第5話は「衝撃」。ここまでの4話を観てきて、
なんだかイマイチと思っていたけど、この5話目は感動!
ニースから戻って来たメイドインヘブン社の一行だったが、
カランとタラは別々のチームを作り仕事をする事になった。
カランはかなり反省し酒とコカインは止め(当然博打も)、
新しいBFのデザイナーと暮らし始めた。
タラは新しいBFの事を離婚調停中の夫サイドに知られ、
慰謝料に問題が生じようとしていた。
さて今回の結婚式は2件。タラの方は、カーストの違いを
乗り越えて結婚しようとしているパラヴィとヴィクラム。
パラヴィは不可触民の出目だがコロンビア大学を卒業し、
NYで人権問題の活動をしている有名人である。
ヴィクラムは弁護士で最上級カーストである。
パラヴィの実績でヴィクラムの家族は結婚を認めたものの、
不可触民との結婚は恥だと思っている。
その差別を乗り越えて二人は結婚するのだが、パラヴィは
ヒンドゥー教から改宗した仏教徒であり、仏式と
ヒンドゥー式での挙式を望んでいたので大問題に。
カランの方は南インド出身で離婚し子供がいるヴィディヤと、
北インド出身で50歳まで独身だったロヒットの結婚式。
ヴィディヤの息子が別れた父親を恋しがっており、
母親の再婚に心を痛めている。カランは自分の母親との関係を重ね、
余計なお世話と思いつつ間に立って関係を修復しようとする。
どちらも上手く行ってめでたし、めでたしである。
カースト問題は根が深く、1つでも違えば結婚はできない。
このように教養を身に着け、社会的な功績を残していても、
不可触民である事の差別はなくならない。
どちらにしてもこの2件は、男性が上位カーストであり、
イスラム教徒であったのでまだ良かった。これが、
女性が上位カーストであったら結婚まで行かなかっただろう。
理由は女性は男性のカーストを引き継ぐからである。
また映画界を観ても女性がイスラム教徒と言うのはかなり少ない。
実際には不可能に近いとは思うけど、
一石を投じた作品である。