメリカと言っていた。

 インド映画の定番中の定番の一つではあるが、
 愛する人がいるにもかかわらず親の決めた相手と
 結婚しなければならない・・・・と言う筋書き。
 愛する人がいなければ結婚後に愛が芽生える事もあろうが。
 本人より家が大事、これがインドの伝統やしきたりであれば、
 くたばってしまえっ!アーメン!である。

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【インド映画】 ~ノックアウト~

2020年09月21日 22時13分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の作品で、コリン・ファレル、キーファー・サザーランド、
フォレスト・ウィテカー出演の2003年公開のハリウッド映画、
「フォンブース 」のパクリ・・・さすがインド。
狙撃手によって電話ボックスに追い込まれた男の話である。

偶然にもイルファン・カーンの出演作品が見つかった。

  <ストーリー> 

政治家のバプーバーイ(グルシャン・グローバー)が、
スイスの銀行に裏金を送金させるシーンから始まる。

続いて銀行家のトニー(イルファン・カーン)が出勤する。
高層ビルの一室:標的に向けライフルをセットする謎の男
(サンジェイ・ダット)。

トニーは途中の公衆電話から仕事の電話をかける。
電話を切って外に出ようとしたところ、
電話が鳴り反射的に受話器を取る。
相手は電話を切ったら命はないと脅迫する。
単なるいたずらと思ったトニーが電話を切ろうとすると、
銃弾が飛んできて正確に狙っている事に恐怖を感じる。

狙撃手はトニーの事を調べており、
妻や浮気相手に電話させたり、賄賂をもらっている事などを、
あからさまに伝える。

途中、何かの取引でやって来た男がトニーに拳銃を向けると、
狙撃手はその男を射殺する。
周囲は騒然となり警察とTV局がやってくる。

レポーターのニディ(カンガナ・ラナウト)は現場の状況を把握し、
狙撃手の位置を割り出し警察ヴィクラム(スシャント・シン)に告げる。

狙撃手はトニーが得た裏金を政府の口座に返金するように要求する。
ヴィクラムはニディから得た情報のビルの部屋へやってくるが、
狙撃手は逃げた後だった。

そして別の場所にたどり着いた狙撃手はトニーに指示を出す。
まずニディとTVカメラを電話ブースに呼び、
トニーにダンスを踊るように指示を出す。
そして家族にメッセージを話すように言う。

次にトニーの車に積んである裏金を、
公衆の面前にさらすよう指示する。
バプーバーイは裏金の事をトニーから暴露される事を恐れ、
電話ブースを襲わせるが狙撃手が助ける。要求を問うトニーに、
スイス銀行にある全ての裏金を要求する。

バプーバーイは警察の上層部を通しヴィクラムにトニーを、
エンカウンター・キリングで始末するように指示する。
しかしヴィクラムが断ったためエンカウンター・キリングの
スペシャリストのランヴィールが登場し、
ヴィクラムは始末されてしまう。

狙撃手の居場所はランヴィールによって突き止められ、
格闘の末、狙撃手は負傷するが助かる。そこへ駆けつけた、
ニディに狙撃手は顔を見せずに自分は愛国者であると告げる。
狙撃手はトニーへ後は自分で考えろと告げ通信を終える。

トニーはスイス銀行の口座から全ての裏金を、
政府の口座へ送金し英雄となる。

最後のシーン、狙撃手は諜報局の長官の
ヴィール・ヴィジェイ・シンだった事が判る。

 オリジナルのフォンブースは観ていないので、
 何とも言えないのだが・・・・
 狙撃手が諜報局の長官だったとは・・・
 最初から狙撃手は顔が判るのだが、
 どう言うバックボーンの人なのか?は判らない。
 目的は何なのか?はだんだん判ってくるのだけれど。

 フォンブースも機会があれば観ようと思う。

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【インド映画】 ~イエ・ラムヘー・ジュダーイ・ケ~

2020年09月20日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

1992年に新人であったシャー・ルク・カーンと
ラビーナ・テンドンの共演の「魔法」と言うタイトルで
1994年公開予定で撮影が始まったが行き詰まり、
ストーリーが変わって「別れの瞬間」と言うタイトルで
俳優も変わり2004年に公開されたらしい。

