カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~プレーム・アガン~

2020年08月21日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

1998年の作品で、タイトルはヒンディー語で「愛の炎」。
この作品がデビュー作のファルディーン・カーンは、
俳優で映画監督のフェローズ・カーンの息子。
ちなみに共演のメグナ・コターリもデビュー作。

  <ストーリー> 

実業家で富豪のジャイ(アヌパム・ケール)は妻のシーナ
(ビーナ・バナルジー)、大学生の息子のヴィシャール
(サミール・マルホトラ)、娘のサプナ(メグナ・コターリ)と、
宮殿のような屋敷に住んでいる。

ある日、サプナの車が故障している所に同じ大学のスーラジ
(ファルディーン・カーン)が通りかかる。
そこから二人の心は近づいていく。

 どこだか判らないがお金持ちのご子息、ご令嬢が通う、 
 大学のキャンパスは広々としていて近代的な設備で、
 1998年の時代にボディコン、ミニスカの女学生が・・・。

ジャイはバレンタインデーに自家用ヘリで自宅に帰り、
サプナをビジネス・パートナーの息子ラジェッシュと
結婚させようと思っていた。自宅のパーティーでサプナは、
スーラジを紹介するが、ジャイの反応は悪かった。
ヴィジェイも空手で自分より上のスーラジを嫌っており、
父親と協力してスーラジを遠ざけようとする。

スーラジも両親にサプナを紹介し歓迎される。

 スーラジの父親は陸軍将校(大尉)であり、
 お国のために命を捧げる立派な職業である。
 しかし巨額の富を築くビジネスマンからすれば、
 どれだけお金を稼げるかで人間の価値が決まるらしい。

何でもお金の力で何とかなると考えているジェイは、
スーラジを退学させるように学長に伝える。
そしてサプナを海外に留学させる事を決めるが、
それを知ったスーラジはサプナに結婚を申し込み、
サプナもそれを受け入れた。

その夜、二人は一夜を共にする・・・。のだが、
まだ結婚式を挙げていないからと言う理由で、
スーラジは思いとどまる。(真面目だな。)

そこへジャイが部下を連れて乗り込んできて、
サプナを連れて帰る。スーラジはボコボコにされる。
サプナはスーラジの命を助けて欲しいと懇願し、
ジャイは今後一切の関係を絶つことを条件に命は助ける。

スーラジの家にスーラジの両親が訪ねてきて、
瀕死のスーラジを発見する。サプナはスーラジへ
手紙を残しオーストラリアへ旅立つ。
そこには夫となるラジェッシュも待っていたが、
心を閉ざしたままだった。

6カ月後、スーラジは父親の協力もあり、
オーストラリアへ向かう。そしてサプナと
ラジェッシュの婚約パーティにダンサーとして参加し、
サプナと会い経緯を聞く。

スーラジとサプナが会っている所へつけて来た、
ラジェッシュがやって来てサプナを連れ去って襲う。

スーラジはサプナの父親に撃たれるが、
父親はラジェッシュがサプナを襲っている現場にやって来て、
娘を救うためにラジェッシュを撃ち殺す。
そしてサプナにスーラジとの事を許すと告げ、
駆けつけた警察に逮捕される。

サプナとスーラジは結婚しスーラジの両親の待つ家に、
戻ったところでエンド。

 サプナの父がどこでどうしてスーラジの事を、
 許した(認めた)のかは全くもって不明。
 殺される事を承知で目の前に現れたので、
 愛の深さに気づいたのかなぁ?

 このように、自分のビジネスの発展や立場のために、
 娘や息子を利用する政略結婚は普通にある。
 子供の本当の幸せなど考えていないのである。
 またそのような家庭に生れたからには、
 結婚とはそう言う物だと思っているのかもしれない。

 この映画はハッピーエンドになったけれど、
 普通だったら家の名誉を守るために男性は、
 殺されても不思議ではない。

 そしてこの映画で発見したのは、
 富豪は自宅にシューティングレンジを持っており、
 そこで射撃練習をしていると言う事だ。
 なのでセレブ家族は全員が拳銃くらいは普通に撃てて、
 的を外さない腕なのかもしれない。
 インド映画で良く出てくる射撃シーンで、
 女性が普通に銃を扱っているのは当たり前なのかもしれない。

コメント
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