カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ガルブ~

2020年08月26日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルはヒンディー語で「誇り」。
法を守り、インドを良くしようと言う正義の警察官の話。

悪役ではないアムリシュ・プリは初めて見た。
サルマン・カーンは警官役多いなぁ。

  <ストーリー> 

「アルジュンは人殺しだ!」そう叫ぶ人混みの中を、
ムンバイ警察の監督補佐官アルジュン(サルマン・カーン)が、
裁判所に到着するシーンから始まる。彼は18人を殺害した罪で、
逮捕されたが弁護士も付けず死刑を希望した。

汚職がはびこるムンバイで長官のサマル・シン
(アムリシュ・プリ)は部下のアルジュンとハイデル
(アルバーズ・カーン)に命じてエンカウンター・キリングに
見せかけると言う方法でギャングの一斉殺害を始めた。

ところが州知事カシナート(ゴビンド・ナムデオ)は、
ギャングのザファル(ムケーシュ・リシ)ともつながっており、
サマル・シンを免職する。そしてアルジュンの家族を
襲い脅し始める。

アルジュンはカシナートの不正を暴いた書類を、
首相や主要官庁に送っていた。ザファルはアルジュンを
おびき出そうと電話をかけたが留守でハイデルが代わりに、
部下を率いて現場に向かったが警察の中に裏切り者がいて、
全員が殺されてしまう。

そしてハイデルはパキスタンのスパイだったと言う、
濡れ衣を着せられる。アルジュンは仇を討つために、
カシナートの屋敷に乗り込み18名を殺害する。

冒頭のシーンに続く・・・・。
拘留中のアルジュンの元にサマル・シンが現れる。
弁護士の資格を持つ彼はアルジュンの弁護を買って出る。

裁判でカシナート側の弁護士ティヤギ(アヌパム・ケール)が
アルジュンの妹ラーキー(アカンクシャ・マルホトラ)の事で、
アルジュンを挑発し、アルジュンはティヤギを殴ってしまう。
サマル・シンはラーキーに話を聞きに行き衝撃を受ける。

判決の日、サマル・シンはラーキーの話があまりにも残酷で、
本人のために公にできない内容であったため口をつぐむ。
そこへラーキーが現れ自分の口から真実を語る。

ラーキーはカシナート一味に誘拐され、
アルジュンに殺された18人によってレイプされていたのだった。
アルジュンは妹を救出に行き、そこで全員を殺害した。
そのためアルジュンは殺害の動機を語る事が出来ず、
死刑を希望したのだった。

アルジュンに対して無罪の判決が下りる。
裁判所の外に出たアルジュンにムンバイの警察官が整列し、
「アルジュン万歳!」のコールで歓迎した。

 アルジュンの恋人役でシルパ・シェッティが出ていたのだが、
 この役なくても良かったな・・・と思うほど影が薄かった。

 アルジュンはヒンドゥー教徒で仲間のハイデルはイスラム教徒。 
 途中でハイデルが左遷されそうになるシーンで、
 自分がイスラム教徒だからだと署長に食って掛かる、
 宗教に関わらずインド人なんだ、と言い、 
 アルジュンが上層部に物言いをつけ撤回させる。
 異教同士であるが法を守りインドを良くしようと言う事は、
 同じである。と。この友情も強調されていた。
 ちなみに実際は二人ともイスラム教徒である。

 <エンカウンター・キリング(超法規的殺人)>
 映画でもよく出てくるが、インドではよくある話で、
 犯人を抵抗したと言う理由で(正当防衛)、
 殺害してしまう事。実際は・・・抵抗してなくても、
 裁判をすると半端なく長い年月を要するとか、
 お金の力で有罪にできないとかの理由から、
 殺してしまう事も良くあるらしい。

コメント
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