史上最悪の映画の一つ・・・と言われてる。
まずSRKの声がオカシイ・・・と思ったら吹き替えらしい。
前半部分の展開が退屈だなぁと思ってたら、
後半はさらにシーンのつながりもおかしい。

撮影してあったシーンを使いまわして編集してあるし、
強引すぎるほどのストーリー展開。
無理してまで10年後に公開する必要はなかったと思う。

マジで本当に全てが酷い・・・・笑っちゃうくらい。
その酷さを確認したい人以外は観ない方が良い。

  <ストーリー> 

少年時代のデュシャントの夢は歌手になる事だった。
近所に住むジャヤは裕福だったため、
お金がないデュシャントの夢を叶えようと父親に頼む。

10年後・・・・デュシャント(シャー・ルク・カーン)は、
スター歌手になり地元に凱旋して来る。

すると幼馴染のスジート(モニシュ・ベル)と
ニーシャ(ナヴニート・ニシャン)が近づいてくる。
ニーシャは色仕掛けでデュシャントに迫り、
デュシャントに結婚を約束させる。

ニーシャの父親カムレーシュ(アブタル・ギル)は、
デュシャントのレコードを出す事を計画するが
デュシャントの代理人キランに断られる。

デュシャントはジャヤ(ラビーナ・テンドン)と愛し合っていたが、
歌手になるためにお金を借りていたため、それを返す。

ニーシャの父親はジャヤからそのお金を奪い殺してしまう。
捜査のためにラフル(アミット・クマール)がやってくる。

 ここから何故かラフルとジャヤの姉シータル
(ラシュミ・デサイ)のラブストリーが展開される・・・。
続いてニーシャ、スジートが殺され、
そしてニーシャの父親までもが殺されてしまう。

自宅に帰ったシータルは父親の所有物から、
手袋とロープを発見する。そこに警察がやって来て、
父親を逮捕する・・・・。

 ジャヤを殺された父親の復讐って事なんだろうけど、
 最後の20分位でバタバタと立て続けに殺人が起き、
 犯人逮捕・・・・。酷すぎるな、こりゃ。

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【インド映画】 ~カマール・ダマール・マラマール~

2020年09月19日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2012年の作品、タイトルはヒンディー語で
「奇跡、 騒動、大金」。

ヒンディー語の詩や歌詞などは韻を踏む事が多く見られ、
このタイトルの様に語尾が語呂合わせの様になる。

当時シュレヤス・タルパデは36歳、オーム・プリ、
パレーシュ・ラワル、ナナ・パテカールの3人は同世代で
60歳前後なのに、ナナがオームの息子でシュレヤスと兄弟。
またまた無茶するなぁ。

  <ストーリー> 

ジョニー(シュレヤス・タルパデ)はデイビッド(オーム・プリ)の、
息子で地元の暴力団のボス:ピーター(パレーシュ・ラワル)の
娘マリア(マドゥーリマ)と恋人同士である。

 舞台はウッタル・プラデシュ州のようだが、村人の名前から、
 住人のほとんどがキリスト教徒らしい事が判る。

ところがピーターは二人の交際を良く思っておらず、
ジョニーを手下に襲わせる。
ジョニーの家は農家だが手伝いもせず、
大金をゲットするために毎週宝くじを買っている。
しかもそのお金をマリアからもらっていると言うダメ男だ。

ある夜、ジョニーは井戸の中に転落していた男カルー
(ナナ・パテカール)を救出する。
カルーは寡黙で食事を食べる以外は脳がないようだったが、
ジョニーが商店街でピーターの手下に襲われた時に助け、
それを見た人がジョニーの兄で村を出て行ったサムだと言う。
ジョニーはカルーをサムだとして家族に経緯を話す。

 兄弟?

