カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ビッチュウ~

2020年08月10日 22時01分41秒 | 映画 / MOVIE

2000年公開、タイトルはヒンディー語で「サソリ」。
デオル兄弟の弟ボビーの主演。
1994年のフランス映画レオンのリメイク。
オリジナルは12歳の少女を殺し屋に仕立てていくが、
こちらは若い女性で現実味があった。
当時ボビー31歳、ラーニー・ムケルジー22歳。

  <ストーリー> 

ジーヴァ(ボビー・デオル)は殺し屋である。
サソリをペットにしている。

彼は昔キラン(マライカ・アローラ)と言うGFがいたが、
警官である父親は交際に反対し、ジーヴァの母親と姉妹を
やってもしない売春罪で逮捕し死に追いやった。
キランは父親がした事に罪を感じて自殺してしまう。
ジーヴァはキランの父親を殺し、殺し屋になった。

ジーヴァの隣の部屋に住んでいるバリは麻薬の運び屋をしている。
麻薬部の警察長官デブラージ(アシッシュ・ビデヤルティ)は、
裏で麻薬取引を仕切っており、
バリが麻薬を横流ししていた事を知りバリ家族を惨殺する。

その時、バリの娘キラン(ラーニー・ムケルジー)は、
ジーヴァの部屋にいて難を逃れる。犯人の顔を見たキランは、
警察に電話をかけるがデブラージはキランを始末するために、
手下を差し向ける。

ジーヴァは昔の出来事が原因で人間不信になっている様子、
他人との接触も殺しの依頼者でレストラン経営者のマダン
(ビーレンドラ・サクセナ)以外はほとんどなく、
会話も最小限の言葉しか発しない。

キランはジーヴァの部屋を訪ね、そこで初めて名前を聞かれる。
昔のGFと同じキランと言う名前に過去を思い出しながら、
警察は君を殺しに来ると告げ、殺しの道具と
ペットのサソリを連れて部屋に火を放ちキランと共に逃げる。

行くあてのないキランは嫌がられながらも、
ジーヴァと行動を共にする。そして仇を討つために、
銃器の扱い方を教えてくれと頼む。

最初はうっとうしがっていたジーヴァだったが、
次第に二人の間に愛が芽生える。そしてキランに、
銃器の使い方を教える。

ジーヴァはデブラージを狙うが失敗する。
そしてマダンから次のターゲットがキランだと聞き、
当然、断る。そして万が一、自分に何かあった時は、
全財産をキランに渡してほしいと告げる。

キランは自分でデブラージを殺るために、
警察署に行くが捕まってしまう。
ジーヴァが助け出し家に帰ると、
デブラージが手下を連れて襲撃してきた。
なんと特殊部隊まで投入してきたため、
ジーヴァはカランを逃がす。

爆発を起こし特殊部隊の変装で逃げようとするジ―ヴァは、
デヴラージに見つかり撃たれてしまうが、
手榴弾を使いデヴラージと一緒に自爆する。

ムンバイのマリーンドライブを歩くキランに、
マダンが近づきジーヴァの残した現金を渡す。

 完全なまでに寡黙な殺し屋を演じたボビーと、
 子供が抜けきらない女性を演じたラーニー。
 インド映画はマサラ・ムービーといわれるように、
 アクションもコメディも恋愛も盛り込まなければならない。
 そこでキランが18~20歳の設定になったと思われる。

 驚いたのは・・・・ロケ地。
 舞台はムンバイ。ジーヴァがその前に住んでいたのがゴア。
 しかし・・・歌って踊ってのバックには、
 アグラのタージマハルとアグラ城が映っていた。
 え~あそこを貸し切るとは凄い。世界遺産だし。
 インド映画を200本以上は観たがタージマハルの前で、
 ダンス踊ってたのは記憶がない。

コメント
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