カルーは家族として同居し農業を手伝うようになり、
収入も増えて行った。ある日、マリアに縁談が持ち上がり
ジョニーとマリアは婚姻届けを提出しようとする。
そこにカルーの過去を知る人物が現れ、
カルーはレイプ殺人の犯人で危険人物だと教える。

ジョニーは家族にカルーがサムではなく危険人物だと話すが、
全く信用してもらえず家から追い出されてしまう。
ジョニーは教会で雇ってもらい実家の隣にあばら家を建てて、
住みながらカルーを殺すチャンスを狙う。

牧師がマリアとジョニーは愛し合っているので、
結婚を許すようにピーターに話す。するとピーターは、
盗まれた黄金の十字架を見つければ、と言う条件を出す。

ある夜、カルーは家族が出かけたすきに家に火をつけるが、
みんなはジョニーがやったと思っていたため、
失望したジョニーは自殺しようと遺書を書き始める。
そこへカルーが一人の男と共に現れ、
焼け跡となった家の下から金の十字架を掘り出す。

カルーは盗んだ十字架を地中に隠しておいたのだが、
刑務所に入っていたため掘り出せなかったのだった。
ところが実際にレイプ殺人を犯したのはカルーではなく、
一緒に来た男の方だった。カルーはその男を倒し、
十字架を独り占めしようとしたが井戸に落ちてしまう。
ジョニーはカルーを助けてる代わりに十字架を返すように言う。

カルーは十字架を残して去っていく。十字架を持ち帰った
ジョニーだが泥棒の濡れ衣を着せられる。
そこへカルーが現れ自分が盗んだと告白する。
ジョニーはカルーが殺してしまった男が盗んだ事にし、
カルーを救う。ピーターも二人の結婚を許す。

 ジョニーは自業自得とは言え可哀そうなくらい
 家族からも全く信用されていなかった。
 それなのにマリアが愛していたのは不思議だった。

 小さい村なので地元の暴力団と言っても、
 多少の乱暴はしても武器を使ったり、
 命を取るほどの事もなく平和的だった。
 キリスト教徒だからか?
 また警察官が一人も出てこないと言うのも珍しく、
 それもまた平和な村だからこそか。

 ウッタル・プラデシュ州にキリスト教徒の村が存在するのか、
 解らないけど、まぁ架空であろう。
 東北地方やゴア州なら考えられるけど。

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今日のカレー(No.414) ~ココ・イチバンヤ~(グルガオン)

2020年09月18日 21時32分59秒 | カレー / CURRY

今春に予定されていたオープンがコロナ渦で延びていたのだが、
厳しい状況下でオープンした噂のココイチである。
ます言っておくが私の周りでココイチの成功を予想した人は一人もいない。
日本式カレーがインドで通用するのか?

何でもそうだがマーケティングは大切である。
開店する場所、ターゲットとする客層、客数、価格、メニュー・・・。

インドにカレーと言う食べ物はない、と聞いた事もあるだろう
タミル語の食べ物と言う単語がカリである。
つまりインドの食事は全てカリであるのだ。

日本式のカレーはイギリス式のカレーである。
インド料理では日本式カレーでは当たり前である小麦粉は使わない。
そこが最大の違いである。

つまり日本式(イギリス式)カレーはインドのカレーではない。
インド人は保守的なので知らない物に対する飛びつきは弱い。
特に食は受け入れてもらうのが難しい。

私はカレー好きなわけではなくインド好きなので、
日本でも日本式や欧風カレー屋には行かない。
ココイチも記憶がないほど昔に一回行ったきりである。

インドではビーフとポークは一般的に食べられていない。
なのでメニューにあるのはチキンとシーフードである。

日本以外で使われているベジタリアンカレーをベースにしているそうだ。
日本でもトッピングすると1000円前後になる。
大多数がランチは手弁当と言うインド人である。
その辺のコストパフォーマンスを考えても、
1食に600Rs使える人がどれだけいるのか?
メニューはカレーだけである。日本人でも毎日行くだろうか?

これはサイバーHUB内の中央通路にあった看板である。
噂によると開店時は行列ができていたが、最近は・・・
だそうである。行ったのは平日のランチタイムだ。

            

住 所:Unit 112, First Floor, Cyber Hub,DLF Cyber City,
                  Gurgaon, haryana      
電 話:91-124-6080302
予 算:500Rs~

<食したメニュー>

シーフードカレー 3辛 495Rs(約705円)
サービス料10%、税金5%別途で572Rs(約815円)

<店内の雰囲気>

入店したのは昼の12:30、先客は日本人男性1人×2席。
噂には聞いていたがソーシャルディスタンスを取るまでもなく、
ガラガラだった。私の後で日本人とインド人のグループが、
2組やって来たのみ。寂しい限りであった。

<感想と評価>

日本でもいつ行ったのか?覚えてないほど昔である。
インドと日本との違い?は解らなかった。

まず見た目である。おおっ!うまそう!
・・・・とは思えなかった。
期待はしていなかったけれど。

いつも言う事だが私は米処の新潟県出身である。
他の日本食屋でも思うのだがご飯もので米がダメだったら、
おかずなども美味しく感じられないのである。
米はインドで入手できる日本風の米の中でも、
中程度より上ではないだろう。風味も粘りもない。
残念ながらカレーも美味しく感じられなかった。

シーフードはイカ、海老、魚。当然冷凍のシーフードミックスだ。
辛さはミディアムの3辛を選択したが思ったより辛かったが、
スパイス感はない。インド人には、なんじゃこりゃ?だろう。
日本のカレーには五臓六腑に染み渡るような深みがないのだ。
物足りない。悪いけどゴルフの後に行く会場の方が旨い。

このご時世で頑張っている同胞にエールを贈りたい、
とは思うのだがお金を払っている以上、
感動までは感じられなくても対価に見合う物は欲しい。
食べ終わって思った。同じ値段ならインドカレーが食べたい。

 評価は○(・・・・・。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

コメント (7)
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【インド映画】 ~ディーワンギー~

2020年09月17日 21時58分59秒 | 映画 / MOVIE

2002年の作品、タイトルはヒンディー語で「狂気」。
リチャード・ギア主演の1996年公開のハリウッド映画
「真実の行方」に基づいている。2003年にタミル語映画
「カダルキルカン」としてリメイクされている。

こういう狂人の演技はシャー・ルク・カーンかと思っていたが、
なかなかどうしてアジェイも良かったわ。

  <ストーリー> 

若き敏腕弁護士ラージ(アクシェイ・カンナ)は、
音楽界の大御所アシュウィン(ヴィジェンドラ・ガトゲ)の
パーティに出席し、歌手のサルガム(ウルミラ・マトンドカール)を
見て惹かれる。紹介されるとラージの母親も気に入った様子。

しかし翌日、アシュウィンは自宅で惨殺されてしまう。
駆けつけた警察は現場から逃走する男を発見し逮捕する。
男はタラン(アジェイ・デーブガン)と言い、
サルガムの幼馴染であり音楽を教えた先生だった。
サルガムはラージにタランは殺人などできる人間ではないと話し、
弁護を依頼する。

タランに面会したラージはタランの様子から、
精神障害を疑い医師に定期的なカウンセリングを依頼する。

一方、ラージの母親はサルガムとラージを結婚させようと、
部屋をサルガムの写真とCDで飾りサルガムを家に呼ぶ。
ラージは音楽など聴いた事がないのでサルガムの質問に
答えられなかったが、次第にいい関係になって行く。

裁判で原告側の弁護士からタランの楽曲が他の音楽家の名前で、
サルガムに提供されタランがお金を受け取っていた事が判る。
それを指示していたのはアシュウィンだった。アシュウィンは、
次からはタランの名前を出すと約束したが反故にしていた。
その恨みではないか?と言うのが原告側の主張である。

ラージはパーティの夜、アシュウィンがサルガムを襲い、
それをアシュウィンの妻が発見した事で未遂には終わったが、
タランもそれを目撃していた事を知る。

ある日、医師と面談していたタランに別の人格が現れる。
純朴なタランとは正反対の人格はランジートと言い、
タランの兄のような存在だった。

法廷で原告側の弁護士の尋問に対してランジートが現れた事で、
タランは精神障害(多重人格)と判断され無罪となった。
ラージは自由の身になったタランが無罪になるために、
多重人格者を演じていた事を知り呆然となる。
勝訴を勝ち取ったラージだが罪の意識にとらわれしまう。

それでもサルガムはタランを信じており(何故だ?)、
ラージにタランを信じるようにと言う。
タルンは精神病院の医師たちに善人の演技をし味方につけ、
音楽業界への推薦を取り付ける。

退院したタルンはサルガムの家を訪ねるが不在で、
対応した女性に暴力をふるう。そこへサルガムが帰宅し、
惨劇を目撃するが、俺を愛しているか?と聞かれ、
恐怖のあまりに愛していると答える。

ラージは警察と協力しタランを捕まえようとするが、
タランはサルガムを誘拐し一緒に逃げようとする。
サルガムはラージに居場所を連絡し、ラージを愛しており、
タランを愛した事はないと告げる。

駆けつけたラージとタランは撃ちあいになり、
タランは河に落下するが遺体は見つからなかった。

数カ月後、ヨーロッパに新婚旅行に来たラージとサルガム。
ここにタランが作曲した歌が聞こえてくる・・・・。

 基本的にインド映画の場合、滝つぼや河、海、崖下、
 谷底に落下した場合は、ほとんど生きている。
 この場合も生きていると予想できる。

 多重人格を装っていて精神科医が何人も騙されるって、
 ・・・どうなんだ、インドの医療は。

 タランがアシュウィンを殺害した理由を何人もが知っていた、
 にもかかわらず誰も言わないって、どうなんだ・・・。
 天地神明に誓って真実のみを答えます、ってないんだな。
 もっとも知っている事を言わない、真実を言わない、
 違っている事を言う、のは罪ではない。
 と思ってるのがインド人である。

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【インド映画】 ~ミスター・ヤー・ミス~

2020年09月16日 21時54分59秒 | 映画 / MOVIE

2005年の作品、タイトルは「男性か?女性か?」。
修羅場の果てに殺されてしまったプレイボーイが、
女性として生まれ変わって巻き起こすコメディ。
生まれ変わった後のサンジャナ(アンタラ・マリ)が、
男性の仕草や表情を臭いほど見事に演じており、
超~笑えた。続編もあるらしく期待しちゃうな。

  <ストーリー> 

広告代理店で働くサンジェイ(アフタブ・シブダサニ)は、
プレイボーイでたくさんの女性と付き合っている。
ある日、ラブリーン(ヴィディヤ・ダッタ)の家に行った時、
別の2人の女性に後をつけられ修羅場となり、
逆上したラブリーンに殴られて死んでしまう。

天に上ったサンジェイはシヴァ神とパールヴァティ女神に出会い、
地上に戻れるよう懇願する。シヴァ神はシヴラートリの日までに、
女性に対する態度を改め、人生を見つめなおすように言い、
サンジェイを地上に戻した。そしてサンジェイは・・・・
目覚めたら女性の身体になっていた。

仕方なくサンジェイはラブリーンに理由を話し協力してもらい、
姉のサンジャナ(アンタラ・マリ)と名乗り、
同僚のシェカール(リティシュ・デシュムク)の前に現れる。

姿は女性になっても心と頭はサンジェイのままなので、
身のこなしもサンジェイのままで仕事もできる。
サンジャナはGF達にサンジェイの評判を聞くが、
当然のごとく最悪だった。

サンジェイとシェカールは正反対の性格だったが友達だった。
二人は泥酔した夜、一線を越えてしまう。

女性になったサンジェイは商談の相手に口説かれたり、
男性に色目を使われる事で女性でいる事がわずらわしくなり、
ショートヘアーのボーイッシュなスタイルに変身する。

ある日、サンジャナが妊娠した事が発覚し、
シェカールは結婚を決意する。

ところが、サンジェイの死体が見つかると、
ラブリーンはサンジェイを殺した凶器をサンジェイの部屋に置き、
殺人現場にいた二人の女性と口裏を合わせ罪を擦り付ける。
サンジャナは容疑者として逮捕されて有罪となる。

サンジャナはシェカールに事情を話し協力してもらう。
そして凶器がラブリーン物であると言う証言と、
目撃者の二人の証言によりサンジャナの無罪が証明される。
その時サンジャナは陣痛が始まり倒れ込む・・・・。

目覚まし時計のベルで目を覚ますサンジェイ・・・。
全ては夢であった。目覚めたサンジェイは心を入れ替えて、
周りの人々に優しく接し、全ての女性たちに謝罪する。

 全く期待せずに観たが非常に面白かった。
 辻褄の合わない所は神様のいたずらと言う事で。

 商談相手ににじり寄られ戸惑うシーンは、
 プレイボーイ時代のサンジェイが思い浮かび、
 特に笑えた。女性は大変なんです。
 私の知人男性が、その趣味の男性に膝に手を置かれた時に、
 背筋が凍り女性の気持ちが良く解ったと言っていた。

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